10/10(土)に~森田由美恵 神無月公演~ 舞台『白雪と元馬』元組を観に行ってきました。
この舞台を観に行こうと思ったのは、まえさんa.k.a.前多啓延さんが
ご出演されるからです。
~森田由美恵 神無月公演~
舞台『白雪と元馬』
企画:森田由美恵
脚本:日微貴
演出:佐羽英
久しぶりの築地本願寺ブディストホール。
時代劇で観るまえさんの侍めっちゃ格好良かったあ!お酒を呑みながら
くつろいでいる所も迫力のあるシーンもまえさんさすがでした!
観ていて楽しかったです。ストーリーも良かったあ(^ω^)
元馬が修行をしていたお寺を出て、師匠から才があると認められながら
修行の道はまだ長いと送り出される所から舞台は始まり。
町では侍たちが、店で酒を飲み、女たちが接客をしているシーンに。
その侍の中にまえさん発見した瞬間の似合いすぎ感!
さすがだったなあ。周りの人と話してたりするの観ててもすごく
楽しめたしね。柳原って役だったよ。
色んな侍がいて、一人雰囲気が違う男が居たのがタツミという男。
少しすると「白雪姉さん入られます。」と森田由美恵さんが登場!
姉さんの「いつもの行きましょうか?」で女性たちが踊り出す。
着物での踊り素敵ですね!
侍たちの掛け声と手拍子がいい雰囲気だったなあ。
途中、まえさんas柳原が「にゃん!にゃん!にゃん!」って羽伸ばしてた
の目撃しました!(^ω^)
姉さんは、初めてこの店に来たタツミが気になり紹介される。
町のある場所では、キリストを敬う人の処刑が行われており、その場に
居るのがタツミで、処刑される人の顔を見させてとゆう声に良いじゃないか
と後押しするのが白雪。
執行人として出てきたのが坂本大河さんで、前に他の舞台で観たことが
あった役者さんだったので、ビックリでした!
死んだ人を悲しむ白雪と、そばで「姉さん。」と見守る同じ店の女である
タマちゃん。
神にしか祈ることができないと悔やむ白雪。すると、店の女将がやってきて、
そんなところで何やってるんだい!と早くその場から引き返さなければ、
自分たちがキリシタンだと思われて同じ身に合ってしまうと。
ここで、この舞台の芯が見えたよね。その場を見られてしまっていた白雪
たち。見ていたのは元馬。
「見ざる、聞かざる、言わざる。」の精神でその場を見なかったことに
してくれる元馬。
元馬は白雪の何もできない無力さ、そして、死人への想いに聞き入る。
元馬は白雪と2人で話がしたいと申し出て「あなたは神を信じますか?」と
問う。
舞台に何度かインサートして来るんだけど、現代のシーンになり、踏切で
男女が向き合い待っていてすれ違う感じ。すれ違うと男が女を気にしている
のはどういう意味があるんだろうと思いながら観ていました。
あの日のあとタツミと出会う白雪。あの日、なぜキリシタン処刑の場に
居たのか?と聞かれる白雪は、興味本位とあくまでも自分がキリシタンである
ことを隠し通す。
しかしタツミは処刑された者が「テレサさん、ありがとう。」と死ぬ前に
言ったことから、その場にテレサというキリシタンがいたはずだと迫る。
近いうちにキリシタンの選別が行われるから気を付けるようにと白雪に
告げるタツミ。
タツミの元に侍が現れ、まえさんa.k.a.柳原の座り方がめっちゃかっこよかった!
「八角屋に調べが入るとは本当か?」と迫る。そして、今すぐにそれを
取り消せと「それがしの言うことが聞けぬか?」ってすげーかっこよかった!!
生かしてはおけぬと。
自分がキリシタンであることがばれる柳原は、踏絵で交換条件を突きつけられると、
「惚れた女への愛を取るのか、神への愛を取るのか。」
このままでは火あぶりと、侍を試すタツミ。
場面は、八角屋。みんな逃げようとするも白雪は逃げる気がない。
女将と番頭に「この子たちはよろしくお願いします。」と自分だけその場に残ろう
という覚悟。
宗教の思想や考えが元となり、死や争いがなぜおきるのか?本当に疑問!!
