3/8(土)の夜に森浩美主宰「いいね365 project」朗読倶楽部【家族草子2014
vol.5】を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、川村美喜さん
がご出演
されるからです。
森浩美主宰「いいね365 project」朗読倶楽部
【家族草子2014 vol.5】
<森浩美>原作 2本立て(45min×2)
『笑えよな』 『かわいい娘』
(ともに、双葉社[家族のみえる場所]より)

美喜さんの朗読会すごく楽しみにしていました。
会場に着くといつもの観劇と違う雰囲気でちょっとソワソワ。
開演前には、主宰の森浩美さんからのご挨拶がありました。
森さんのお顔見た時、知ってるー!って思った。パンフレット観たら、
凄い方なんだと分かりました。
朗読する役者さんたちは、黒と白を基調とした衣装のコンセプトで本を
持ちながらの朗読だけでなく、表情や動きもあり朗読する役者さんたち
の朗読パフォーマンスがすっごく心地よかったです♪
公演は、森浩美さんの作品[家族のみえる場所]より『かわいい娘』、
『笑えよな』の2本の朗読が行われました。
●『かわいい娘』
父と娘のお話。
最初は父健造が仕事から帰る所で、妻倫子にご飯食べるとかそんな話
が展開されつつ始まる流れで、良い言葉一つ言えないような夫と、
人当たりの良い明るい奥さんの間柄が垣間見えて、いきなりのあたたかさ
にお芝居観ながらニヤニヤしはじめて、これは面白いぞ!と感じました。
仕事帰りの途中で、車の中から娘を見つけ、娘が、別れ話をされているのを、
偶然見てしまうんです。
その娘役愛子が美喜さんで、彼のタカアキに縋るところを見ていたら、
胸が締め付けられました。
隠れた場所で、娘の彼の別れの理由を聞いた父は、怒りがこみあげてきて、
出て行こうとするもその気持ちを抑え、もやもやした気持ちで家路につく。
駐車場に車を止めたけど、家に帰る気にもなれず、常連の居酒屋に向かい
お店に入ると、店主の哲生が居て、2人の古い仲を感じさせる言わずともな
やり取りがとても良かったよね。
飲んでも飲んでも酔えず、家路につく父。妻に帰ってこないし車は家に
あるのに居なくて心配したとか、ご飯食べるはずだったのにとか言う
やりとりがぶつけている強さがあるんだけど、想ってるからこその家族
の言葉であって、いいなって思えて、娘の件でなんだか家の中でもぎこち
ない父。
家の中で、娘と父だけになるんだけど、父娘の会話がね。もう、めっちゃ
良かった!普段と違う様子の父に気持ち悪がる娘。娘が別れ話をされている
現場を見たことを言えず、でもそれに即した話をなんとなく持ちかける父。
駆け引きじゃないけどね、気持ちの探りようというか、父の気持ちが分かって
くる娘と、いつもは言わない娘への愛だよね、父の想い。
『言霊(ことだま)』胸にとめておこっと。
途中で、バレンタインのチョコを用意している娘にちょっかいを出しに来る
父のシーンがあったんだけど、誰かを想ってかにこやかにチョコを台所で
作っている娘のシーンが好きでした。
子どもの目線からは、普段口に出さない親が想ってくれていることを感じたり
できてありがたみを感じたしね。
親の目線からは、自分も早く子供が出来てそうゆう想いしたいなあとか思える
心温まるものでした(^ω^)
美喜さんの娘さん良かったあ!
『かわいい娘』観てる最中に、美喜さんの公演観れてすごく嬉しさが込みあげて
きたのと、なんだか朗読お芝居観れてめちゃくちゃ安心感がありました。
やっぱ美喜さんだなぁって気持ち、美喜さんのお芝居好きなんだなぁって気持ち
が込み上げてきていました。
佐藤貴也・・・ナレーション
大原研二・・・健造
川村美喜・・・愛子
保倉大朔・・・哲生
三浦知之・・・タカアキ
津田匠子・・・倫子
●『笑えよな』
母と息子のお話。
お母さんからすると息子あるあるって感じるんだろうと思うけど、
息子からするとお母さんあるあるって感じられる内容だったなあ。
たくさん笑えて、かわいいお母さんにジーンと来ちゃったり、
とっても面白かったです。
息子が東京の大学に入学することになって家から出ていく日が近付いて
来ていて、寂しさを感じるお母さん。
あと、息子の彼女に対する気持ちとかね(^ω^)
家に女の子を連れてきたときのお母さんの食べ物やら飲み物を気にする
感じとかソワソワしてるのなんだかすごい分かる(笑)
お母さん息子のことがほんと大好きなんだね。
息子はお母さんのことうざそうにしてるけど。
お節介を焼いてくれるおかあさん、心配事注意を色々言うおかあさん。
分かるなあ。
分かってる!って言うよね。息子は!
息子のお弁当を作るようになって夫のお弁当のおかずがグレード
アップした件(笑)←お父さんあるあるかな?(^ω^)
松井みどりさんのお母さんほんとかわいらしさが溢れていましたね。
息子の彼女役は美喜さんが演じられていてかわいい彼女さんでした!
お母さんの歯ブラシ買いに行くよ!とか、引っ越し道具をそろえるために
息子を連れ出し、途中で写真館によるとゆうお母さん作戦!
彼女とのプリクラに対抗してか、すごい作戦。
いやいやな雰囲気漂わせる息子(笑)
てか、写真館の人めっちゃ笑えた!!!
息子が引っ越しの日、父との別れの言葉が男と男のそっけなさっぷり、
お母さんは新居までついて行って、一緒に片づけたりいろいろして、
引っ越し先から帰るとき、涙があふれるお母さん。
その時、息子がお母さんの携帯電話を出すように言い、自画撮りで
2人で写真を撮ろうとする息子。泣き止まないお母さん。
めっちゃ良いシーンだったなあ。
息子良いことすんじゃんね!!!
松井みどり・・私
中津五貴・・・裕平
川村美喜・・・美香
保倉大朔・・・夫
三浦知之・・・島田写真館
ほんと素敵な朗読会だったな。
題材も役者さんの朗読もすごく良かった。
家族っていいな。
すごく気持ちがほっとできる内容で、いろいろと考えさせて
もらえるのと気づくことも大切♪
今でも余韻がすごくあります。
心がすごく温まりました(*^^*)
家族のあるあるって感じにほほえましかったり、気づけたり、
絆深めたいなあとか感謝とかもう色々。
充実の観劇でした!
■キャスト
松井みどり
中津五貴
佐藤貴也
大原研二
川村美喜
保倉大朔
三浦知之
津田匠子
そんなこんなで。