11月8日(火)にBOW 旗揚げ公演 舞台「さぶ」初日を観に行ってきました。
この舞台を観に行こうと思ったのは、石田政博さん がご出演されるからです。
BOW 旗揚げ公演
舞台「さぶ」
原作 山本周五郎
脚色・演出 桒原秀一
【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
山本周五郎さん原作の作品で若い職人栄二とさぶの友情を軸に人間関係の
描写が楽しめる作品でした!
石田さん楽しい役から真面目な役までたくさん観れて良かったし、
小島役がすんごい良かったあ!!かっこよかったなあ。
まさくん、ひとつの舞台でよくこんなにたくさんの役柄こなせるよね。
さすがでした!
栄二役の庄田侑右さん素晴らしかった!庄田さんのお芝居観てて、どこかで
観たことあるなあって思ってたら、タイプスの
・The Winter's Tale
・銀のほのおの国
・ウィンザーの陽気な女房たち
と舞台めっちゃ観てた!
舞台が始まる前の前説では、いきなりまさくんが笑わせてくれたよね(^ω^)楽しかったです
庄田侑右さん演じる栄二、和田悠佑さん演じるさぶ。2人は経師屋芳古堂の若い職人で
栄二は器用、さぶは不器用。この2人を中心にストーリーが展開されて行きました。
仕事で失敗し、おかみさんに怒られたさぶがもう続けられないと塞いでいるのを
慰める栄二。
さぶは、実家に帰って百姓になるほうがましだと語る。それに、栄二は自分は帳場の銭
を盗んでしまったと店でやってしまった失態を語る。
そして、栄二はさぶにこれからは自分を頼ってくれと言ってくれてね。
「すみよし」というところで働く女性が2人に傘を貸してくれようとしてたね。
ここから5年が経過。
栄二がさぶを飲みに誘う江戸の夕方。
「すみよし」という聞いたことがあるような店に入る2人。入った瞬間まさくんが
「あら、やだ。お客さんだよー!」って女性感溢れるお店の人キャラで楽しませて
くれてね(^ω^)
お店でショーを始めるやつ楽しかったなあ。
このお店の女性が2人に絡んでて、どこかで会ったか?と感じる。
傘を貸してくれようとしてた人だね。
遠山さやかさん演じるおすえ、三浦亜珠海さん演じるおそのが2年ぶりに栄二と
再会してたね。姉妹の遊び相手を栄二が良くしてるんだって。得意先みたい。
小林航平さん演じる多市が兄貴分なのかな?
ここのおすえと栄二の間柄が発展するんだよね。お互いを想ってる感じで。
鈴木志麻さん演じるおのぶが傘の人だよね。お店のシーンで、さぶが先に傘を
貸してくれようとした人だと気付いて、栄二も気づく。
2人はおのぶも一緒に飲もうと誘う。
さぶは、将来の話をして、店を持てないと考える自分は職を変えた方が良いのでは?
と思っててね。それに、栄二がさぶはしっかり技術を持っていると褒めてくれてね。
のりの仕込み。
栄二は自分の店を持つようになったら、さぶと一緒に仕事をしようと考えているって
優しいね。
まわりにグズだとか言われているかもしれないけど、さぶこそ職人根性があるって
続けて言ってくれてね。
親方から綿文へはさぶを行かせると告げられてしまう栄二。
まさくん演じる和助に話を聞きに行く栄二。
芳古堂から使いがあって栄二は和助の店を手伝うてはずになっているとのこと。
綿文のことについて和助に問いかける栄二に、綿文の古金襴が無くなったこと。
身に覚えがない栄二。7,8年前の栄二の事案があり証拠はないが信じてもらえない
らしい。これが理由みたい。
訳が分からない栄二。
綿文の主人に会いたい栄二は突っぱねられてしまう。
追い払おうと栄二に殴りかかるまさくんの役柄すごい迫力あった!!
悔しがる栄二は綿文の家に火を付けてやると復讐を考えてたね。
そんな栄二は人足寄場に送られてしまう事に…。
まさくん演じる見張り役の小島良二郎。この役がめちゃくちゃ良かった!
刀を持ち、凛とした態度が素敵でしたね。
柴田和亮さん演じる与平が、何も語らぬ栄二に話しかけると、自分も罪を
犯したみたいでね寄場に送られたのだと。
栄二は心を閉ざしてしまう。
まさくん演じる次郎吉の財布がなくなったくだりで、仲間が財布があった
と持ちだしてきたのガチの財布だよね!!
