Quantcast
Channel: あおちゃんのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4237

shelf volume17公演[deprived(仮)]

$
0
0

4/5(土)の夜にshelf volume17公演[deprived(仮)]を観に行ってきました。


この公演を観に行こうと思ったのは、春日茉衣さん がご出演される
からです。


shelf volume17公演
[deprived(仮)]

構成・演出 / 矢野靖人


shelf



今年初のshelf公演観劇。会場は、明大前 キッド・アイラック ・ホール
というところで、なんだか稽古場みたいな雰囲気もあり、とても心地よく
俳優さんとお客さんが一体となる空間が新鮮で良かったです。


入った瞬間に俳優さんがスタンバイしているいつものshelfスタイルでしたが、
いつもと違うのは衣装が洋服だったこと。会場に入った瞬間、春日さんを後ろ姿
だけど見つけたら、衣装のかわいさに、何、今回の感じかわいいー!って
思いつつ開演を楽しみに待っていました。


個人的に楽しかったのが、会場の中央に居た優子さんが、矢野さんが開演前
おご挨拶をし始めたら、矢野さんの方をガン見していたのがなんだか楽しくて。
見てる!って思っておりました。


開演すると、優子さんが移動して、第一声を言う間がすごくいい緊張感で、
言葉を発してからの間もまた良かったです。


最初に優子さんが日本国憲法語り出したときは社会の先生かと思いました(^ω^)


今回すごく感じたのが、俳優さんの語りの力が素晴らしく何度も身体に響いて
来たところ。俳優さんが発する言葉がそのまま伝わってくるのと、会場に響き
渡り空間を伝わって自分に降ってくるような感覚が全身で感じられました。


こうゆう感覚するの面白いね。


春日さんが後ろ姿からこちらを向くと、前髪がきっちりそろっている感じに
またかわいさを感じましたね。


今回、俳優さんの演技が見えるのは当たり前なんだけど、お客さまどうしも
丸見えで、演じている内容で笑える所があって向かいのお客さまと目があって
公演中に共有しちゃった(^ω^)目で面白いねって合図し合ってた感じ


森さんが移動するとみんなそれについてまた一直線に並ぶくだりの面白さが
すごく良かったです。こうゆうの好きなんだよなあ。


壁際でみんなつまってる感じ(笑)


小川敦子さんだけその輪を抜け、君が代を歌う歌声のきれいさ。小川さんを
抱いてくれる三橋さん。三橋ん観た瞬間、この前shelfで観た方だあ!って
思いましたね。


そして、春日さんのますますな語りの所すごい良かったです!
語りの力がすごくて、発するときの佇まいもあるしね。僕の勝手な思いだけど、
いろんな舞台をほんとたくさん観させてもらっているのですが、春日さん観てて
演技が研ぎ澄まされてるなあって言うのをすごく感じましたね。違いを感じる。
あと、手のひらを太陽にすかして見れば~♪のシーンがすごく楽しそうで、
太陽が好きな春日さんになんだかぴったりなシーンだなあって思いながら
観ていました。
## 今ではもうないのかもしれないけど、観ながらあの語りの高みを感じたら、
## shelfとは異なるタイプの公演で演じた時どうなるんだろうなあっていう
## 興味がその時に沸いたのは事実です。


あっ、このシーン付近で優子さんが靴脱げてた!


その後の春日さんの頷きもすごくかわいらしさがあって良かったです。


人肉の件の裁判のシーンの迫力がすごかったなあ!優子さんの存在感が本当に
光っていて、被告とのやり取りが迫力がありました!
その途中で盛り立てる拍手のそろいっぷりもすごいし。


[deprived(仮)]、感覚が刺激されて、また新しいshelf体験ができました!


次回のshelf公演はvolume18として(仮)が取れた[deprived]が10月に名古屋・
京都ほかにて上演予定みたいです。こちらもぜひ観たい思っております!


終演後、プチ打ち上げがあり飲み物とか頂いて、ありがとうございました。



春日さん

春日さんのdeprived(仮)のチラシ、すごく雰囲気がいいですね!!




■演出ノート
当初、次回公演の暫定タイトルとして 「private」 というものを考えていました。何年前のことだったか、ちょっと忘れてしまいましたが、「プライベート(private)」 という言葉の語源には 「奪われている(deprived)」 という意味があるということを知って、先日そのことをふと、思い出した。タイトルの所以はここに拠ります。

そもそも 「プライベート(private)」 は英語で 「私的な」 という意味を指す言葉ですが、実はその対義語である 「パブリック(public)」 よりも後に生まれた言葉で、privateという概念が発達する前には、ヨーロッパでは人はみんな、state、public、community に属していて、その一員としての status / office を持っていた。その所属関係から 「分離した、separated、set apart」 もの、その所属関係 (status/position) を 「奪われた, deprived」 もの。それが、private なのだそうです。

そのことが今、ちょっと面白い。 「公共(public)」 という言葉がそこかしこで叫ばれている今、「私的」 なこととはどういうことをさすのか、考え直してみたい。しかも、「奪われている」 とはどういうことか。我々は今、何を奪われているのか? そんなことを考えながら、じっさいに使用するテキストを選別しています。おそらく様々な振幅のある、戯曲の台詞は勿論、エッセイやスピーチ、小説等といったテキストを引用して、コラージュしていく作業になると思います。

ちなみに会場はとても小さなギャラリーです。受付もロビーも有りません。定員は 1ステージ 20名を考えています。音響・照明も使わず、俳優の 「語り」 の力だけで勝負したいと思っています。そして、観客の皆様と出来るだけ緊密な空間を作りたい。

そう考えています。ご期待下さい。


■キャスト
川渕優子
春日茉衣
森祐介
小川敦子
鈴木正孝
三橋麻子


■スタッフ
構成・演出 / 矢野靖人


そんなこんなで。


ペタしてね



Viewing all articles
Browse latest Browse all 4237

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>