2016年12月11日(日)に鳥の首企画 ぷちっと公演 舞台「あぁ、乳房のことね」を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、瀬川なつみさんがご出演されるからです。
鳥の首企画 ぷちっと公演
舞台「あぁ、乳房のことね」
脚本/演出:南条ジュン
【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
南条ジュンさん、一ノ瀬蘭さん、瀬川なつみさんによる短編集が盛りだくさんで、
弾けまくってるしめっちゃ笑えて面白かったあ!
エログロから擬人化お野菜まで、さらには即興となんでもあり過ぎてすんごかった!!
鳥の首企画ワールドを体感(^ω^)前回の公演と同じく、今回もまたクセになる面白さでした!!
●南条ジュン一人芝居
山で、きのこと山菜を取ってきたよと女性が棲家に戻ってくるところから始まる。
かごにリアルにきのことか入っているのも良いよね。
着物を着た黒い長髪の女性は家で待つ男に自分が居ない間に村の人を入れなかった
よねと、確認しすると「入れたらあかんに決まっとるやろ!」と急に口調が豹変する。
石を投げられて追いかけられる毎日を私が救ったのにと話す相手は、鬼…。
鬼と人間の恋。女が鬼に「こんなに好いとんよ…。」と。いつかは嫁になると語る。
この場所は絶対に知られてはいけないのだと強く鬼へ言う女。
女は鬼が傷まみれで血が出ていることに気付く。
「村人にやられたんか?ゆるさねえ!おら、ゆるさねえ!村人、あたしが殺す!
全員殺してやるわ!アハハハハハハハ・・・・。」狂気に満ちた女の偏った愛が
すごい。あたしが鬼になってやると!
女の両親から救ってくれた鬼に次はあたしがお礼をする番だと。
2人っきりの島を作ろうと…。
そして、女は、笑いながら狂うように何かを口にしている。
「何食っとるんかって?呉作の肉、あんたも食うかぁ~?」と人肉を口にする女。
これが何でできているんだろうと思わせる視覚、嗅覚。とにかくすごい。
袋から人肉をたくさん出し始める女は、殺した時の様子を語りながら村人みんな
を袋から出し続ける。そして、人肉に語りかけるシーンはぞっとしました。
愛している鬼と一生を添い遂げる気でいる女は、急に苦しみ出し「こんなことする
あたしが嫌いになったか?」と鬼に語り、これは狂おしいほどに好いとるから
こその衝動だと。
鬼に最後のお願いと言い「私は鬼に殺された女。鬼を愛し鬼に殺された女だ。
あたしの肉を食べて、あたしの骨を島の真ん中に埋めて。そして、あんたを
それ以上好きになる女が現れねえように、村には人っこ一人入れねえでけろ。
鬼だけを作って。鬼だけがいる島、鬼が島をね…。」と言い、女が尽きる。
一本目から南条ジュンさんの迫力にやられました!
すんごかったー!!
●妻捨てクラブ
一ノ瀬蘭さんと瀬川なつみさんが椅子に座っていて、蘭さんは765番、なつみさんは
921番を付けている。南条ジュンさん603番も揃い演目が始まる。
「売られました。私たち。旦那に。」と蘭さん。蘭さんの声のトーン好き。
蘭さんと、ジュンさんの2人がなつみさんの方を向いて座る感じで、なつみさんが
「結婚生活10年目。旦那が暴力を振るうようになりました。」と話すと、ジュンさんが
どうして?と聞くと「潮吹けなくなったんです。濡れなくなったんです。」と。
夜の事情を語るなつみさんの内容がやばす(笑)←面白すぎた!
その日の晩はカレーね(爆!!!)
妻捨てクラブに解放されたなつみさんは、自慰行為に勤しんでるみたいで、
したら2人からそれがダメなのって言われちゃってね。
「ようこそ妻捨てクラブへ。」と言われ「お願い買われないでね~」とかジュン
さんに言われたり、捨てられた妻がまた妻になる。一生、妻よ。
って言われると嫌がるなつみさん。
ジュンさんと蘭さんが2人でなつみさんを諭していくと「私、乳輪無くした。」と
なつみさんが言い、終わる。
3人の掛け合いがすごい面白かったなあ。やばい空間でした!!
