3月3日(木)にHYBRID PROJECTアトリエ公演 【RANPO chronicle 蜃気楼奇譚】(A)公演を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、さいとうりなさんがご出演されるからです。
HYBRID PROJECTアトリエ公演
4th satellite
【RANPO chronicle 蜃気楼奇譚】
原作:江戸川乱歩
脚色・演出:奥村直義(BQMAP)
![【RANPO chronicle 蜃気楼奇譚】]()
江戸川乱歩原作の「心理試験」、「一人二役」、「算盤が恋を語る話」、
「D坂の殺人事件」の短編4作品が上演され推理や人の心理を覗く内容に
釘付けでした!
超面白かったあ!!乱歩の短編はまるわ!
さいとうりなさんのお芝居ほんと好き!!今回の役も日本女性の美しさを
感じる素敵さから、面白い女将に笑えたり色々観れて、観に行って良かった
です(^ω^)
てか、前回の3rd作品もHYBRID PROJECT観に行ったけどほんと面白いね!
●「心理試験」
脚本:桃原秀寿(平熱43度)
■内容
貧しい大学生・蕗屋清一郎は、親友の下宿先の家主である老婆が大金を貯めている
ことを耳にする。蕗屋は、老婆を殺して金を奪う計画を立て実行する。名探偵・
明智小五郎はその余りにも完璧すぎる結果に疑いの目を向ける…。
■キャスト
反橋宗一郎・・・蕗屋清
金津裕也・・・・斎藤
秋山美帆・・・・老婆
柴木丈瑠・・・・笠森刑事
森本亮治・・・・明智小五郎
青山一澄・・・・白衣1
さいとうりな・・白衣2
岩崎孝次・・・・白衣3
河口舞華・・・・白衣4
矢吹涼・・・・・白衣5
さらさらさらと隣の部屋で問答を書き記している。
弁護士と名乗っている明智小五郎が裁判官や犯罪者より10倍も20倍も進んだ頭を
持っている男を犯人と決め付けているシーンから。
明智小五郎を演じた森本さんの声がすごく良かったなあ。語りに引き込まれました!
老婆を殺したと疑いをかけられる斎藤は必死に自分ではないと抵抗している。
そう、殺したのはその親友である蕗屋。
白衣の人々が、蕗屋に心理試験の装置を装着させ、明智小五郎から連想する質問が
投げかけられる…。
蕗屋の親友斎藤の下宿先の家主である老婆が、莫大な大金を隠していることを
斎藤が偶然知ってしまった。蕗屋はその誘惑にはまり未来の学費に使うべきだとし、
どうやって盗み出すかを考える。行きついた答えは、老婆を殺すほかない。
蕗屋の出した答えにりなさんが「ピンポーン♪」って正解を出したかの感じで
言ってたのがかわいかったなあ(^ω^)
老婆の家に来た蕗屋、老婆が女中にお茶を用意させているとりなさんだあ!
蕗屋が老婆に語ると話が終わる前に「えぇ。」って切られちゃってるのに、
蕗屋が会話は見事な盛り上がりって言ってた。←「え?」(笑)
大金の話をしはじめたり、話の中に「隠す」というキーワードを織り交ぜると、
それに反応しお金の在り処を気にする老婆。床の間の植木鉢に目が注がれていた。
人間の心理と言うのは実に愉快だ。
再びこの家を訪れた時、蕗屋は老婆の首を絞め殺す。その時、老婆の手が金屏風に
あたり少しばかりの傷が出来た。蕗屋は、これが証拠になるはずもないとする。
懐からナイフを取り出すと、座布団越しに老婆を刺し、蘇生の心配を断つ。
植木鉢から、お金を取り出し、真新しい財布に半分だけ入れて残りを返す。
奪ったお金は5000円、現在の価値では300万円から400万円。
自分で盗んだお金が入った財布を警察に届けに行く。1年後には自分がそのお金
を受け取ることができると、その発想がすごい。
翌日、斎藤が容疑をかけられる。
有名な心理学者、笠森がこの事件を担当することに。
