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演劇企画ユニット劇団山本屋「5号」『Super natural Blue』~別の言葉で何と言うの

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2016年9月24日に演劇企画ユニット劇団山本屋「5号」『Super natural Blue』~別の言葉で何と言うの~【S】公演を観に行ってきました。


この公演を観に行こうと思ったのは、脇坂春菜さん がご出演されるからです。



DOGでもお馴染みのとっくんa.k.a.布施紀行さん、6年前からバカバッカでずっと舞台
見てるレノ聡さんもキャストに居るー(^ω^)



演劇企画ユニット劇団山本屋「5号」
舞台『Super natural Blue』
~別の言葉で何と言うの~

作・演出:山本タク

舞台『Super natural Blue』  




【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★








己が欲望に忠実になる世界の中で生きていく物語。
難しめな内容ではあるも、テーマである「青春」を自分的に感じられたのと
役者の熱い演技が良かったなあ!


劇団山本屋は毎回テーマを決めて作品を作っているみたい。

それが「青春」で、そして、舞台となるのはある「実験的国家」のお話。


独特な世界観の中で進行して行く物語でしたね。


脇坂春菜さん演じるパルク良かったなあ。役柄をしっかり魅せてくれる上で
わっきーさんが垣間見える楽しいお芝居、そして終盤はその表情がすごく
感ずるものでぐっと来ました!わっきーさん大きな会場でも舞台映えしてた!!


あとね、序盤で、見えない糸を使ったシーン楽しかったなあ。


レノ聡さん演じるダラスめっちゃ良かった!バカバッカでずっとお芝居観てる
レノさん、客演の時に感じる存在感凄いよね!

芝居の迫力、熱さがすごく伝わってきました!!!



舞台の内容は自分の中でどれくらい把握できているのだろうか?って

思うような、思うがままの感想で書いていきます。



序盤で手紙の中に書いてあるSnBとは?を気にする女性、これが『Super natural Blue』。


一度この街に入ったら、一生、外には出れないらしい。


車でやってきたハルたちを、わっきーさん演じるパルクたちが確保していましたね。
制服姿がすごくしっくり来てたなあ。
片山徳人さん演じるダンテが相方だよね。


でね、途中で、とっくん演じるミドリボシが出て来て、パルクと肩組んでたりした
シーン観れて2人が絡んでるーって嬉しくなった(^ω^)


本作はキャストの数がものすごいんだけど、序盤のスピーディーに進んでいく
展開もすごかったなあ。どんどん物語が進んでいく序盤。


てか、紫色の衣装が印象深いダラスを演じるレノさんが舞台上に出てきたとき、
なんかすごい見栄えするなあって感じたなあ。


「実験的国家」≒「Super natural Blue」


絶対的相対性人類理論が持て囃される国家。


この世界は、誰がどうだとかは関係なく、自分がやりたいとすることに没頭すること
ができる。言うなれば、自分の好きなことを好きなだけするというストレスのない
世界。


本を書く人は書き続け、魚を釣る人は釣り続け。



人は人生においてふと立ちどまった時、常に今ある人生とは別の世界はなかったの
だろうかと考える動物である。


そう、この世は常に理想と現実の狭間にあるのである。



SnBでは人の「欲」が仕事になっているんだね。


人々は、好きなことが出来る代わりにSnBには厳しいルールが存在しているみたいで。


この内容を知り、外に出たくなる主人公のハル。このハルが向かったところが、
絵を書くことが好きなナツメを演じる尾崎亜衣さんの部屋でね。


でもナツメは絵を書くことが好きなはずなのに、絵を書こうとしてない現実。


このナツメがSnBのルールを犯してね死刑になるらしく、牢屋に入ってて、そこを
警備してるのがわっきーさん演じるパルクたちだったね。


処刑台に連れて行かれて、みんなが見ているときに「私は死んでもいい。」と語り
「どうせ死ぬなら最後に一枚くらい書いておけばよかった。」ってね。


「私が書いた絵は全部燃やしてね。お願い!」


この後、ナツメはハルとの生活を余儀なくされることになるのね。


ナツメは、神殿の最上階に住んでて、だけど窓も締め切りになってるのね。
これが、絵にも結びついてて絵も遠くがかかれていないって言われてた。


ナツメの「青春」とはこの程度のもの?


