6月23日(金)に舞台 エンテナ PLAY UNION 第五回公演「真夏の果実の花の頃。」を
観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、脇坂春菜さんがご出演されるからです。
PLAY UNIONは1公演で合計4本の短編作品を上演するのですがわっきーさんは
『雨の中の紫陽花』にご出演されました。
舞台 エンテナ PLAY UNION
第五回公演「真夏の果実の花の頃。」
『雨の中の紫陽花』
【公演期間修了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
わっきーさんのお芝居めっちゃ良かったあ!わっきーさんのお芝居ほんと好きなの。
いつも舞台上に初めに登場した時、わあああーって気持ちが高まる。
そして、毎回演じる役柄ごとにいろんな表情を見せてくれてね。
今回の役柄は、大人わっきーさんでファンタジックな作品に気持ちが暖かく
なりながらも胸が締め付けられるような素敵な舞台でした!
STORY
6月上旬、雨の降る東京。 一人の女性(広川恭子)が交通事故で命を落とす。夫を残し25歳の若さでこの世から居なくなる。薄れいく意識の中、彼女が願うのは夫との平穏な日々
「話せなくても良い、あの人の近くにいるだけで…」
時は流れ、7月中旬。梅雨の東京。
広川直紀は、仕事が趣味といえるほど優秀であり、会社では若くして主任の立場。しかし妻の死後は仕事が上手く行かず、周囲から心配されており、ついには上司から一週間の休暇を宣告されてしまう。常に過ぎる想い…。
「いつか妻が帰ってくるかもしれない。」
ありえないことで、馬鹿げていることなのは分かっているが、一人になると妻のことばかり考えてしまう。
会社から休暇の話を聞きつけ妹(広川美希)が直紀に部屋を訪れ、幽霊をなった恭子の姿を目にする。
困惑する直紀。古くからの友人である美希には姿が見えて、会話も出来る。そう考えた恭子は、ある考えを美希に打ち明ける。
「生きている間、何も残せなかった…形を残したいの。だから身体を貸して」
降り続く雨とともに晴れることのない揺れる思いを綴る、暖かくも悲しい物語…。
舞台が始まると「さわれる。やっとあなたを抱きしめることが出来た。」とわっきーさん
演じる広川美希が益満洸輝さん演じる広川直紀を感じる。いきなり、想いが溢れる美希の
語りにぐっと舞台に惹きこまれる感覚が下のを覚えています。
すると、古宮蒼さん演じる広川恭子がその2人の後方で「最初は、側に居られるだけで良い。
そう思っていた。」と語る。
生きている夫に誰かの身体をかりなければ夫に存在を示すことができない。
今は梅雨の6月。恭子は何も残せず夫を残し若くして命を落した。何かを残したいと
言う想いで溢れている。
「お前は恭子なのか?」と直紀が訪ねると、美希の中に居る恭子が頷く。
雨が降る6月上旬。編集者として働く美希は載せる記事をチーフと話していて、
オシャレなバーに心当たりがあるから行ってくると向かってゆく。
そんな美希の元に兄の直紀から携帯に連絡が入り、一週間の休暇を取ることになった
と知るのね。
久田松真耶さん演じる吉竹先生が昼間っから酔っぱらっている。酔っぱらいな
しゃべりっぷりがなんかかわいかった!
話しから病院の先生みたいで。
高尾智憲さん演じる越山俊哉、竹井京子さん演じる越山和子がカフェを切り盛り
してて、休みになった直紀が来るって話しになってね。来るや、吉竹先生に
腕は確かよと拉致られてた(^ω^)体調を気にしてくれてるのやらイケメンだからかなのやら。
カフェに美希がやってくる。さっきまで兄の直紀が来ていたことを知らされ
「さっきまでって。」って驚く美希は待ち合わせしていたらしく…。
俊哉に会社の企画でオシャレなバーを取り上げたいと取材交渉。
取材という言葉に、和ちゃん呼んでくるよと店をほったらかしで行っちゃう俊哉。
ここで、美希が亡くなったはずの恭子の姿が見えちゃうの。霊感強いってチーフと話してた!
