9/14(土)に渋谷ユーロスペースで上映されている映画『月の下まで』
を観に行ってきました。
STRAYDOG那波隆史さん主演の映画です。
映画『月の下まで』
監督:奥村盛人
公式ホームページ:http://www.tsuki-movie.com/
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
映画観たさすぎて、映画館に4時間前に着いちゃったんです!
入場整理券3番とすごい早かった。
映画館に入る前に、那波さんに会えたり、那波さんと同じ劇団、
那波さんの演出された舞台にご出演されていた役者さんたちにも
たくさんお会いできたのも嬉しかったです。
那波さんに会えたとき、すごい笑顔で出迎えてくれたのですが
こっちこそすごく嬉しい気持ちになれてね。
東京初日ということもあり舞台挨拶もありました。
とゆうか、初日のお客さんの数半端なさすぎ!超、超満員で、
椅子に座り切れず、立ち見もあふれかえり、通路にもお客さんが
ぎっしり座るほどの大盛況でした。すごいなぁ!
主演の那波さんがこの作品で第13回 TAMA NEW WAVEベスト男優賞を
受賞されたことと、所属されるSTRAYDOGの舞台『映像都市』でこの
作品の予告映像を何度も観ていて、いつか東京のスクリーンで観たい!
と本当に心待ちにしていました。
那波さんほんとすごかった!
この作品は、離婚、母の認知症、知的障害の息子と、那波さん演じる
勝雄が多くの苦悩に向かい、町一番のカツオ一本釣り漁師であり無骨
だった男が変わっていくリアルさが、映画の題材となる高知県幡多郡
黒潮町にこれでもかってほど馴染んだ映像からすごく伝わってきて、
スクリーンに釘付けでした!
漁に出ているため、知的障害の息子を育ててくれていた母の認知症。
それを感ずる勝雄の表情とかもすごかったなあ。もう、那波さんが
主演の映画を観れているということがすごく嬉しくなってて、こうゆう
表情とかを観ると、今まで何度も観させて頂いている舞台で活躍する
那波さんが醸し出すリアルさが、スクリーンからもひしひしと伝わって
きて、そしてこの作品を通して、那波さんのすべてが詰まっているなあ
とすごく感じました!
苦悩、強さ、弱さ、怖さ、優しさ。
この映画で巻き起こるのは、家族をもっている人であれば誰でも、経験
する可能性があるような生き方に関連することであったりするし、観て
いて本当に引き込まれました。
母が亡くなり、息子が巻き起こす問題で、漁が上手くいかなくなると、
寝静まった息子に近づき、首を絞めて殺してしまおうとするも、寸でで
出来ず苦しむ姿も息をのむような凄さと共に、色んな気持ちを観ている
側に巻き起こさせてくれました。この映画は本当に観ながらいろんなこと
を考えたな。
息子と近所の恵理ちゃんが学校帰りに、認知症のセツさんが川で亡く
なっているシーンの衝撃度は半端なかったです!
観ていて気づいた瞬間、ビクッ!っとしました(汗
そして、そのリアルさに衝撃。。。
息子役を演じた松澤匠さんも知的障害とゆう難しい役柄だったけど、
言い方が難しいのですがスクリーンからそう感じられ観れたところが
ほんと良かったです!
町一番のカツオ一本釣り漁師であり無骨だった男が、なかなか漁に
出られず飲み屋に行っても、勝雄が漁に出ないから大漁だ!とか馬鹿
にされたりして漁仲間に怒り狂うところも那波さんらしさ爆発で
すんごい迫力でした!
あと、矢野さん殴りまくるところ(汗
てか、矢野家の富田理生さん演じる恵理ちゃんが、抜群のヒロインを
演じていて、その存在が天使すぎましたね!どんだけ、やさしい子やの!
でも、町の優しいお兄さんに恋心を抱いたけど、彼女が居ちゃってね。
その前に渡せなかったプレゼントを怒って捨てちゃう所とかすごく
良かったです!
