11月21日(土)に上野くん、電話です First Call 舞台「もっとも迷惑な客死」
を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、アイリさんがご出演されるからです。
上野くん、電話です First Call
舞台「もっとも迷惑な客死」
脚本・演出:上野友之(劇団競泳水着)
誰が犯人なのか?を追いながら観ていくサスペンスは想像が覆されたり、
まさかの展開になったりで観ていてとても面白かったです!
キャッツアイと熱帯男子でお芝居観たことがある市川大貴さん、音速パンチ
やP.Q.Rでお芝居観たことがある市原文太郎もいらして、久しぶりにお芝居
観れて良かったです(^ω^)
最初は、武子太郎さん演じる諜報員Ⅰが小角まやさん演じる大使館職員の女
に協力依頼するところから。この大使館職員の女が最後まで謎だった。
舞台となるのはあるホテルの一室。加藤理恵さん演じる人妻が吉田電話さん
演じる諜報員Ⅳに写真、そして録音された音声をたてに協力してほしいと
持ちかけられて、台詞ごとに役者に照明を当てていくところが新鮮でした。
その協力依頼は1つだけ「2週間だけ各国が注目している主人が持ちかえってきた
資料を撮影してほしい」とゆうこと。ご主人に隠れて男に会う人妻に交換
条件的な感じで。
理恵さんの演じる人妻の雰囲気!!醸し出てたなあ。
野口オリジナルさん演じる情報屋と共に、ホテルにやってくる恋人役(アンナ)
のアイリさん。ホテルに着くと取引の客が来るとゆう情報屋と、せっかく
恋人とホテルに着いた恋人の想いのせめぎ合い的な流れが観ていて楽しい
アイリさんのお芝居の始まりでした。
ふてくされてる感とかかわいかったなあ(^ω^*)
幼馴染のリサに手紙を書いて時間を潰すとホテルから出て行く恋人は、
そのお客が女の人?とか気にしている感じね。
彼が持っている封筒が気になっているアンナは、ホロビッツのコンサート
のチケットが入っていてすごく嬉しそうだった。
良い雰囲気の中、部屋にノック音がすると「いらっしゃったみたいだ。」
という彼の言葉に「もうっ。」って言ってるアンナのかわゆすさ!!!
部屋に入ってきたのは、諜報員Ⅰと加藤葵さん演じる新人諜報員Ⅶ。
諜報員Ⅰは一緒にいた彼女を怪しむ。諜報員Ⅶは情報屋の護衛。
組織を揺るがす情報を情報屋から受け取りたい諜報員Ⅰ。
諜報員Ⅰが部屋から出て行くと、情報屋と諜報員Ⅶのみになる。2人が
話していると、部屋にノック音がし、諜報員Ⅶが様子を見に行こうとする。
すると、情報屋が後ろから諜報員Ⅶの口元にハンカチを当て、諜報員Ⅶ
がその場に崩れ落ちる。
「悪く思わないでくれ。」
人妻は、写真、ネガ、テープそしてお礼をと諜報員Ⅳと取引。人妻は
渡す前に主人が何をしたのか教えてください。主人もスパイなんですか?
と聞くも、知らない方が幸せなこともありますと返される。
持ってきた取引の物を渡した時に、主人がどうなるのか気がかりな人妻。
それは、中身にもよるらしい。が、取引相手は、主人の安全は最大限
努力すると。
知っていることを教えてほしいとお願いする人妻。
人妻が取引の品を渡そうとすると黒電話が鳴り、「分かりました。すぐ
行きます。」状況が一変。取引の品を奪い中身を確認すると、電話して
「調査部に繋いでくれ!」と話す諜報員Ⅳ。
諜報員Ⅶが倒れている一室の奥の方に、誰かが倒れている!!!←誰だ??
