6月23日(金)に舞台 エンテナ PLAY UNION 第五回公演「真夏の果実の花の頃。」を
観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、松浦康太さんがご出演されるからです。
PLAY UNIONは1公演で合計4本の短編作品を上演するのですが康太さんは
『渡る夜空は星ばかり』にご出演されました。
舞台 エンテナ PLAY UNION
第五回公演「真夏の果実の花の頃。」
『渡る夜空は星ばかり』
【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
康太さん2役で観れて、特におじいちゃんの電話が好きでしたね!
先日DOGでお芝居観た大崎捺希さんが観れたのも嬉しかったのと、
康太さんと役がシンクロしていたのがとても良かったです。
さらには上演後にトークショーがあったのですが、最後に康太さんが
ぶっこんでめっちゃ爆笑しました!(^ω^)
STORY
主人公、大島眞(小学5年生・男)は下町にある洋食屋に産まれる。
父、母、祖母からなる4人家族。全員洋食屋で働いている。祖父は数年前に他界。
先月、アルバイトを雇う。名前は明菜。眞は彼女を嫌っている。何故なら明菜が来て以来、母と祖母のいわゆる”嫁姑問題”が悪化したと彼は感じているからだ。
【 眞は理想の家族を手に入れるため画策する。】
大崎捺希さん演じる大島眞が自分の居るべき場所を探すため旅に出る!
俺の居場所は必ずあるんだ!と叫んでいると「うるさいよ!」と橋本洋美
さん演じる大島葉月(母)に怒られる。
大島家は家族で洋食店を経営していて、先月、アルバイトの明菜を雇ったらしい。
明菜はおばあちゃんの貴美子に気に入られているらしい。
が、母の葉月のことは気に入らないみたい。子供の眞は「嫁姑問題ってやつですかぁ~」って。
七海映子さん演じる大島貴美子が帰ってくると、店で勉強していた事を
怒りだして、お店のごはんが不味くなると。これに眞がまだお客さん
居ないんだからいいじゃん!と反抗的。
母がおばあちゃんが言っていることは正しいわ!と言うと、眞はおばあちゃんに
気を使うことは無いって言うのね。
貴美子が葉月に今日、町内会の寄り合いをここですることになったからと、
実家に行く予定なのを知っていて言う嫌味な性格で。
明菜が急にこれなくなったから居てもらわないとって…。
これには息子の眞もおばあちゃんにお母さんのは前から決まっていたって言ってくれていてね。
貴美子が「あの福山さんも来る。」と言うと、葉月と眞が有名人かと
勘違いすると、商店街の会長のと貴美子が続ける。
お客さんがいらしてくれるから私たちはご飯が食べられるの。と貴美子が
もっともなことを言うけど、鼻につく役柄だよね。。。
眞が手伝うって言えば、子供の遊び場じゃないと。
菅野雄平さん演じる大島勉(父)がやってくると、父さんに母さんの今日
のこと知ってるよねと眞が確認。
貴美子が10~15人来るって。
勉が今日は葉月は休み。納得いかないならよりあいを断ってくれと言うと、
そんなことできるわけないって。
孫におばあちゃんがいじわるしていると言うと、嫌味に、おばあちゃんは
この店のために家族のためにって。逆におばあちゃんをいじめてって言うの。
分かりました!と言うおばあちゃんはよりあいを断りますよ!と。
これに、葉月が「大丈夫ですから。」ってね。
電話をすると松浦康太さん演じる福山会長が「はい、福山です。」と電話に出る。
貴美子が「今日なんですか、」と話すと会長が「はいーっ!」、貴美子が「実は、」
と話すと会長が「はいーっ!」(笑)←毎度面白く返事する件(笑)
「実は、その、嫁が骨折しまして。」と貴美子が嘘ついてるの!!!
その部位をあばらと答えててね。これに、会長は今日は中止で了解し、葉月さんに
お大事にお伝えくださいと電話を切る。
「葉月さん、今からあなたのあばら骨折ですから!」
貴美子と片田理萌さん演じる中山明菜が仲良く話している。この店で私の
仲間は明菜だけよとか言っちゃっててね。
明菜はおかみさんはこの店で大きな顔をしていればいいんですよと。
貴美子が明菜にらっきょ食べなって言って食べさせるも、吐き出す明菜
嫌いなのバレバレ(笑)
貴美子はあばら骨を折ったと言って街を歩けないようにしてやったって
言ってるの。嫌なおばあちゃんだわ。
したら、昨日の寄り合いも無理やり私がセッティングしたようなもんなんだけどね
って明菜に話してるの。←これ、眞が聞いてた!!!
「聞いたよ!やっぱり!おばあちゃんが仕組んだんだ!そういうの独裁って言うんだよ!」
眞 VS おばあちゃん&明菜という構図で騒いでいると、父がやってきて、おばあちゃん
が話していたことを報告する眞。
「おいそれ、本当かよ!」と父が言うと、証拠がないとおばあちゃん…。
何かプレゼントを持って帰ってくる葉月。
「おばあちゃん、本当ですか?」と。そして「私のことそんなに嫌いですか?」と。
昨日は本当は、持ってきたプレゼントを選びに行くはずだったのだと。
眞が「おばあちゃんの…。」と言うと、明日、おばあちゃんが誕生日なんだね。
貴美子「葉月さん覚えていてくれたの?私の誕生日。ありがとうね。」と言い、
あなたを見ていると昔の自分を見ているようで、店への愛から色々と言いたくなって
しまうのだと。自分が、ただのいじわるばばあになっていたわねと認める。
プレゼントを受け取ると、それは帽子でね。
ここで、インサートされたのは、雰囲気のあやしい男が現れる。なんだろう?
