1/16(金)にKENプロデュース第20回公演 舞台『うどん』きつね組を
観に行ってきました。
この舞台を観に行こうと思ったのは、徳川美妃さんがご出演されるからです。
KENプロデュース第20回公演
舞台『うどん』
脚本・演出:加納健詞
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
やばぁめちゃくちゃ良かったあ(;ω;)
ラストシーン超感動しました。すごく泣けました。
会場からもすすり泣く声が聞こえたし。
うどん屋の頑固親父と家族の話なんだけど、良い話だったよお!
かみきうどんを経営する上木登。演じる戸川健次さんのお芝居すごい!
うどん屋の店主らしさといい頑固親父っぷりといい醸し出す雰囲気が
素晴らしかったです!迫力そして円熟された演技にとても引き付けられました!
上木登の妻佳子役の徳川美妃さん。一緒にうどん屋で働いているんだけど、
エプロンつけて働く姿が良かったなあ。ラストあんなにも素敵なシーンに
高まっていくとはね!
うどん屋に来る源さん。この辺に住む美人を全部知ってるらしい(笑)って
会長さんだもんね。
店主登に今やっているお店を閉めてもらうように事業計画書を持ってくるも
持って帰れ!と一喝される。
お店に居た会場も指摘する美人な女の子は、登の息子であるけんちゃんの
彼女さん役の芳月実桜さん。洋服がかわゆす。
お店に帰ってくるは、上木家の娘のさち。お母さんの佳子怒ってたねー!
家をよく空ける子みたい。お母さんらしさだよね。
上木家の息子賢一は、会社が理由でうつ病になっちゃってしばらく会社を
休むことになるんだけど、彼女のともちゃんが彼に向ける優しさがすごかった。
なにあの超良い子(^ω^*)ほんとやさしい、素敵☆
「ツレがうつになりまして。」って言葉が出てきたとき、びっくりしたよね。
僕が大好きな監督さんが脚本してるワードが出てくるんだもん。
シーンごとにキャストによる色々なうどんの由来やら説明があったのも良かった
なあ。知ってることもあったり、知らないこともあったりうどんワールドに
してくれていました。
勝もお店に来てうどんを食べるんだけど、いつものたぬきの大盛り(^ω^)
でね、お店の中にきれいな子を発見すると、めっちゃ絡む件(笑)
みんな美人に目がないね。てか、椅子近くに置いて超接近してたー(笑)
その女の子は雪恵ちゃん。店主知ってそうな雰囲気で、うどんおいしそうに
食べてた。店主さんが知り合いに似てるみたい。
お代払って帰るときに、何気ないんだけど、登がお金もらってまた仕事に
入るからその手をちゃんとタオルで拭いているところが、うわぁリアルだ
なぁと感じました。
雪恵このお店が好きになって、店主登ニコニコ(^ω^)
奥さんの「何笑ってるのよ!!」の流れまで楽しい。
お店に急にハイテンションのほんわかお姉さん登場♪
YY放送局のインターネット放送で下町再発見ってゆう番組を撮ってるらしい。
決め台詞が面白いよね。
勝はいつものたぬき大盛りを頼み、源さんはと言うとお客さんは何喋るのも
自由ということで、またうるさい。ここで、ともちゃんが邪魔をするように
自由にたぬき熱を炸裂!こんとき源さんと同じように「お客なんで何喋るのも
自由!」って言いながらね。源さん追い払うことに成功したね!!
雪恵がお店に来たら、近づく勝(笑)
さちの彼女のYY放送局のカメラマン、めっちゃチャラいね(笑)
会長がお怒りの中、YY放送局のカメラ向けるとスイッチ変わってちゃんと
対応する流れが面白く、勝さんが白いタオルをレフ板かのごとく使ってる
ところがツボでした(笑)
うどん屋主人の撮影が始まると、心配そうに見守る佳子がすごくいいよね!
撮影中、ウザすぎるカメラマンにブチ切れる主人。
カメラマンの彼女さちはお父さんにそのことを怒るけど、僕的には完全に
お父さん派だったな。ほんとあれはないわ!!!