そこに、諜報員Ⅰがやってくると、情報屋が死んでいることが判明。
大使館職員の女はそれに怯える。
情報屋がもっているはずの書類がない。。。
諜報員Ⅶを起こし、状況確認。応援を呼び死体を奥に運ぶ。
情報屋を殺した犯人として疑われるのは大使館職員の女、情報屋の女、
そして部下へ。
諜報員Ⅰ「この中に犯人がいるなら速やかに名乗り出ろ!」。
501号室に緊急事態が発生。このホテルでのルールは「人が死んではいけない」。
そして「失礼します。」と部屋に入ってくるのは市原文太郎さん演じるホテル
マン。ホテルマンの醸し出してる雰囲気良かったなあ。
諜報員Ⅰはホテルマンに丁寧に謝ると「どういうことですか?」と人が死んだ
ことを把握すると「起きてしまったことは仕方がない。」と、宿泊者リスト
を確認させてもらいに行く諜報員Ⅰ。
人事調査部の男、市川大貴さん演じる諜報員Ⅴ曰く、裏切者が居ると。
誰かが情報を漏らしている。ある男を監視してほしい。その男とは諜報員Ⅰ。
諜報員Ⅲ(女性)が居て、死んだことの情報が会話から分かりこれが後で、
想像をかき立てた。諜報員ⅤのⅢへの固執も気になったな。
そのホテルの一室にノックをして「すみませーん。」と呼びかけるのはアンナ。
入ってくるとビックリしてた!見ているのは諜報員Ⅶ!!
「どうしたんですか?」と心配そうにあたりを見渡すアンナ。
「彼は何処にいるの?」に続けて彼の怪我や、病院に連れて行かないと、
あんなことするつもりは、と状況がつかめない発言を続けると、諜報員Ⅶが
「殴ったんでしょ?」と問いかけ「だって。」と答えるアンナに状況が少し
見えてきたよね。情緒不安定なアンナがすごく良かった!
彼の頭を殴った理由が、彼がリサと寝たこと。彼がそれが原因で亡くなった
ことを知ると「ウソでしょ。」と動揺している所も、確認してよろけながら
出て来る所も良かったし、その後、その行為(人を殺したこと、アルコール
依存)をホテルマンにマナー違反だとピストルを取り出され怯えるところまで
引き込まれましたね!
ホテルマンと取引で忘れたことにすることが出来ると合意するアンナ。
荷物を持って行くところで「アメニティは貰ってもいいんですか?」って
ホテルマンに確認するアンナのところ急に楽しかった(^ω^)
←終演後、アイリさんとお話してたらシャンプーとかって言ってた♪
彼の書類を諜報員に確認されたところもチケット入りますか?の所も良かった!
現場に他に誰かいたのか確認されると、諜報員Ⅶが寝ていましたと答える
アンナ。その後「あの、失礼します。。」と部屋を出て行く所の感じがすごく
かわいいの(^ω^)
諜報員Ⅰ「書類は何処にある?」⇒諜報員Ⅶ「分かりません。」
諜報員Ⅳが電話をして「僕です。お待たせしました。上に上がってきて
もらえますか?501号室です。お待ちしております。」⇒諜報員Ⅰ「何を
している?」という一連の流れ、諜報員たちがひとつではない雰囲気。
何気にホテルの号室は当日配布されたチケットが「501号室」、「401号室」
どちらかが配られて、役者さんがどちらかを言うシステムになってたんですね!
←これ良かった。
諜報員Ⅴと協力者の妻が遭遇して「あなた…。」って流れがどうなってるんだ?
繋がりがかなり難解。
諜報員Ⅰと大使館職員の女の関係も謎多きだった。女にこの仕事はもう
終わりと告げているのに、女は諜報員Ⅰに抱きつき、怖いんです。今だけ、
少しだけと一つ願いを持ちかけ、一緒に旅行が行きたいと。なぜこんな気持ち
になっているのか?←女の企み??もしや、諜報員Ⅲ??とも思った。
それに対して諜報員Ⅰは「考えておきます。」と。
再現シーンでは、諜報員Ⅴと情報屋のシーンがあった後に、アンナが来て、
情報屋が眠りについている諜報員Ⅶを抱きかかえて隠そうかというところで、
アンナが部屋まで入って来ちゃって目撃されちゃって、口論に発展するシーン
迫力があって良かったなあ。その後、ホテルに置いてある瓶を持ち、アンナ
が彼を豪打して殺してしまうシーン!