友達想いの青年が老婆の貯金を半分だけ盗んで、警察に届け出た?そんな馬鹿な
ことがあり得るだろうか…。
斎藤、蕗屋に心理試験を行うことに。
何でもない用語を連想した言葉をしゃべらせるもの。
犯罪に関係のある単語を入れておき、その反応を確かめる。
蕗屋は、この質問になれるように言葉に対する神経の練習を行った。
結果、心理テストの本番は何の乱れもなく、今日は帰ってもらって結構です
という言葉を引き出す。
「実に面白い!」という明智小五郎の決め台詞(^ω^)
心理試験の結果が「実に面白い!」のだと。
笠森の呼び出しに蕗屋がやってきて、明智小五郎もやってくる。
「はいどーも、明智小五郎です。」と漫才風(笑)
明智の同席を許可する蕗屋。お茶を用意してる女性を触る明智(笑)(笑)(笑)
「何ちゃんですか?」とその人の名前知りたがってるんですけど(笑)
2度目「何ちゃんですか?」しつこい(笑)
3度目「何ちゃんですか?」しつこいしつこい(笑)←けど「まいちゃん」と知れて(笑)
これこそ実に面白い!(笑)
金屏風に傷がついていることが問題になっていると明智が語り出すと、
蕗屋はひやっとしたらしい。
明智が蕗屋に、老婆の家に良く出入りしていたから屏風のことを聞くと、
実は1度しか家に入ったことが無く事件の2日前だと、そのとき見た金屏風
には傷は無かったと明智に語る。蕗屋が帰ろうとすると明智に止められる。
明智が語り出すと、最初から屏風のことを知っていると思っていたのだと。
心理テストに「絵」という質問をしたところ、屏風の連想した答えが「屏風」
であったことから。もう1点、連想試験のなかにしこまれていた危険な単語
8つを総てパスしたこと。これに対し、笠森が指摘するのは危険な単語を応える
時だけ回答速度が一律少し早くなっているのだと。
通常の単語が0.8秒なのに対し、危険な単語は0.6秒。
蕗屋は自分が身震いしたのを感じた。
明智は、回答はあらかじめ準備していたのだと、回答の特徴をも指摘。明智
が蕗屋に語るときの詰め将棋的な迫りよる感覚すごく良いよね!!
そして、話は屏風に。屏風が老婆の家に持ち込まれたのは犯罪の前日である!!!
蕗屋は事件の2日前と語っていて矛盾を起こす。
取り返しのつかない大失態に明智は「どうして見ても居ないものを見たと言った
のです?」と追い詰める。
さらさらさらと隣の部屋で問答を書き記している。
蕗屋の拇印を受領する明智。
弁護士と名乗っている私があなたを犯人と決め付けているのに、そんな私が
弁護士なわけないじゃないですか…。
発狂する蕗屋。
心理試験は機械がないと出来ないわけではなく、日常の会話でも十分可能であること。
蕗屋に名前を聞かれ「明智小五郎です。」と答えるラスト。
明智小五郎の名探偵っぷりがすごかったな!1本目からものすごい勢いで見入ったし、
その面白さに引き込まれました!!
●「一人二役」
脚本:外岡三枝
■内容
美しい妻を持つ男は女遊びが激しく、妻が浮気している様を見たいとゆう欲求に
かられ、変装し別人として妻に近づいてゆく…。
■キャスト
青山一澄・・・・T
さいとうりな・・妻
黒部菜々佳・・・女
秋山美帆・・・・女学生A
成清結花・・・・女学生B
椿隆之・・・・・マスター
カフェで女学生A、Bが楽しそうに話をしていると、メイド姿の女性がお茶を持ってくる。
女学生たちから、面白い話をしてほしいと言われて語り出すのはある男Tの話。
結婚して、まだ子供はおらず、経済面としては頼りがいのある夫。
退屈は、彼を崩壊させた…。
夜仕事から帰ってくる夫を出迎え「お帰りなさい。」と声をかける妻。りなさん
演じる妻の美しさ!!!お着物がすごく似合ってたなあ。
仕事と言うか帰りに毎晩遊び歩く夫は、女にすぐに飽きてたってかわいそうな婦人。
こんなにきれいな妻なのにどうなってんだあー!