こんとき、なんか財布からはみ出してるとかなんとか困ってる感じがなんか
気になったな。
てか、まさくんの芝居中の動きやばす(笑)←椅子の上でポーズ決めてるやつ(笑)(笑)
次郎吉っておのぶの兄だって言ってたね。
そのあと、栄二が次郎吉に襲い掛かり完全にやられてしまい、殴られまくって
「殺されちまう」と言葉を漏らす次郎吉の顔はすごい腫れてる…。
人足寄場にいる栄二に会いに来たさぶを通してくれる小島良二郎。
栄二に語りかけるさぶに、知らない、帰れと。
小島に良いのか?と聞かれるも答えは同じ。
この後のこぶとおとよについてのシーンは緊迫感がありましたね。
栄二にまた会いたい人がやってきたと通してくれる小島良二郎。
おすえが来た!
こんなところに来てはいけない二度と来るな!お前の知った人間ではないと
追い返そうとする栄二。
さぶから聞いて来たとおすえが告げる。
さぶは病気になって田舎に帰るって言ってたね。
おすえへの想いがあるのに、わざと突き放すような言葉を言ってね。
その後はしっかり好きであることの本音を伝えた上で別れを告げるの
切ない…。
風に花の香りを感じる小島良二郎が栄二にその話をするシーンすごく
印象的だった。栄二のことを理解しようとしてくれていてね。
諭す言葉が優しく感じる。
さぶの手紙には、病院が順調に回復していることが書かれている。
書かれていない内容は、杖を突いて病気は良くないみたい。
そして、さぶは人足寄場にいる栄二に会いに来たことで店を首になったらしい。
これを伝えに来てくれたのはおのぶだよね?
まさかの事実…。
栄二は作業中に石垣が崩れて押しつぶされてしまう。
誰もが心配し救出しようとするもなかなか上手くいかない。
このとき栄二はさぶの名前を叫んでたよね。
窮地を脱した栄二は大きな代償を負う。右足は動かず、杖を突いて生活することに。
滝沢亮太さん演じる義一が人足寄場に入ることになり、この男が問題だったよね。
寄場で花札をしようとしたり、見張り役の小島良二郎に対しての雰囲気とかもね。
さぶが人足寄場を訪ねてきたと小島良二郎が栄二に話すと、会いますと言ってくれた
よね。さぶのことを受け止める栄二。いつもの栄二に戻ってた。
なんだか、2人の友情が戻ったようで嬉しい気分でもありました。
さぶ曰く、おすえも栄二が戻ってくるのを待っててくれてるんだね。
おすえの話になると、話してくれたさぶに気が立っちゃう栄二。
周りの人が、さぶに優しくしてあげると良いよって栄二に言ってくれてた。
この後のこぶ、万吉と栄二のシーンがあり、小島良二郎がやってくるんだけど、
それまでとは目の雰囲気が完全に違い刀を持ってやってくる。その温厚な表情
が一切無い。このシーンにはビックリしたなあ。
一歩一歩、栄二に向かっては止まり戻る。
このあと感じることのなかった風の匂いを栄二が感じてた!
小島が話してくれてたやつだ。
栄二が職人として働ける場をさぶ達が用意してくれてたんだね。おすえも来てくれた。
そんなさぶたちの優しさを受け入れる栄二。
小島良二郎が優しく寄場を出る栄二に話してくれてたね。
さぶにしっかりやろうぜ!と語ってくれる栄二。
おふくろの病気が気になると言うさぶ。それに、今になっておふくろだなんて
とひどい扱いを受けた場に行くことは無いと栄二が突っぱねてね。
そういうも、帰ることを認めてくれる。終わったら戻ってくるようにと
約束し、早く着けるようにかごに乗れるお金を渡してくれる。
そして、さぶは戻ってくることは無かった。
のりの様子を見る栄二は、のりのふたの所にさぶが手紙を貼っていたことに気付く。
綿文の古金襴の件はさぶだったと…。まさかすぎた…。かなりの衝撃。
更なる衝撃は、その件はさぶではなく、おすえがやったと涙ながらに語る。
本当のことですと。
栄二の女将さんになるためにやったことなのだと・・・。綿文の女に取られてしまうのではないか
という不安。それをも受け止めて、夫婦になれたじゃねえか!とおすえを受け止める栄二。
そのとき、さぶが戻ってくる!
■キャスト
庄田侑右・・・栄二
和田悠佑・・・さぶ
遠山さやか・・おすえ
鈴木志麻・・・おのぶ、おきみ
長堀純介・・・徳兵衛、青木、こぶ
滝沢亮太・・・義一、半次、栄二3、男1、男3、男10、一組の男女
柴田和亮・・・芳兵衛、与平、男2、栄二4
小林航平・・・多市、栄二2、万吉、男4
三浦亜珠海・・おその、おとよ、女、一組の男女
石田政博・・・和助、小島、次郎吉、女衒の六、男8、女2
桒原秀一
■スタッフ
原作 山本周五郎
脚色・演出 桒原秀一
そんなこんなで。