やってしまった後の動揺からその場から逃げるまでアイリさんのお芝居がほんと
良かった!
ひとつ、諜報員Ⅶの無表情なスパイのクールさがいいね!
諜報員Ⅴは、諜報員Ⅰに状況を説明していると、流れから諜報員Ⅲの話になり、
死んでいないのではということが分かると感情が露わになってたね。
諜報員Ⅴは、Ⅲに対しての固執が強かったことから、Ⅴの想いを想像したよね。
諜報員Ⅰが語るⅢは任務は継続中。←この発言、ほんと大使館職員の女を醸し
出してるように感じた。
諜報員Ⅰと大使館職員の女の最後に交わすキス。
諜報員Ⅴと妻、そして、諜報員Ⅳ。諜報員Ⅳは諜報員Ⅴと妻のパスポートを
用意し、逃げるように手配してくれると。しかし、妻の潔白を諜報員Ⅳに証明
してくれと依頼を告げ諜報員Ⅴは一人で行くことを選ぶ。妻は涙を流している。
「何処に行くの?」という妻に最後まで本当のことを教えてくれない夫。
夫婦が口論中に、部屋に大事な話があると不自然な恰好をした大使館職員の女
がやってくるとコートに隠していたピストルを構える!「逃げられると思って
るんですか?」にえええ???←大使館職員の女は何者なんだ!
そこには、諜報員Ⅰが協力していただきたいんですと。
大使館職員の女のキスで諜報員Ⅰがその場に倒れ、女が書類を盗む。えええ?
流れがすごい動き出す。
女を刺す妻。ピストルを妻に向ける女。すると女が撃たれ、その場に現れたのは
ピストルを持ったホテルマン。
「今日のお客さまはマナーが悪い。」
このホテルであったことは内密にしないといけないのにブログに書いてしまい、
ホテルマンが自分の目の前に現れてしまわないかビクビクしております(笑)
見応えがある作品で、観ている最中にかなり頭使ったよね。
読めそうで読めない展開が良かったです。
カッコいいサスペンス作品だなと感じました!
■内容
-このホテルで、人が死んではいけないんです。
A国の都市に佇むそのホテルは、ある不文律と共に、裏社会の特別な会合場所として存続してきた。
曰く、
「何人たりとも、このホテルの敷地内では、殺人は行わない」
しかし、そのホテルの客室で、一人の「運び屋」の死体が発見される。
そして、運び屋が持ってきたはずの機密文書は消えていた。
機密文書には、A国の命運がかかっていた。
同日。ホテルにはそれぞれの目的を持った諜報員が集まっていた。
諜報機関での出世を目論む、野心に溢れる男とその部下。
脅迫され、「協力者」になることを強制された女。
機密文書を受け取るはずだったB国の二重スパイ。
「情報屋」気取りの民間人。
そして、誰もその顔を知らない「スパイ・マスター」。
この中に、不文律を犯してまで運び屋を殺し、機密文書を盗んだ「裏切り者」がいるのか……。
諜報員たちによる、プライドと国家の運命をかけた心理戦が始まる。
2015年。
映画「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」、「007 スペクター」公開、
ドラマ「ホームランド シーズン4」レンタル開始の年に、
小劇場から放つ、第四のスパイ・ゲーム。
■キャスト
武子太郎・・・・諜報員Ⅰ
吉田電話・・・・諜報員Ⅳ
市川大貴・・・・諜報員Ⅴ
加藤葵・・・・・諜報員Ⅶ
小角まや・・・・大使館職員の女
加藤理恵・・・・人妻
野口オリジナル・情報屋
アイリ・・・・・アンナ(情報屋の恋人)
市原文太郎・・・ホテルマン
■スタッフ
脚本・演出:上野友之(劇団競泳水着)
そんなこんなで。
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