気付かれた恭子は声が上ずるりながら「私が見えてるのね!」と喜びを隠せない。
死んだはずの人が見える美希。そんな美希に恭子が何かお願いを持ちかけようと
したところで、和子が店に戻ってくる。
取材に高まる俊哉。
賀家勇人さん演じる越山悠太が母の和子と話しに出てくると、美希が居て急に
テンションが高まる雰囲気。さては、美希のことが(^ω^*)
俊哉がわざわざ着替えて決めてくる(笑)
母に美希に会うのを楽しみにしてたくせにとバラされる悠太はそんなんじゃないって
強がると、美希が私は楽しみにしてたよ。←これ、わっきーさんに言われたらやられちゃう(^ω^)
雑誌でダンディなマスターの隠れた名店を特集しようと話す美希の「ダンディなマスター」
とゆう言葉にやる気まんまんマスター俊哉(笑)
恭子だけには見えている目の前にいる大切な人たちを想う言葉。
私の姿はみんなには見えない。ほんの少しで良い、話せる身体が私にあれば。
結婚記念日がもう近いらしい。
吉竹先生が直紀を問診。指輪により妻の存在を指摘し、亡くなった妻の話しになる。
直紀が運転していた車で妻を亡くしたらしく、忘れることなどできないと。
愛する人の死から抜け出せずに仕事に逃げ、無理がたたり倒れた。これは、妻のせいだと
吉竹先生が語る。死を受け入れられていないと。
亡くなった妻への想いを語る夫、直紀の気持ちも辛いよね。
最近妻の夢を見る。妻に頭を撫でられる。いつか帰ってくるのではと。
生きていれば来週の結婚記念日に紫陽花を見に旅行に行くはずだったと。
カウンセリングにより直紀に色々と吐きださせてあげた先生、見た目セクシー
でチャラそうな雰囲気有るけどしっかりしてるね!
「不安神経症」と診断結果を伝える。この病気は上手く自分と付き合うことが
大切だって。
直紀が帰ると、思ったよりも深刻であることを諭す吉竹先生。
カフェの取材が終わり良い記事にして見せます!と美希が語ると、お礼にとっておき
のカクテルをご馳走するとマスターの優しさ。
お酒が好きか聞かれて「はい、大好きですっ!!↑↑↑」って高まってる美希(^ω^)
←わっきーさんはお酒好きなのかな?
私飲んだら帰れなくなるんでって言ってたけど大丈夫かな。
取材用のカメラ良いの持ってるね!!
出してくれたカクテルは「クロンダイククーラ」。ウイスキーベースだってマスター
が説明。
このお酒のカクテル言葉は「心を打ち明けて。」にストーリーへの繋がりを感じたよね。
カクテル言葉を聞いて「えっ?」って美希が悟られているかのような声を漏らしていたのが
印象的だったなあ。マスター感じてたんだ。
カクテルを飲み、恭子が亡くなり辛いですか?と俊哉に聞く美希。
娘が亡くなり割り切れない気持ちがあるものの、明るく振る舞う俊哉に
美希が「あの子を死なせたのは私なんです。」と美希が衝撃的な一言を。
事故の時の様子を語る美希。ハンドルを切った事に対して溜め込んでいた
ものがあったんだね。後悔と謝罪の気持ちでいっぱいの美希をすごく感じた。
そしたら、良く話してくれたねってマスターの言葉が優しくて(・_・、)
目に涙を溜めながら、マスターに促されカクテルを飲み干す美希。
良い記事にして見せますと美希が語る。
すごく良いシーンだった!!
美希は恭子に先ほどのお願いのことを聞くと「あなたにしか言えないお願い。」と
恭子が語る。その内容は…。
美希と直紀がやっと会う。びっくりする直紀におじさんの家で会う約束してたじゃない!と。
なんか2人を見るとわっきーさんas美希妹らしさを感じるよね。
直紀「ただいま恭子。」
恭子「おかえり。」
美希「ただいま。」
直紀「どうした恭子?」
美希「言いたくなっちゃって。」と焦る感じ。
この流れめっちゃ好き。
恭子が自分にしか見えない事実を感じてる美希は「ここに恭子が居るのよ!」って
言っちゃうの。「ふざけるなよ!」という直紀に「あなたやめて!」と恭子が。
その時、恭子は美希の身体を借りることに!!!