そういえば、SnB、日替わりゲストさんも出演していて、僕が観た回は、
田口涼さんでした。演じてる最中に演出家のタクさんを読んでみたり、稽古と
違って「これが山本屋のやりかたか!」って流れが面白かったなあ。
俺の青春を語るところでは青春が「勉強」だと、毎日10時間勉強して早稲田大学
に入ったんだって。


ここに女性のキャストさんが来て、空気中の元素記号を見えるまで見続けるとか
言ってるのがやばい人で面白かった(笑)


田口涼さんは最後に、今後予定されているご自身の舞台告知をされてね。

帰り際に「早稲田に入って勉強が青春って言ってたのに、何?今、役者してんの?」
って言われてたくだりも楽しめました。


その後は女性の中に交じるカカオの印象がすごく残ったなあ。
「私たちの青春は、男を癒すこと!」って。


ハルのお母さんがナツメに話すところ良かったなあ。人に愛されたい作品を
作りたいと願うなら、もっと人と触れ合って、自分を育まないとって教えて
くれててね。


ハルのお母さん青春してるって言われてたよね。


ナツメは、今なら青を使って絵が書けそうって感じてたし、なんだか、
ハルと語る姿は楽しそうで元気が出てた(^ω^)


この後、ダラスが人を撃ったり舞台の展開が激しくなってきてね。


ハルに流れる血が青いことを知られて、Super natural Blueだ!って
言われてた所、SnBって国家のことを示すのでは?と感じながら観ていました。


その後、ストレスがない人間に青い血が流れていると言ってるので、
なんとなく、繋がってきたな。


みんなが自分の青春に没頭し出す。


ナツメの絵に使われている青い色は、ナツメの血なのではないか?


そして、死刑という名の血液を採取する儀式が行われると。

こんとき、ハルの母がそっち側にいるのね。←これは、どういうことだったんだろう。

青春なのかな?


ハルが母に会う決意をし、その後、何が待っているのか。。。


この後のレノさんasダラスの戦いかっこよかったなあ。序盤に出てきたゲスト役が
出て来て刺されちゃうの。自分の血を確認すると、その血は赤かった。


ダラスが力尽きる。


これはハルの母ちゃんが仕出かしたこととされてたね。


ナツメの処刑が始まるらしく、ハルが向かう。血が赤ければ、処刑をされると
死んでしまう。


処刑の理由は、ナツメの血を使って大量のSnBを生産すること。


「これより、審議を天秤に!」


ナツメの処刑に向かおうとするハルの母、そこにハルがやってくる。


死体の山の中で、人々の死を直視するわっきーさん演じるパルクの表情がすごい
物語るよね。広いあうるすぽっとの後方から観てたけど、しっかり目に入って
来た。


処刑でナツメは死なないと言う母。


「私が書いた絵、ずっと大切に持っててね」とナツメが言うと、全部燃やしてやるよ!
だから、新しい絵を書いてくれよって言われてたね。


自分はSnBと信じるナツメは早く斬ってと自分から言ってた。


斬りつけた母は、流れる赤い血に驚き「私の青春…、私の青春が…。」と。


ハルは自分の手を斬り助けようとするも、これはナツメの選んだことだから
やめてあげようよと止められる。


色々な感情が込められた万歳三唱が贈られる。


この現状に、悲しみなくパルクの表情が素晴らしかったなあ。

すごい伝わってくるものがありました!!