おかみは「この子の心を無駄にするんじゃないよ!」と神へ祈るみんな。
「聖母マリア様、どうかテレサをお守りください!」と言う言葉に、テレサが
繋がる。
祈る元馬の元に白雪が現れ、2人で語り合い。白雪も自分も信じ神も信じたい
元馬は白雪を抱く。
また、会いたいと。
店のみんなが逃げる際中に、タマちゃんが姉さんが心配だと言い始める。
その時のおかみの語りが沁みるんだよね。すごく良かった。
タマちゃんは「神を信じて救われるより、姉さんを救いたい。」と持っていた
神を踏む。それを見て悲しむおかみたち。
「私も姉さんの元へ向かいます。」とタマちゃんは神を捨て姉さんの元へ。
現代シーンのインサートを挟みつつ。
元馬は白雪を助けたい。そこに、侍たちが現れると姿を隠し、侍は白雪に
逃げるぞと言うも、そこにはもうタツミが現れて、キリシタンの選別だと。
白雪は覚悟は決まっている。刀が白雪の首元に突き付けられると、それを
守る柳原。絵を踏まされた時点で死んだ身であると守りに入る!熱いね!!
その間に、元馬が白雪を連れていく。
侍とタツミの戦いは4対1で、柳原はまだ加担していないものの、1人で4人を
相手しているタツミが負けそうに見えない殺陣の迫力。
柳原しか相手が務まらないと、柳原が刀を抜き、戦うのかと思いきや、膝を
つき「こいつにはかなわん。」と悟る。
すると侍たち全員がその場でみんなが切腹し見届けるタツミに「タツミ生きろよ!
さらばだ!」と自害する。
タツミもキリシタンであることを気づいていた気がする。
タツミの周りの者が女子を1人捕えたと連れてくるやタマちゃん!!
捕まっちゃった(>ω<)
「私たちにとって白雪姉さんはマリア!」と。
白雪と元馬は2人で逃げ「わたしはあなたを死なせない。」と守り抜く覚悟。
仲間たちは嫌な予感を感じていてね。
その場にタマちゃんも、タツミもやってきて、元馬、そして白雪を次々と
斬り、しかしなぜだか白雪は斬られても平気で。
「あなたの罪を許します。」とタツミにキリシタンなんでしょと語ると、
「それがしは神を信じ切れず、裏切った。」と崩れ落ちる。
元馬を介抱する白雪。
「あなたの場所に帰りましょう。」と一番最初のシーンで出てきた元馬の
師匠に元馬とのことを報告する白雪。
「あの人は、私の為にその身を落としました。」そのあとの「この身を
落とし、共に生きる。」と元馬のために共に祈ると。
元馬の師匠は「真の信仰者ならば、宗教の違いなど問題ではない。」と
語ってくれてね。
そして「来世で」という言葉を残し白雪が倒れると、師匠が白雪の背中が
斬られていることを知る。
そして、舞台中に何度かインサートされていた現代の男女のシーンが
繋がり、来世で白雪と元馬が出会ってた!!
90分間の舞台でちょうどよくすごく見やすかったです。
まえさんの舞台観に行って良かったあー!また、一味違うまえさんの
お芝居観れてすごく良かったです!
侍まえさん、超かっこよかった!!
■内容
舞台は長崎、隠れキリシタンの
激動の時代に翻弄されながらも
信念と愛を貫いてゆく切ない物語。
■キャスト
森田由美恵
日微貴
前多啓延
りゅうたかし
佐藤亜佑美
多田広輝
藤田るみ
山本奏
柏木風子
大楽聡士
坂本大河
赤石輝
石塚大樹
稲村耕助
大高由莉子
塩島祥子
中島琴
仲本健一郎
堀友美
山中良子
吉野瞬
佐羽英
■スタッフ
企画:森田由美恵
脚本:日微貴
演出:佐羽英
そんなこんなで。