●ベジタブルボーイフレンド
蘭さんの隣の席にはトマト、ジュンさんの隣の席にはもやし
、なつみさんの隣の席にはネギ
が置かれている。
「えっと、あたしの彼氏でーす!」と蘭さんがトマトをみんなに紹介する(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
彼をとなりにして女の子らしさ溢れる蘭さん(^ω^)
そういうことか!
ジュンさんとなつみさんが蘭さんの彼にリアクションしたり、話しかけたりしてるし(笑)
なつみさんの突っ込み好き!!
今日はトリプルデートみたいで(笑)←やば、観ながらにずっと笑っちゃうわ(^ω^)
なつみさんの彼デート中なのにゲーム中らしく「だからネギ坊主とか言われるんだよ!」
って彼女注意してるんですけどー(笑)
その後のジュンさん「ていうかさ、突っ込んで!」ともやし持ってるの。
ええええ?だいちゃん、けんちゃんって!!もやし一本一本が彼氏!(笑)(笑)(笑)
彼氏いすぎな件(笑)
笑うわ!!!最高!
彼氏が怒っちゃったのか袋から飛び出して、彼女に集団暴力(笑)
もやしかぶりまくりのジュンさん(笑)
「ヤリマンだなんて言わないで!!!」(爆)
ネギ坊主がなつみさんを責め、喘ぎ声を上げながら「あっ、私のわけぎを…。」って(笑)
←これもやばすぎた(笑)(笑)(笑)
蘭さんはトマトに「今日だけはリコピンと呼ばせて」とトマトにキスをし始める。
太陽の恵みに感謝してる女性たち。
なつみさんはネギを真っ二つに折ってしまい「きゃああああーーーーーーーーー!」と
悲鳴を上げて「どうしよう、私の彼が死んでるー!」(笑)
どうせこんな恋が長続きすると思わなかった。
そして、新しい彼氏を見つけにスーパーへ向かう件(笑)(笑)(笑)
次の野菜が気になるー(笑)
「今ね、あんたたちはすごく高いの。だから、お付き合いは難しいわ~。」(^ω^)
演目が終わった舞台は野菜まみれでした!!
(終演後は、役者、スタッフでおいしく頂きました状態(笑))
●僕の姉さんがアダルトビデオに
ジュンさんとなつみさんが画用紙に絵を描いて遊んでいる。子供の2人はお母さんが
亡くなってしまっていて「お姉ちゃんまだかな。」と帰りを待っているみたい。
2人の芝居がしっかり子供らしさを感じさせてくれましたね。
少しして、蘭さん演じるお姉ちゃんが帰ってくるとなつみさん演じる妹が「お姉ちゃん
どうしてボタン取れてるの?」と指摘するとごまかすお姉ちゃん。
ジュンさん演じる弟に「お姉ちゃん、今日はお弁当ある?」と聞かれると「ごめんね、
今日は無いや。」と。
弟、妹がお父さんのことについて語ると、それをかき消そうとする姉。
お姉ちゃんが「今日、知らない男の人からお金もらって来たの。」と大金を見せ、
これで毎日おいしいものが食べられるからって。
このお金!!
弟は毎日マックのクーポンを見て空腹を満たしていたらしい(笑)
妹が最前列の男性客をいじり「お姉ちゃん、この人だあれ?」と聞くや「どうして
あなたがここに?うちには来ないでって…。」姉が家にやってきた男性に言うや、
弟もやってきててんやわんや状態。
お姉ちゃんの「妹だけはAVに出させないで~。」という悲鳴混じりの声が(笑)
すると妹が胸を露わに恥ずかしがって。
姉は「そこだけは、やめてちょうだい。」と責められている様子。
弟は「僕の腕で何をするんだ!」と男に言うと、弟の手が姉にのび「おじさん、お姉ちゃん
びしょびしょだよ。」と語りかける(笑)←エアープレイ(笑)
すごい展開になってきた(笑)
ローションまみれな手の弟(笑)(笑)(笑)
お客さんいじりがすごいーーーー!!!