「いい加減なこと言うなよ!」という直紀に「あなた、私を信じて。」と恭子が
語りかける。
「さわれる。やっとあなたを抱きしめることが出来た。」と序盤の言葉が恭子の声で
シンクロする。
「お前は本当に恭子なのか?」
「やっと話せた。あなたはいつも写真の前に座って、私に話しかけてくれてた。」
と嬉しさとともに、死んだ事実と離れなければいけないと語る。
そして、恭子から語られるのは旅行に行って紫陽花を見に行きましょうと。
「約束を果せたら消えてしまうのか?」
「大丈夫、私を信じて。私を見て。そうすれば隣に居れるの。」
「分かった。」
姿が入れ替わっては妹の自分をのぞかすわっきーさんのシーン好き(^ω^)心がじわぁっとあたたまる
紫陽花が一面に広がる。
そして、お店のみんなと家族と話がしたいと直紀にお願いする恭子。
一週間の最後の日。
美希がカフェにやってきたときに、吉竹先生居たけど、先生は見えるの!!?
霊感があるって言ってたね。恭子の写真を要求してたもん。
恭子が美希の身体を借りて、家族と話を始める。
悠太、母和子、父俊哉へ。最初はくだらないと信じられなかったものの、
話す内容から美希に恭子を感じ始める悠太、母和子!父俊哉は…。
一週間妻と過ごしたと直紀が信じてやってくださいと後押しをする。
恭子は家族にずっと謝りたかったと。
「先に死んでしまってごめんなさい。」
母「産まれてきてくれてありがとう。恭子。」
弟「おかえり姉貴。」
恭子「ただいま。」
恭子「お父さん…。」
梅雨が明けた。夏がもうすぐ。
直紀は吉竹先生に「長い夢でも見ていたのでしょうか。」と語ると
先生は笑顔の素敵な、まるで紫陽花のような方が見えていましたよと。
すると続けて吉竹先生が彼女のカウンセリングをはじめましょうと
そこには美希。えっ???
吉竹先生「この女性はどちら?」
直紀「俺には信じることしかできない。」
終わり方がすごい!!!
約30分とは思えない中身の濃さを感じる作品でした。超良かったあ!!!
エンテナ PLAY UNIONのその他の短編集の感想も随時UPします。
終演後は、わっきーさんに感想言えて良かったなあ。
あぁ、わっきーさんのお芝居が恋しくて心待ち状態になってます。
いつも素敵なお芝居ありがとうございます!
観に行けて本当に良かったです!!
■内容
作・演出:高島紀彦
主演:益満洸輝
6月上旬、雨の降る東京。 一人の女性(広川恭子)が交通事故で命を落とす。夫を残し25歳の若さでこの世から居なくなる。薄れいく意識の中、彼女が願うのは夫との平穏な日々
「話せなくても良い、あの人の近くにいるだけで…」
時は流れ、7月中旬。梅雨の東京。
広川直紀は、仕事が趣味といえるほど優秀であり、会社では若くして主任の立場。しかし妻の死後は仕事が上手く行かず、周囲から心配されており、ついには上司から一週間の休暇を宣告されてしまう。常に過ぎる想い…。
「いつか妻が帰ってくるかもしれない。」
ありえないことで、馬鹿げていることなのは分かっているが、一人になると妻のことばかり考えてしまう。
会社から休暇の話を聞きつけ妹(広川美希)が直紀に部屋を訪れ、幽霊をなった恭子の姿を目にする。
困惑する直紀。古くからの友人である美希には姿が見えて、会話も出来る。そう考えた恭子は、ある考えを美希に打ち明ける。
「生きている間、何も残せなかった…形を残したいの。だから身体を貸して」
降り続く雨とともに晴れることのない揺れる思いを綴る、暖かくも悲しい物語…。
■キャスト
益満洸輝・・・広川直紀
古宮蒼・・・・広川恭子
脇坂春菜・・・広川美希
賀家勇人・・・越山悠太
高尾智憲・・・越山俊哉
竹井京子・・・越山和子
久田松真耶・・吉竹先生
そんなこんなで。