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9-States 第24回本公演 舞台『箱庭のトリレンマ』

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9月9日(土)に9-States 第24回本公演 舞台『箱庭のトリレンマ』ソワレ公演を観に行ってきました。


この公演を観に行こうと思ったのは、赤池紗也加ちゃんがご出演されるからです。



9-States 第24回本公演
舞台『箱庭のトリレンマ』

作・演出 中村太陽


舞台『箱庭のトリレンマ』

舞台『箱庭のトリレンマ』



【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★








舞台がリフレインしながら進行していく展開は難解な所があったものの
見所を役者の熱い芝居が際立たせているのがとても印象に残りました。


紗也加ちゃんが終盤のシーンで魅せる感情が圧巻!良い芝居してたなあ!



とある公園が舞台となっていて、そこでボランティア活動に携わる人々
の物語。


人が人を助けようと願う時、そこに見え隠れするものがリフレインにより
見えてゆく展開。



STORY

キミを助けたいと思った。
きっと、この世に、イケメンだらけのヒーローも3分間だけ無敵な救世主もいない。
それでも、僕は君の為に出来ることを探してキミを助けたいと思ったんだ。
どれだけの時間が流れても、どれだけ同じ時間を繰り返したとしても。
きっと。僕も君も大人になっても変わらないモノがあると信じていた。
でも、それは、きっと。歪んで歪み続けて歪な形になっている今を認めたくなかったから。
だから僕等は「誰かの為に」そんな自分を騙す為に存在する偽善のような言葉に縋るんだ。
きっと、僕がいなくなってもキミの世界が変わることなんてないのだろう。
きっと、キミがいなくなったとしても僕の世界が変わることもないのだろう。
その事実が、死ぬことよりも怖いんだ。
誰かの普通が、僕の普通ではないことなんて生まれた時から知っているよ。
それが、僕がキミを見殺しにする理由にはならないから。
それが、僕がキミを助ける理由にならないのも知っているから。
僕は本気で悪魔に魂を売ってでも時間を戻したいと思ったんだ。
こんな僕がキミ等を助けたいと願うことは間違っているのかな。
憧れていた建前は、聞きたくもなかった本音で崩壊し、僕の世界から色が消える。
都会の真ん中にある公園に集まるホームレスに、笑いながら手を差し伸べるキミ。
どんなヒーローよりどんな救世主よりも憧れていたのに。
時間を繰り返し繰り返し巻き戻されることによって見えてくる僕等のリアル。
コレは、ある公園でボランティア活動に携わる人々の物語。
人が人を助けようと願う時、そこに見え隠れする小さな小さな箱庭での物語。



浅賀誠大さん演じる多田優介、山田青史さん演じる石川拓海、瀬畠淳さん演じる
阿部信一の3人の友人、特に優介を軸に進んでいくのね。


赤池紗也加ちゃんが演じるのは伊藤詩織という女の子で、普段は公演で読書を
しているようなおしとやかなかわいい女の子かと思いきや、やってきた男性と
お金の話をし出していて、役柄を察する。
自分は逃げる場所なんてどこにもないと言っている序盤に訳ありな子だって
感じたよね。


優介が言うには、信ちゃんが近い将来、拓っくんを殺す。だから自分は未来から
やってきたのだと。

この間にもリフレインは続いていて、未来から戻ってきたことを話しても
「悪い夢でも見たのか?」って言われちゃってね。


公園でボランティアをしている所に、山田直人さん演じる役所の加藤が来るらしい
って噂してたりで、後にこの加藤がすごい見所を作ってくれるの。


優介の元にボランティアで配られるカレーを食えってやってくる小池首領さん
演じるホームレスの長嶋がすごく良い味出してたなあ。
「人は何で人を裏切るのか?」と優介が長嶋に相談に乗ってもらってね。
ちょーさんa.k.a.長嶋が自分みたいな人に同じ目線で話してくれて嬉しかった
って言ってるところとか、おやっさん感がとても良かった。
ちょーさんは昔ヤクザをしてた??


役所の加藤がやってきて、ちょーさんのことを心配してくれてるのね。


浜田カオスさん演じる楽天イーグルスのキャップを被った木村次郎もボランティア
にお世話になってる人みたいで、あとは、北川まりもさん演じる声のかわいい清水
さんもそう。
清水さんは子供らしい雰囲気で大きなバッグを抱えて捨てられた?靴を集めるのが
趣味みたいで。
「いい靴はあなたを素敵なところに連れてってくれる。」ってとても素敵な印象に
のこる言葉を言ってたよね。


永岡みゆきさん演じる山口さんはボランティアをお手伝いしてくれている方みたい。


木村が自動販売機とゴミ箱の間に手を伸ばしてて何をしているのかなあと思ったら
間から1000円札GETしとった!(^ω^)やったね♪


役所の加藤がちょーさんの働く場所を手助けしてくれたのに、そこに行っていないこと
に機嫌が悪くなってるのね。
新しいところでの仕事が合わなかったと衝突してしまって、加藤がかなりきつめに
ちょーさんに物を言ってたよね。
ここに、吉田一義さん演じる加藤の上司の池田がやってきて「そんなに強く言ったら
だめだ!」と注意しに来るのね。こんとき、吉田さんこの前E-dess Project 舞台
『王国』で観た方だあ!って気づいたよね。