お次は妹の胸を弟が揉みまくる。男がやっているていで進む流れに笑いが止まらない。
こんなお客さんいじり観たの初めてでした。
そしたら「はい、お疲れ様でしたー。」って、ジュンさんが急に大人っぽくなり、
女たちに煮干しを与える。
まさかの、AV女優の飼育員。
最後に、男優さんも良くやったなと頂く(笑)
そう言うことだったのかあ!!!
●フッとした瞬間の
ジュンさんと蘭さんの会話から始まる。
ジュンさんが「3年前に買ったバームクーヘン」って言った瞬間に蘭さんが「ゲロッパー」
って言ったところ面白かったあー!
2人の元に、トシちゃんのお面を被ったなつみさんが「ごめん。待った?」と登場(笑)(笑)(笑)
トシちゃんにメロメロの2人。
蘭さんが何を頼むかトシちゃんに聞くと「バーボン」にジュンさんが「サイゼでバーボン…。」
ってここサイゼだったのかい(笑)
「どっちがかわいくて、ハッとしてグッときます?」と聞かれるトシちゃん(笑)←年代古い系(笑)
会話の流れの終盤に、蘭さんがスチロールで殴られて口から血を吐くシーン、いつ仕込んだ
んだろうとすごいびっくりした!
そして、トシちゃんがマッチに変わっとる!!!
●恋人革命
男asジュンさんと女asなつみさんがボールでキャッチボールをしている。
「きみのその白い肌が好き」
「あなたのそのぱっちりした目が好き」
とキャッチボールの都度続けていく。
途中で、男が女に「君はクラスでブサイクと言われているだろ。」と話し
「僕もそう思うよ。」って急に!
「でもね、男ってそういう女、守りたくなる。」と言い「僕と一生そばに
いることを誓いますか?」と続けるや、女が「え?ブサイクの私でも良いの?」
と返す。
「君しか見えていない。僕の夢、革命を起こす。聞いてくれる?」とドリルを
持ってきて、先生から教わった「1+1=2」は違うと革命を語る男。
「1+1」の答えにあるのだと。男が説明をする「1+1の1それは君、もう
ひとつの1それは僕、そしてその答えは3。つまり僕たちの子供。僕と、君の
子供。」これが革命と男が言う。
小学生でも結婚できるようにするんだと。
小学生が見てきた大人は汚いもの。だから革命を起こし、明るくて楽しい未来
を僕が作るのだと。それに「あなたなら絶対出来る。」って女が嬉しそうに。
苦しむ女。「もしかして?」
「このあいだ、体育館の裏でキスをしたでしょ。あのときに出来たのかなって。」
「僕読んだことある。キスとキスで子供が生まれるって。」
子供が出来たのだとお腹に耳を当てて声を聞く男。
子供の将来を夢見る男は、女に「まだ産んではいけない。結婚式あげよう。」
と順番を守る。
砂場でケーキを作り、結婚式ごっこ感(^ω^)
お腹が痛がる女。液体が漏れ、それを舐める男は、君の恋、愛、想い、喜び全部
僕の中に入った。もう抜けることは無いと…。2人は抱き合うと、身体が奇妙な
動きをしながら倒れていく。
ここで、蘭さんが登場し「如何でしたでしょうか?私が企画した未来型子供
恋愛シミュレーション教育ゲームは。」と。
えっ?怖っ!!
「クリアなんて無いんです。恋愛って。」
後味が残るー!
●弔いの女
「まさか、あなたが不倫相手だったとはね。」と蘭さんがなつみさんに語り
始まる演目。
「男と女はこうなる運命なのよ」って言う台詞かっこよす!!!
蘭さんの夫の不倫相手がなつみさんで、その2人があってるというシチュエーションだ!