佐武未希子さん演じる大島百合子と、市川大貴さん演じる大島正嗣、夫婦の
食卓シーン。夫婦の関係がちょっとギスギスしている感じで。
百合子があのまま引き込まられたら困るんですと夫に言ってるの。
眞が部屋に居るのか?
正嗣が「眞くんだって子供じゃないんだから。」って言ってたからそうだ!
食卓に自分たちがいると、眞が出てこないでしょと百合子が言い、居なくなると
眞が部屋から出てくる。明らかに先ほどの眞とは雰囲気が違う。
付けているイヤホンを松浦康太さん演じる男に取られる眞。康太さんの存在って??
母に泣きつく眞はずっとここにいていいでしょって。何かがリンクしている!
あそこに戻りたくないんだって。
男「ねえ、いつまでいじけてんの?もう23歳だろ!いつまで妄想にしがみつくの?
ずっとこうしてるの?」と。
眞は今日、店を手伝うからねって家族に行っててね。
すると、百合子たちが部屋の様子をうかがってるの。
もしやして眞は現実がこっち側で、部屋に閉じこもって妄想の中の家族と仲良くしている
ってこと?
眞に寄り添う男。服が全く同じだ。もう一人の自分なのか?
仕草が同じところがあるよね。
しっかりしろ!と言ってくれる男。百合子さんを突き飛ばしただろ!と。
眞は男には普通に話せてるのね。俺、やばいねって。
妄想に依存していたんだよと男は眞に語り、2人の会話は続く。
妄想の家族に依存していた眞。自分が一番分かっているのだ。
男は「こういう言葉をかけてくれるのが自分自身しかいないのって寂しいな。
自分で一歩踏み出すしかないじゃん。とりあえずバイトでもしてみたら?」
と妄想の中の洋食屋さんを進めててね。
バイト募集の洋食屋に早く電話しなよって背中を押してくれる男。
早くしないと先こされちゃうよって。
引きこもり卒業への第一歩。これから先、彼の前にはたくさんの困難が
立ちはだかることでしょう。でも、なかなか上手くいかないからこそ
人生は楽しいのです!
彼は負けずに前に進んでいく。俺は、そう信じています。
←この語り良かったなあ。
「あの、バイト募集の案内を見まして、こちらこそ、明日、大丈夫です。
はい。よろしくお願いします。」と電話をした眞。
百合子は眞のことで悩んでいる。すると眞が部屋から出てくる。
「あの、ごめんなさい。怪我大丈夫ですか?こんなことになるなんて
思ってなくてほんとごめんなさい。あの、俺、明日、バイトの面接うけてきます。
みんな就職しているのにバイトなんて恥かかせちゃうかもしれないけど、
でも、行ってきます。それだけです。すいません。」と眞が頑張って話してるの。
そして「眞くん、あの、がんばってね。」と百合子が声をかけ舞台は終演する。
エンテナ PLAY UNIONのその他の短編集の感想も随時UPします。
次は、ひーちゃんの作品。
ここで、トークショーの模様をレポります。
松浦康太さん初のトークショー!
同じ演目から、片田理萌さん、大崎捺希さんがトークショーに出演。
そして、他の演目からも数名づつ参加してのトークショーでした。
ひとつの公演で4つの短編作品が行われ、稽古場は同じだったものの
稽古期間はお互い何があったのかを知らない状態だったということで、
それぞれがあったことを話す話題から。
そして、各々の座組みから違う演目に向けて良かったシーンを言いあう話題へ。
トークショー終わりにピロリロリン♪と音響が流れると、康太さんが、
すっとんきょうなシーンが良かったと言いだしてみんなが「?」と
なり「そんなシーンありましたっけ?」と突っ込まれて会場がざわつき爆笑!
さすがはサイドストーリー好きの康太さん(笑)
康太さんがキャスト陣から面白いって話になって、康太さんが演じるおじいちゃんの
福山会長はいつも舞台裏でも「福山さんの日常」を勝手に演じているらしく、
ハトにエサをあげてたりとか色々としていたんだって。
これ、めっちゃ見たいって思った(^ω^)笑
■内容
作・演出:市川大貴
主演:大崎捺希
- memo -
・主人公、大島眞(小学5年生・男)は下町にある洋食屋に産まれる。
・父、母、祖母からなる4人家族。全員洋食屋で働いている。祖父は数年前に他界。
・先月、アルバイトを雇う。名前は明菜。眞は彼女を嫌っている。何故なら明菜が来て以来、母と祖母のいわゆる”嫁姑問題”が悪化したと彼は感じているからだ。
【 眞は理想の家族を手に入れるため画策する。】
■キャスト
大崎捺希・・・大島眞
橋本洋美・・・大島葉月
菅野雄平・・・大島勉
七海映子・・・大島貴美子
片田理萌・・・中山明菜
松浦康太・・・会長/男
佐武未希子・・大島百合子
市川大貴・・・大島正嗣
そんなこんなで。