「出て行ってもらっても私は構わない。」とか妻に冷たく接していると、逆に関心の
ないような素振りを見せ始めた妻。夫が帰るのも待たずに就寝。
それに、今度は夫の態度が変わる。
自分の妻に他の男を見合わせようとして、なんたる悪趣味。その様子を垣間見るとか。
夫が変装を始める。妻が寝ているところに入り、わざと忘れ物をして去って行く。
そして、次の日の朝、朝帰りをする夫。
妻は、一旦帰ってきて出かけて朝に帰ってきたことを疑わないが、夫は今日帰って
来たことを主張。妻は、忘れて行った煙草入れを夫に見せると、夫は自分は煙草入れ
を持っていると差し出す。
まさかの展開に妻はどういうこと?と、戸惑う姿を見て楽しんでいるのだ。
こんときのりなさんas妻のお芝居すごかったなあ。りなさんのお芝居観てて本当に
楽しめる。
夫はこれを幾晩か続けた。
妻が寝ている所に一旦横になり少しすると忘れ物をして去ろうとする男(夫)に妻が
「どこの誰だかわからないあなたが、どうして私のことを。この次はいつ来てくださる?」
と声をかける。
夫が作りだした架空の人物に恋をする妻。これに夫は嫉妬。
嫉妬する相手は彼自身。
秘めた恋路。隠されていた婦人の情熱。
夫が考え抜いた答えは、架空の人物になりきるという解。これ、うそでしょ!?って
その選択にびっくりしたよね。
夫はしばらく家を空けると妻に言い残し家を去る。婦人に絶縁状を送る夫。
これにて夫は自分を抹殺。妻が途方にくれたところで、変装し別人となった夫が
帰ってきたというかやってきたというべきが正しいだろう。
「君のことは知っているが、君の夫ではない。僕のことは覚えていないかい?」
「私をそっとあたためてくれた人。」
その男に肩を抱かれ微笑む妻の表情凄く良かった!
カフェで話す女の話はここまでで終わり。「今はどうなっているのか?」
お茶冷めちゃったけどおいしくいただく女学生たちは、ほかに面白い話が
ないのかカフェの女に聞くと、お客さんが来てカフェの女が「いらっしゃい
ませ。」と答える。そのお客さんがさっきまで話していた夫と妻!!!
実は妻は全部知っていたらしく、騙された風を装っていたのだ。
女は魔物。
妻が「コーヒー2ついただけます?」と注文する姿に、す、すごいな!!
って思いながらずっとりなさんas妻を見ていました。
●「算盤が恋を語る話」
脚本:和田小太郎
■内容
Tはs子に懸想している一内気な青年。彼は面と向かって女性と話すのが苦手
だったため、s子の算盤に暗号を書いておき、s子に気持ちを気づいて貰おう
としていた…。
■キャスト
江浦優大・・・・男
河口舞華・・・・s子
黒部菜々佳・・・女給
椿隆之・・・・・マスター
カフェで算盤をして泣く男に、マスターがよくもまああんなに泣けるもんだと
ひとつ前の演目でも登場していたけど、はじめて口を開く。
男は女のために身も心も、女は逆で自分自身を優先。
泣いている男に注文を聞きに行くもオーダーが取れずに、勝手に冷やしコーヒー
にしてた。
マスターに話を聞いてあげたら?と女が言われて「あの、なんかあったんですか?」
と泣く男に語りかける。
マスターが冷やしコーヒーを持ってくる。泣いている男に、あなたの精神的混乱は
90%自分に関係があるのだと良い、話を聞いてくれる。
「ぜひ聞かせてください。あなたの恋の話。」
会計係として働く男は毎日一番に出社。隣の事務員の女の子sの算盤を取り出し、
12億4532万2222円72銭とはじき、机の目の付きやすいに置いておき自分の机に
座る。これが日課である。
朝、s子が会社に来て「おはようございます。」と丁寧にあいさつをすると
自分のデスクに座る。机の算盤に気付くだろうかと気に掛ける男をよそ目に
その算盤を片付ける。
彼女が気づくまで、同じ金額をはじいてまた置くと、次の日もまた次の日も
5日の間同じことを繰り返した。6日目の朝、机に算盤を置き自分の机に戻ろうと
したときいつもよりも早くs子の「おはようございます。」という声が聞こえる。