「ナツメ、そっちの世界に言っても好きなだけ、絵を書けよ。俺が必ず後で

会いに行くからな。」


ラストシーンでは、向こうの世界で、みんなの絵を書いているような筆使いにも見え、

手を振っているようにも見えたよね。ここ素敵だった。



自分の理想を手に入れた人間は、守らなければいけないルールがある中で、
「青春」をどのように生きたのかを感じられる作品でもありました。これだ!って

言葉にはできないけど。



終演後は、キャストのみなさんがロビーに出てきてくれてお会いできましたよ♪



パルクas脇坂春菜さん

パルクas脇坂春菜さん






ミドリボシas布施紀行さん

ミドリボシas布施紀行さん






ダラスasレノ聡さん

ダラスasレノ聡さん



パンフレットにサインを入れて頂けました(^ω^)ありがとうございます!





そして、今月末は、わっきーさんの出演舞台があるのです!!


TRIBEプロデュース2nd 舞台「prey on」出演決定!


舞台「prey on」

会場:八幡山ワーサルシアター
日程:1/25-29


こちらも楽しみにしていますね!!(^ω^*)




■内容
昨年の5月に「演劇の修学旅行」と銘打って欧州の演劇を観る旅に出ました。
演出家、役者、作家、デザイナー、ダンサー、料理人、バーテンダー、学校講師、様々な人々と出会っていくに連れて、以前から構想を練っていた作品が私の中で明確になっていくのを感じ、とある劇場を押さえて欲しいと連絡しました。
しかし結果的に当初予定していた劇場ではなく、同規模の劇場である、このあうるすぽっとを押さえることになったことで、元々やるつもりだった作品ではなく、この劇場にはもっと合う作品があるのではないかとずっと考えておりました。
少し話は変わりますが、本年5月に劇団山本屋「4号」を上演した際に、そこに出演して頂いた、元劇団BOOGIE★WOOGIE主宰小川信太郎さんが、千秋楽の二日後に亡くなられました。民放のドラマでデビューされた後は、思ったように俳優の仕事が来ずに苦労なさったと、「昔は居酒屋に行く金もなかったのに、やっと毎日居酒屋にいけるようになったよ」とおっしゃっていたとも伺いました。
突然の事で私は今でも信じれません。 もしかしたら、ご本人もまだ気付いていないのではないのかと、葬儀の際、今でも起きそうな顔を見て感じました。
いつ人生の終わりを迎えるのか、それは誰にもわかりません。
役者はよく、遺作のつもりで頑張ります、と言いますが、役者にとって何が遺作になるかは本当にわからないのだと思います。
そんな事があり、私は元々出していた企画書とは別のものを劇場に提出しました。
今回のテーマはずばり青春。 この題材で描かれた作品はありふれてはいますが、実は青春というのは人によって定義が曖昧なものです。
何を見て人がこれは青春だと思うのか私にははっきりした答えはわかりませんが、私なりに青春を定義付けて作品として描けたらと思っております。
あなたの青春は10年前ですか?今ですか?これから来るのでしょうか?
この作品を観終えた後にその答えが見えるような、そんな作品になればと思います。


■キャスト
福山聖二/尾崎亜衣

レノ聡/宮崎一史/南出めぐみ/吉川暁士
松丸知世/品田セシル/阿部大輝/片山徳人
飯塚美花/馬場裕貴/葵なつみ/藤原亜紀乃
澤井裕一/藍田麻利衣/布施紀行/仙代一貴
種村幸/脇坂春菜/山口真季/音羽紀香

安田良平/白木里佳/大塚琴子/松本まどか/沼田彩
中野達矢/ 関口空子/村田諒人/石川純/樋口高明
中馬瑠香

後藤啓吾/塩野目輔/田中日奈子/服部泰之/白石涼帆
小泉沙百合/小林結衣/齋野樹哉/奥多雄大/男澤博基
後藤昌英/杉本知里/田邊江星/中嶋魁/内藤恭介/平元啓

板垣桃子/羽村 英


(子役)
【S】
寺尾歩武/樋口魁/朝倉奈珠希/青島莉桜音
青木綺香/長安彩愛/加藤和子/空花


(ゲスト出演)
9月24日(土)13時~【S】
 田口涼


■スタッフ

作・演出:山本タク


そんなこんなで。



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