あと木村がロトロト9だったっけな?宝くじを買って10月22日に当選発表がある
って言ってた。
そして、10月22日の当選発表日「123456789」という連番がまさかの当選番号で
外れてしまい、これは何かの陰謀だって言ってたね。確率的にありえん。


10月8日、木村がロトロト9を購入した日。未来から来た優介が当たらないですよ
って言っててね。


10月15日、詩織の元に池田がやってくる。役者の人間が買春をするか!
と思いきや、お金だけを詩織にくれるのね。詩織に会えただけで十分って。
「君はもうすぐここから抜け出せる。」と。
君は幸せにならなければ。君の過去を全て消してあげる。
と詩織への想いが垣間見える。


この後、信一に「阿部君は石川君をいつ殺すのかな?」ってびっくりする
会話をし出すのね。信一はもう少し待っててって言ってたの観て、優介が
言ってた真意が見えてくる。


信一と詩織が兄妹なんだよね。ここまでの流れで池田と詩織が絡んでいたシーン
とかの関連性を色々と察し出したよね。


「お兄ちゃん」と信一の元に詩織がやってきたシーンで一緒に逃げようと。
しかし、兄妹にも色々と過去があり、妹が一番助けてほしかったときに、
兄は居なかった。事件に巻き込まれたのを見て見ぬふりをしていたのに、
今更お兄ちゃん面?って気持ちを振り絞るの。
これに、詩織の現状が重なってきたなあ。


私はあなたみたいな人に助けてもらいたくない。もう、会いたくない。と。


10月8日。
池田と阿部のシーン。ここで、妹のために親友を殺す?という話が少し見え始めて。


ここら辺で、優介が俺には未来が見えると紙を渡して10月22日にそれを
確認したところ「当たってたよ。ロトロト9。」と信一が言った後、
未来が見えるって言ったってことは、これから俺が何をするか知ってるんだよな。
って話になってね。


公園のボランティアをしている板本未緒さん演じる田中は、石川について行く
気持ちの強さが見えたよね。
「私、どんなことがあっても石川さんについて行きますから。」って。


11月1日。
靴を収集していた清水さんが亡くなっちゃったんだね。2週間前。


ここら辺で、石川が阿部は詩織に殺されたってまさかのことを言ってたよね。
今、ニュースでやってるとか。


変えたかった未来はこんなんじゃない!


リフレインが随所に続いている中、9回目ほどを向かえる。
「なんで、信ちゃんが殺されるんだよ。」と悔しがる。


リフレイン10回目。ここからものすごい勢いでリフレインがカウントアップを始める。


信一がナイフを持っている。


シーンはリフレインを繰り返し、序盤に観た3人が仲良いシーンへ。


優介は泣いているようだ。


10月10日、優介は石川のことを案じてか、お菓子のラムネに薬を混ぜてあげるのね。
これ優しいなあって感じた。
さらには詩織にお金と共にロトロト9を渡すの。それが当たったら抱かせてと。
詩織は逃げたらいいと言う優介のことをあたまおかしいって言ってたのそう感じる
よね。優介が君を逃がす一番いい方法だって言ってたし。


「多田さん何やってるんですか?」と田中が詰め寄るのはまさに!


そして、清水さんがやってくるんだけど。ほんと癒し。しゃけおにぎりと
ラムネをもらう所、好きだったなあ。


長嶋ちょーさんが戻ってくると加藤が追って来てね。
定職につけないちょーさんを想って何だろうけどね。本気であなたのために言ってるが
全然結果が出てない、もっと努力が必要と捲くし立てるの。
本気でちょーさんに向き合っているのか、はたまた、そういう人をしっかりと更生する
道へ導けないと自分の仕事の評価が良くならないのか?と逆に突っ込まれたりね。
分かり会えない状況が交錯するシーンがめっちゃ良かった!
そして池田がやってきて、また注意されるんだけど。
俺は本気で長嶋さんのことを想って!俺らが出来ることって!!と加藤の熱い気持ち
がほとばしるシーンがめちゃくちゃ良かったです!!いい芝居してたなあ。


必死で働いている加藤の気持ちもわかるよね。
「池田さん、俺どうすればいいんですかね。」って。


池田は、ボランティアは邪魔。僕たちは僕たちにできることを考えないとと言ってたね。


リフレインで信一が迷彩柄の上着を着た人間に刺されて倒れるシーンがあって、
これは誰なんだ?ってずっと思ってたんだけど、田中さんがそれを持ってたの。
ここびっくりしたなあ。まさかの人だったので。


信一が死に、詩織が兄の死を悲しむ表情が素晴らしすぎた!一瞬で観るものを
惹きつけたよね。

「お兄ちゃん、あんたのこと信じてたんだよ。」と叫ぶ所すごかった!!