その反動からか、自分の家で、勝雄の子である雄介とキスしちゃってね。
もう、お父さんが怒っちゃって、ほんと大変なことになって。
勝雄は矢野家にほんとお世話になっているはずなのにこんなに関係が
こじれるようなことになっちゃうとは。
なんか、言葉で伝えられないすれ違いみたいなものが何ヵ所か
ありましたね。
そうゆうのがほんと切なさを誘いました。
矢野さんへの暴力事件を起こして刑務所に入り、家に戻れた時に、
会った今まできつく当たってきた知的障害の息子を優しく抱きしめる
勝雄がほんと良かった(;ω;)
それから、まさか那波さんのお料理シーンが見れるなんて!(^ω^)
卵焼き焼いてたよ!
お弁当作って、一瞬はそのスクリーンから、養護学校へ息子を入れる
初日にお弁当を持たせて、って想像もできるカットではあったのですが、
一緒に船で海に出るところがまた嬉しかったですね!
これからは、息子と一緒に漁へ行くのかな?
もう、勝雄の笑顔が本当に優しく、素晴らしかったです。
那波さんのこうゆう表情観れるのがウルウル来ました(;ω;)
息子との家族の絆がすばらしかったです!
この映画を観て、今すぐにでも那波さんの舞台を観たい!って衝動に
かられています。
このタイミングで悲天とかで観れたら飛び跳ねて喜ぶんだけどな。
現実にならないかな。
ほんと、この映画を期待して待ってて良かった!本当に良い映画を観たな!
素直にそう思いました。
もともと那波さん好きなのに、この映画を観て那波さんへの好きな
気持ちがさらにさらに深くなった思いです!!!
しびれました!!!
上映後、那波さんに映画のパンフレットにサイン入れてもらえて
嬉しかったです!
9/14(土)から東京渋谷ユーロスペースにて上映が始まった、
STRAYDOG那波隆史さん主演映画『月の下まで』。
本当に素敵な映画で、すごくおすすめです!
9/27(金)まで上映中なのでぜひ観に行ってみてください。
■ストーリー
高知県西部の港町、黒潮町。町一番のカツオ一本釣り漁師の明神勝雄は、
気の置けない仲間たちとひたすら海に向かっていた。
一人息子の雄介は知的障害を抱えていて、母のセツが世話係として全て
を引き受けている。勝雄は雄介とどう接してよいか分からず、心の内では
疎ましくさえ思っていた。しかし、ある日セツが姿を消し、否応無しに
息子と向き合うことになる。
漁に出るたびにトラブルを呼び込む雄介。折からの不漁や新造船の支払い
で経済的にも精神的にも窮地に追いやられたシングルファザーは、生き方
の選択を迫られる。
「どういて生まれてきた!」「俺の子に生まれてきて、あいつもかわいそうじゃ…」
自らの奥底に潜む狂気とかつて感じたことのない父性の狭間で揺れ動いた心は、
自分にとって一番大切な「愛」へと辿り着く。
■キャスト
明神勝雄:那波隆史(STRAYDOG)
明神雄介:松澤匠
明神セツ:高山真樹
矢野恵理:富田理生
矢野多恵:荻野みどり
矢野毅:下尾仁
五十嵐美砂子:真賀田サヤ
山下志津江:竹下かおり
奥本竹次郎:鈴木ただし
アカネ:平井千尋
正一:川村慎二
ママ:はかたさき
女教師:大谷美香
健太:千頭司
健太の彼女:中山遥
古老:酒井勲
商店の老婆:土居重野
町の女:生田和恵
親族:黒田チョル真
組合長:林建紀
■スタッフ
監督:奥村盛人
脚本:奥村盛人
企画:奥村盛人
制作:五十嵐皓子 、 引地由紀 、 小形進之介
撮影:伊藤学
デザイン:中谷しおり
美術:小形進之介
音楽:蓬家本舗
録音:金井隆
整音:新垣一平
照明:玉川直人
編集:奥村盛人
衣装・小道具:神保准 、 浦上毅郎
視覚効果:谷口正義
タイトル:吉田葉子
そんなこんなで。
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STRAYDOG那波隆史さん主演映画『月の下まで』
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