算盤に目をやるs子。そして、ある日計画が成功する。算盤を見て何かを
考えているのだ。しばらくするとハッとして私の方を振り向き目が合う。
見つめられて目を背けた。赤くなる彼女の耳たぶを眺める。
男には朱面から訴える勇気がない。
妙なことを考え付いた。
あいうえお50音による暗号。
12億4532万2222円72銭≒12(い)45(と)32(し)22(き)22(き)72(み)
62万5581円71銭≒62(ひ)55(の)81(や)71(ま)
←会社から近くにある公園の名前
数日の間続けたある日、算盤はあなたでしょとs子に声をかけられる。
勇気を振り絞り、自分であると伝える。
翌日、はじいた算盤は、
2285億1321万1492円52銭≒22(き)85(よ)13(う)21(か)14(え)92(り)52(に)
彼女がひのやま公園に来れば成功。
その日は仕事が手に付かずしまいな男。退社時間になると、s子が先に帰る。
彼女は気づいていなかった。総ては無駄だった。
その時、私はあるものを見つけた。彼女の机に算盤が。
83万2271円33銭≒83(ゆ)22(き)71(ま)33(す)
この金額に男のテンションは急上昇。ひのやま公園に急ぐもs子は居ない。
待ち続ける男。生まれて初めて末辛さを味わう。
あたりは薄暗くなってきて不安を感じる。
山を下り始めた。そのとき、とんでもない考えが頭を浮かび会社へ引き換えし、
原価計算簿を確認すると、83万2271円33銭は単に計算した結果のもので、
決して恋の数字ではなかったのだ…。
全て私の妄想だった。
泣き崩れる男。
そんなときはこれをの飲みなとマスターがホットミルクを持ってきてくれる。
それに熱がる男にカフェの女は微笑んでたね(^ω^)
●「D坂の殺人事件」
脚本:桃原秀寿(平熱43度)
■内容
D坂の大通りにある「白梅軒」という喫茶店で冷やしコーヒーをすすっていた
「私」は、この喫茶店で知り合いとなった明智小五郎と二人で、偶然向かい
の古本屋で発生した殺人事件の第一発見者となる。やがて「私」は、その
犯人が明智小五郎ではないかと推理するのだが…。
■キャスト
岩崎孝次・・・・私
柴木丈瑠・・・・明智小五郎
黒部菜々佳・・・古本屋の妻
反橋宗一郎・・・古本屋の主人
森本亮治・・・・小林刑事
金津裕也・・・・黒子1
さいとうりな・・白子1
秋山美帆・・・・黒子2
河口舞華・・・・白子2
青山一澄・・・・黒子3
矢吹涼・・・・・白子3
椿隆之・・・・・マスター
私1います!私2います!私3います!私4います!私5います!私6います!
私7います!とたくさんの私がいるのに肝心の私がいない。
遅くなりました!と私が現れると、既にいる私たちが「遅いよー。」と文句を
言っている。
「そろそろはじめさせていただいてもよろしいでしょうか?」と短編「D坂の
殺人事件」が始まる!(^ω^)
「探偵小説には流儀があるのはご存知でしょうか?」に手をあげる私たち。
⇒りなさん私2だったあー!りなさんの回答しっかりしてて分かりやすかったなあ。
てか、いろんな私が居て面白かったなあ。印象に残ってるのは私3が超軽い感じ
が笑えたよね!私7はタコの話!
「探偵小説には必ず、死体が絶対に必要である。」
古本屋の妻が歌いながらやってくる。その妻はある男に首を絞められ殺される…。
その犯人は明智小五郎に見えたのだが…。
9月初旬の蒸し暑い晩、行きつけのカフェで冷やしコーヒーをすする私。
コーヒーだけで何時間もカフェに居るのをグチってるウェイトレスさんたち
面白いね。7時間もいるらしい!
カフェから古本屋ばかり見ている私。
古本屋の婦人が綺麗だから見ているのか?と私のことを噂するカフェのウェイトレス。
カフェのウェイトレスの噂によると、古本屋の婦人はあんなにきれいなのに身体中に
小さなあざがあるのだと。
近くの蕎麦屋のおかみさんも良く包帯を巻いているわと続ける。
私が「本泥棒か?明かりが消えている。」と外を気にする。
明智小五郎がカフェにやってくる。ウェイトレスに人気凄い!!