上木家家族がなんだかバラバラになってきている。
うつ病の賢一の気が抜けた感じやら、震えるその姿は、病気らしさを
すごく醸し出していてリアルさが伝わってきましたね。
佳子はもう怒ってその場を立ち去っちゃったよね(>ω<)
雪恵がお店に来て、TV良かったって、TVの中であったアゴのくだりを
再現(笑)
雪恵が登さんが好きって気持ちを伝えたね。57歳の主人にすごく若い子
が思いを寄せる。
混んできたお店で、雪恵手伝いだしたよねー。なんか嬉しそうだし♪
バイトしたいと伝えるも、断られたが登に連絡先を書いた紙を渡す雪恵。
「バイトの話でなくても連絡していいですから。」ってなんだか不倫的な
予感。
勝は事業計画に乗り店をたたみ、会長の好意で、新しく立つ施設の屋上で
お店を出してもらえることになったと、登に詫びを入れる。気にするなと
登さん。男だね。
雪恵がお店にくると、いつもより着飾っていて大人な雰囲気。結婚式の
帰りに寄ったらしい。
登に一緒にご飯を食べに行かないかを誘う積極性。私じゃだめですか?
「お願いします。今日だけ。」にOKを出す登。
雪恵は登を抱きしめ、キスをするとその都度どこからかシャッター音。
その後の雪恵の笑いに悪女を感じたよね。
賢一が会社を休んで100日目。ともちゃんが合わせてけんちゃんと付き合い
始めてから3周年ということで、けんちゃんに目覚まし時計とプロテイン
をプレゼントし、賢一さん復活プロジェクトを立ち上げるの。
・朝起きて日光に当たる
・プロテイン飲んで散歩
と2箇条をあげたけど、無理はしないでできることからとね。
とにかくともちゃんやさしいわあ。ええなあ。
だってね、自分が会社に出社前に彼の家に来てこんなことしてくれるんだよ。
半端ない。
そんな賢一は、「仕事する意味って何?」と父とぶつかる。家族の喧嘩・ぶつかり
がほんと堪えない。
そこに佳子登場で、もう家族はなにかあるとすぐぶつかる状態でね。
佳子は何かを言いたげで、とうとう夫の登に浮気しているでしょと攻める。
あの時の写真が佳子の手に。
もうね、登の言い訳もだけど、なにもかも悪い方向へ働いていく家族…。
役者陣のぶつかりがほんといい熱を産んでいましたね!!
上木家の兄と妹のシーン。父が嫌いな妹。兄はそれを自分のせいだ、俺さえ
いなければ、いなければいいんだ!と一人になったときに包丁を取り出し
手を切り倒れる。妹が気づくと「え?おにい、ちょっと、何やってるの?」
と取り乱し、救急車の音が・・・。
賢一どうなったんだ???
って思ったけど、生きてて良かった。
父と娘は喧嘩をするし、妻は実家に帰ると言いだすし、
そんな中、登の様子が急変し頭を押さえながら倒れる。。。またも、救急車
の音が・・・。
倒れる夫の表情も、焦る妻の表情もその場の雰囲気がすごく伝わりました。
うどん屋主人の登は半身まひ状態。
勝が訪ねて来て、店の件で話しに来るも聞く耳を持たず説得を「うるせぇ!」
と頑固親父っぷりを貫く。
妻は勝の言ってることが間違えていないと言っていたけど、ほんとそう思った。
厨房に立っても自由に体が動かず悲しそうな登。
その時に、登の過去の回想シーンが始まりここがとても良かったなあ。
子供たちが小さかった頃の様子を子役さんが登場してね。
女の子が「私も―。」ってずっと言ってるのがかわいかった。
賢一の就職しての初出勤やら、女子高生時代のさちやらね。
源さんに店を閉める結論を伝えるも12/31だけラスト営業させてほしいと、
登の熱い想いに答えてくれる源さん。
源さんから、最後の1杯は一番大切な客にたべさせるようにって言葉を
かけてもらえたところ良かったなあ。
佳子の身体が不自由な夫を支える気持ちいいね。
12/31当日。お店はお客さんがたくさん来ていて、親父さんは前みたいなキレ
はないけど、頑張ってうどんを作り続けててね。
雪恵がお店に姿を観せると、不機嫌そうな佳子。そんな佳子の口から登に
色仕掛けした件は、会長さんの陰謀だったことを告げると、そうゆうこと
だったのかあ!って思ったよね。会長にブーイング状態(笑)
佳子のやじりっぷりはそりゃそうだわ!ってね。
長男の賢一が、プロテインを飲み気合いを入れて散歩に行ってくると
家を飛び出て行ったところに、それまでの病気の感じからは違う力強さ
めいたものを感じましたね。
それがね、妹を店に連れてきたの!