そこにジュンさんがやってきて「林かつひこさんの奥さまでしょうか?」と
蘭さんに話すと「えぇ。」と肯定するや「かつひこさんは病死ではありません。
私が殺しました。」と衝撃発言!
亡くなったのは総合病院。ジュンさんはそこの看護師で、手術の時にわざと投与する
薬を間違えたのだと。
蘭さんの「どうして?」に「私、この子と付き合ってるんです。」と語るジュンさん。
え?えええ?
レズだと告白するジュンさん。
この後のヒステリックに陥る女たちのやばさ。我々は食人族とカミングアウトし、
蘭さんに「どうか我々に力を。」と語りかけると、夫婦人生の末路を語り「いいわ。
私、もう一度、人生やり直したかったから。」と。
「食べてちょうだい。私のおっぱい。」
「いいのか?」
「乳房を無くしたあなたはどう生きていく?」
「そうね、電車の運転手にでもなるわ。」
「あなたなら、きっとなれる。」
「さぁ、食べなさい。食人族よ。私はDカップよ。」
「そなたの乳房は私たちの腹で永遠に生き続けるだろう。」
「さあ!」
用意されていたドーナツを胸にあて食べていく。やばい。
●アドリブ芝居
最後はお客さんからお題を頂き即興芝居をするということで、お客さん
から集めたお題は<「鳥の首(小道具)」+「東京タワー」>。
少しだけメンバー3人で作戦会議が行われスタート。
蘭さんが「ようこそお越しくださいました。」と案内する場は東京タワー。
これに「あなたには用はありません。」とジュンさんがなつみさんと一緒に
やってくる。蘭さんを邪魔そうにして、東京タワー内に置かれている「鳥の首(小道具)」
に向かおうとする2人は、「あなたが神の存在を消している。」と蘭さんに指摘(笑)
「鳥の首(小道具)」=「東京タワーの守り神」(笑)(笑)(笑)
蘭さんが「私は守っているのです。」と言うと2人が「会えた!!!」(笑)(笑)(笑)
←ここ、めっちゃ笑った!
結婚する2人は、神にこのことを告げるために山梨から来たのだと。
「私のペニスが大きくなりますように。私のペニスが大きくなりますように。」
ってジュンさんが祈り始めたああああ(笑)
蘭さんが冷静に「やめなさい。」(笑)←これも好き。
続けて「これは、ヤクルトスワローズが優勝したときに選手が置いたものだ!」と
蘭さんが言うんだけど、これって、ジュンさんがヤクルトファンだから使ったんで
すよね?(←鳥の首企画好きになって少しずつ知り始めてきた僕(笑))
ジュンさんが山梨の片隅で聞いてきたのは「東京タワーの展望台の下に、ペニス神が
居るって!それをさわると勃起率があがるって!」(笑)
触ってしまうジュンさんの勃起率が急上昇!
ジュンさん「ありがとう。東京タワー!」
なつみさん「東京タワーのように、赤々としているわー。」(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
←何、この形容!(笑)
爆笑!!
ジュンさん、蘭さん、なつみさん3人のお芝居をいろんな短編集で堪能したよね。
ほんと弾けてて、終演後、観劇帰りに妙な高揚感に襲われる鳥の首企画。
2017年も楽しみにしております!3月の公演が待ち遠しい!!
この公演の終演後に、アンケートを書いてくれたお客さまには、年賀状を送りますね
って言ってくれていた鳥の首 企画。
元旦に届きましたよー!!
嬉しい(^ω^)ありがとうございます!!
■内容
わたし乳輪をなくしたの! 大地がゆるぎ、恵みの雨が降るとき人々は歓喜にみち溢れるだろう。
そこまでの環境で生きたくない。
鳥の首企画 主宰&女優二人による 短編集。
年内ラストは、弾けます。
■キャスト
南条ジュン
一ノ瀬蘭
瀬川なつみ
■スタッフ
脚本/演出:南条ジュン
そんなこんなで。