明智の趣味は人間を研究すること。
私が明智に「探偵のとけない犯罪などない。」と断言する。
明智が「本泥棒?」と外を気にすると、古本屋へ向かう。そして、私も向かう。
真っ暗な古本屋の明かりを明智がつけると、女の死体が横たわっている…。
明智の冷静な行動。
(この途中のシーンで出てきた人が、トレンディエンジェルの「斎藤さんだぞ!」を
ぶっこんできて面白かった!続いて、ですよまで出てきた!(笑))
小林刑事がやってきて状況を伺い、私は状況を説明する。
りなさん演じる近くに住むおかみがやってきて刑事に状況を聞かれると、めっちゃ
面白い声色に笑いが止まりませんでしたあ!めっちゃキャラが面白いんですけど!!(^ω^)
しゃべり方やばい(笑)←りなさんおもしろいなああああ。
アイスクリーム屋の主人の話に続いて、女学生A/Bが話した内容が印象的でしたね。
目撃した男が着ていた着物が黒と白と食い違う者の2人共に見間違えていないと。
古本屋の主人が帰ってくると、悲しみに暮れながら刑事の質問に答える。
犯人に心当たりはないと。落ち着いたら話を聞くことに。
指紋を採取する刑事たち。そのとき、明かりをつけたのは自分であることを
申告する明智。
私は探偵をやってみたい。このD坂の密室殺人事件を!
りなさん演じるおもしろいおかみさん再登場ー!(^ω^*)
「隣に住んでるだけですから~♪」
私と明智のカフェでの会話。一つの結論に達する私。
私はあの事件のあった日から気づいていたのだと。女学生が着物の色について
黒と白と正反対の言葉、これは両方とも間違いではない。犯人は白と黒の縞の
着物を着ていた。隙間から観た時に、双方が違う色に見えたとの見解。
私が明智に語ってる時、途中応援団来てたよね(笑)
続ける私は、電灯のスイッチには明智の指紋しかなかったのだと、警察は
犯人の指紋の上に明智の指紋が付いたと解釈するも、それはありえないと
話す私。
途中で電灯の説明に来たりなさん声普通に戻ってて、説明終わったらワーオ(^ω^)
ってテンション高かったあ♪
私の推理やるなあ。
縞の着物の男は、古本屋の主人が夜店を出すのを知っていてその合間に女を襲った。
発見を遅らせるために電灯のスイッチを消した。
偶然店先に居た女学生2人に見られた。
電灯のスイッチを消した際に付けた指紋を消し忘れた。
これをどうにかしようと思い立った犯人は一つの妙案を思いつき、自らが殺人事件
の発見者になれば自分の手で電灯のスイッチを入れることができる。
そして、発見者が犯人だとはだれも思いもしないと。
明智を追い詰めていく私。
蕎麦屋も話に登ってたなあ。このとき、一瞬また、りなさんおかみ登場した!
私は明智に「君の弁明を聞こうじゃありませんか!」と叫ぶと、笑いだす明智。
君の推理は面白い。僕と彼女の関係を内面的に、心理的に調べてみたのか?
電灯の指紋について、着物の色、蕎麦屋の件について次々を釈明して行く明智。
形勢逆転して行くかのように。
人間の記憶は危ういものです。
彼の目に鷲掴みにされたかのように動けない私。
犯人の見当がついているのか明智に訪ねる私。
簡単に、ついてますよ!と…。
妻の身体に生傷、これって、カフェのウェイトレスが何気なく語っていた
蕎麦屋のおかみさんもって話!!確かにあった!!!
この殺人事件は犯人と被害者自身の同意の上行われた。蕎麦屋の主人を疑う。
明智の言葉に耳を傾けるだけの私。身震いさえ起きる。
(殺人現場のシーンが再現される)
私「これはなんという事件だ!」
新聞には蕎麦屋の主人が自首したと記事が載っていた。
そして、私は探偵であることを辞めた。
私は私を辞めたのだから。
ラストのマスターの語り良いね。
いやあ、この舞台ものすんごい面白かった!4作品とも良かったし、この日観た乱歩の作品の
短編を実際に読んでみたいなあって興味もわいてきました。
りなさんのお芝居、ほんと観てて楽しいなあ。2作目の妻が本役で観れて、1作目、4作目でも
観れて凄く良かったです。
りなさんのお芝居観に行く毎にいろんな役柄を楽しめるのも良いよね。
次の舞台、女子高生役なんだって。
終演後は、りなさんにご挨拶できて良かったー(^ω^)
![【RANPO chronicle 蜃気楼奇譚】]()
お菓子まで頂いちゃって、美味しくいただきました(^ω^*)ありがとうございます!
また、4月の公演も楽しみにしていますね!!
■スタッフ
原作:江戸川乱歩
脚色・演出:奥村直義(BQMAP)
そんなこんなで。
![ペタしてね]()