彼女のともちゃんが「かっこよかったよ。」ってけんちゃんに声かけてくれてね。
「お父さん、お母さん、長い間お疲れ様でした。」とも声をかけてくれてね、
どこまでも良い子。そして、家族のみにその場をしようとする心配り。
賢一とさちにうどんを作る父。
賢一には、大好きな月見とたくさんのわかめが入ったうどんを。
さちには、さちスペシャルを。さちの大好きな、かまぼこ、エビのてんぷら2本、
そしてチーズ入り。
なんかね、あったかい。母が嬉しそうな表情がすっごく印象的でした。
そして、小さいころの作文のシーン。
父を毛嫌いしていた娘さちの、お父さん大好きな気持ちがいっぱいの作文に
もう涙が止まらなかったよね。さちの気持ちの変化にも。
でね、ラストシーン。登がうどんを用意したのは、妻の佳子へ(;ω;)涙
もうね、ラストの1杯に感涙する美妃さんas佳子が本当に素晴らしすぎました。
それを観ていて、ボロボロ泣けました。ほんと良かったわあ。
いい舞台だったね!!
観劇の帰り、完全にうどん食べて帰るって観ながらに決めたよね。
さちスペシャルが食べたいよおー!(^ω^)
観劇後食べたうどんのおいしさ半端ない。
舞台の余韻でよりおいしく感じました!
■内容
かみきうどんを経営する上木登(かみきのぼる)は今年で57歳だが、
生涯現役を宣言しているうどん一筋の頑固親父である。
登は、妻と息子と娘の四人家族で、娘も息子も今は社会に出てまじめに働き、娘には結婚の話がちらほらと出てくる。
そんな平和を絵に描いたような下町一家であったが、その日常はある日突然壊れた。
大手企業に勤めていた息子が突然、会社を休み、自分の部屋に閉じ篭ってしまったのだ。
だが父親は息子に声をかけなかった。彼にはうどんが全てだったからだ。
そして、どんどんと家族は修復不可能は状態まで追い詰められていき・・。
KENプロデュースが贈る第二十回記念公演は、そんな重たい話!?
いやいや、そこは加納作品、一筋縄ではいかないシュールで個性豊かな登場人物が舞台上をひっかき回します。
KENプロデュース20回めの集大成、ご期待下さい!
■日程
1月18日(日)13時たぬき 17時きつね
■会場
シアターシャイン
■チケット
前売:¥3,900
当日:¥4,200
(全席自由)
■スタッフ
《きつね》
戸川健次・・・上木昇
徳川美妃・・・佳子
鬼満昌弥・・・賢一
阪東優美・・・さち
芳月実桜・・・沢知美
綾部りさ・・・松川雪恵
夏目祐里・・・MOE
佐藤周太・・・二階堂裕也
栗須慎一朗・・勝
射場みのる・・丸源光
高橋彗冬・・・賢一
竹林心・・・・さち
《たぬき》
多賀啓史
小嶋美奈子
加納健詞
千葉萌香
橋本深猫
伊瀬尚子
浅田育輝
篠崎まち
柾木信広
保土田充
高橋彗冬
竹林心
■スタッフ
脚本・演出:加納健詞
そんなこんなで。