石川を守る形で田中が信一を刺してね。


優介が「お前ら何やってんだよ!」と言うと「正当防衛だよ。」って。


この後の石川の発言がほんと歪んでて、嫌悪感。
これに優介が「おれ、間違えてた!何もわかってなかった。元凶は、拓っくん
だったんだね。」と。


リフレインX回目。
寝ている優介を起こすちょーさん。優介のことを心配してくれている様子でね。
何をやってもうまくいかない、何をやってもダメ、何度繰り返しても殺されて、
俺が思っているのとみんな違う。


理想はあくまで理想。


あてはめられた方は苦しい。


僕は最初はただ拓っくんを助けたいだけだと思っていたが、今は憎くてしょうがない。
であれば、殺すしかないのでは?


お前も本気で仕返ししろよ。殺した後に何を思うか。やってみて初めて見えてくる。


ちょーさんはベンチが外せるから開けて見ろ。それを持っていると強くなった気分
になると、優介が取り出したものは拳銃。


11月1日。
俺のために1回死んでくれるかな。と拳銃を向ける。
田中が撃たれ、次は石川。


そこに信一がやってくる。
「信ちゃん、俺、知らなきゃよかった。俺こんなことしたのに拓っくん助けたいと
思っちゃった。」


助けたいと優介が想うのは3人は仲間とゆう気持ちか。。。


本気で3人で笑いたいとようやくわかる。


リフレインを止める方法は?


ロトロト9を一枚木村にあげる優介。

清水さんにはいつものお菓子を。そのお返しに靴をもらって履き替える優介。


気付けばリフレイン後のシーンに変わりが出ている。


そこには、優介1人が死んでいる。

石川が「優介は俺たちが殺した。」???ここらへんになってくると、内容が難解で
かなり難しくなって来てた。

優介の死を木村が悲しんでたね。


そして、最後にはみんなが生きているという流れで舞台は終演へ向かう。


最期は優介の想いが通じた形なのだろうか。



舞台を観ていた中で、詩織、加藤、長嶋、清水の役柄が特に良いなあって
感じられました。舞台の中でとても良い見所を演じきってくれていました。




終演後に紗也加ちゃんに会った瞬間、役者モードから普段の紗也加ちゃんに
戻っていてそのギャップにいつもやられる(^ω^)


演じてる時ほんと凄いなあって観るごとに感じさせてくれるし、兄への気持ち
を爆発させたシーンはほんと最高だったなあ。


終演後面会のときのかわゆすさは罪♪




■内容
キミを助けたいと思った。
きっと、この世に、イケメンだらけのヒーローも3分間だけ無敵な救世主もいない。
それでも、僕は君の為に出来ることを探してキミを助けたいと思ったんだ。
どれだけの時間が流れても、どれだけ同じ時間を繰り返したとしても。
きっと。僕も君も大人になっても変わらないモノがあると信じていた。
でも、それは、きっと。歪んで歪み続けて歪な形になっている今を認めたくなかったから。
だから僕等は「誰かの為に」そんな自分を騙す為に存在する偽善のような言葉に縋るんだ。
きっと、僕がいなくなってもキミの世界が変わることなんてないのだろう。
きっと、キミがいなくなったとしても僕の世界が変わることもないのだろう。
その事実が、死ぬことよりも怖いんだ。
誰かの普通が、僕の普通ではないことなんて生まれた時から知っているよ。
それが、僕がキミを見殺しにする理由にはならないから。
それが、僕がキミを助ける理由にならないのも知っているから。
僕は本気で悪魔に魂を売ってでも時間を戻したいと思ったんだ。
こんな僕がキミ等を助けたいと願うことは間違っているのかな。
憧れていた建前は、聞きたくもなかった本音で崩壊し、僕の世界から色が消える。
都会の真ん中にある公園に集まるホームレスに、笑いながら手を差し伸べるキミ。
どんなヒーローよりどんな救世主よりも憧れていたのに。
時間を繰り返し繰り返し巻き戻されることによって見えてくる僕等のリアル。
コレは、ある公園でボランティア活動に携わる人々の物語。
人が人を助けようと願う時、そこに見え隠れする小さな小さな箱庭での物語。


■キャスト
浅賀誠大・・・多田優介
山田青史・・・石川拓海
瀬畠淳・・・・阿部信一
赤池紗也加・・伊藤詩織
浜田カオス・・木村次郎
板本未緒・・・田中
山田直人・・・加藤
小池首領・・・長嶋
永岡みゆき・・山口
北川まりも・・清水
奈良有里子・・高橋
正田貴美佳・・渡辺
吉田一義・・・池田治
吉崎リウジ・・若頭
殿様飛蝗


■スタッフ
作・演出 中村太陽


そんなこんなで。


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