6月5日(日)にドラマデザイン社 AI公演 舞台『清らかな水のように ~私たちの1945~』【B】公演を観に行ってきました。
STRAYDOGからは、重松隆志さん がご出演(^ω^)
ドラマデザイン社
ACTRESS INCUBATION 女優養成プロジェクト 公演
舞台『清らかな水のように ~私たちの1945~』
原案:神楽坂淳
脚本:千葉美鈴
演出:山本和夫
【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
沖縄に修学旅行にやってきた女子高生が戦時を体験するファンタジックな作品、
超良かった!(・_・、)泣けた
これ完全に名作やん。超、名作!!
本もすごくいいし、AIの子たちのお芝居!!!
ほんと、AIの子たちのお芝居が前作からものすごいパワーアップしていたのを
すごく感じたし、熱演に感動しました!
ほんっとうに!!AIの子たちのお芝居の高まりが目覚ましい!すごいよね!!
1公演しか見れなかったのを悔やむよ。
主演の市島琳香ちゃんのお芝居がとにかく熱く素晴らしかった!琳香ちゃんの
舞台はデジホム⇒AI音楽室の神様に続いて3作目の観劇になるんだけど観る毎に
演技の高まりがすごいの!そして観る者を釘付けるものを持ってる!
役者さんとして惚れました!
里於奈ちゃんのお芝居さらにひとつ階段上がってたよね!メインで芝居して
いる時はもちろんだし、他の役どころの気持ちをしっかり感じて際立たせる
里於奈ちゃんの表情がほんと良かったし涙を誘いました!素晴らしかった!!
学徒隊のリーダーを演じた大井絵梨花ちゃん!この役大変だったろうなあ。
熱い芝居にほんと感動しました!前作『音楽室の神様』からのお芝居の高まりが
並みじゃない!凄く良かったです!終盤のシーン泣けた(・_・、)うぅ
前作でとても楽しませてくれる役を演じていた柿本朱里ちゃんの印象があって、
今作観たらね!!ストレートに芝居に打ち込む姿、そして演じているときの
表情からすごく気持ちが伝わってきてめっちゃ良かったです!
朱里ちゃんの伸び率がすごかった!(^ω^)↑↑
そして今回のAI公演、重さんだよね!重さんの演じる役柄が戦時の兵隊役で、
ウインズに重なる部分があり舞台上で重さん観てる時の雰囲気、説得力が
半端なかったです。
戦時を感じ、隊長の優しさを感じ、楽しませてくれる重さんらしさを感じ
これぞ重さん!最高でした!
本編の感想までたどり着かないから一旦、止めますが、AIの子たちみんな
良かった!!
舞台が始まると、井出和樹さん演じる新藤ありさと辻マキの担任、岡本信二が生徒たちに
修学旅行の3日目は、平和学習コースで平和資料館にて沖縄の戦争体験者から貴重な話が
聞けると説明する先生の口調は、こんな機会滅多にないぞ!と上ずり感でね(^ω^)
耳の穴をかっぽじって聞くようにと続けて、飲食禁止、私語禁止、携帯の電源は
切っておけ、いいな!ってこれ、生徒向けでもありつつ、お客さん向けな前説も
含まれる感じ、ウフっとくるよね(^ω^)
先生が生徒の点呼を始めると、ありさとマキが居ない。
2人は抜け出していて「ばっかじゃねえの平和学習コースって」とありさが興味なさ
そうに話し、昔に起きた戦争の話を聞いて何になるんだってマキと同調してる様子。
沖縄と言えば?とありさがマキに振ると「がっきー、安室ちゃん、仲間由紀恵、
具志堅!!」(笑)←最後の力強さ面白かったなあ。
市島琳香ちゃん演じる新藤ありさと里於奈ちゃん演じる辻マキは、都立女子高校2年生
の仲良しさん。
その後は、沖縄と言えば海、海と言えば米軍があるからイケメンに声かけられ
ちゃったりして~とかおどけてるありさ。マキはナンパには興味がないみたいで。
ありさ曰く、マキは想像して楽しむ子らしいよ。BL!!
だから友達が居ないんだってありさがマキに言ってると、逆に、あんたはウォッカ
あぶってるからはぶられるんだよ!とかありさ、若くしてすごす!(笑)
洞くつの近くまでやってきた2人を襲ったのは、崖崩れ。
そして、たどり着いた先は・・・。
それまで、ありさとマキの女子高生の制服姿とは、全然異なるモンペを履いた
同年代の女の子たちがそこには居て、戦争の話をしてるの。
大井絵梨花ちゃん演じる清泉城女子学徒隊リーダーの神里いずみと、
安田愛里ちゃん演じる清泉城女子学徒隊の下地好江。
いずみのきりっとした態度がすごく良かったなあ。
戦争の中で、一命を取り留めた2人は、いずみが今は逃げることだけを考える
のですと好江に語るも、米兵の攻撃の激しさに逃げ切る自信がない好江。
婚約者が居る好江に語りかけるいずみのしっかりとした言葉頼もしいね。
そして2人は、倒れているありさとマキを見つけ声をかける。応答がなく、
亡くなっているようですと判断するいずみ。
少しして意識を回復したありさとマキは、今、自分たちが居る場所がどこだか
分からない様子で。帰るために道を聞こうといずみたちのところに行くと、びっくり
するいずみ。生きていたんですね!に勝手に殺さないでくれる!と時代の違う
同世代の会話の口調が違うところがなんだか面白い。
平和資料館の場所を聞くも、いずみたちには通じない。
お互いがお互いの格好をどんな格好しているんですか?状態なところとかもね。
そしたら、体験コースがあるんだよ!当時のことを成りきって学ぶみたいなと
解釈する現代っ子チーム。
「普通にさぼって良かったわ!こんな格好させられるなら、普通に死んだほうが
ましだし!」とありさが言うや、琳香ちゃんの自然な台詞ほんといいなあって
感じながら観てたよね。
戦時の子たちと会話をしている途中、「何をしている!」と重松隆志さん演じる日本軍
兵士、清泉城女子学徒隊隊長の雨倉一郎が軍服姿でやってくる。
てか、重さんの存在感がすごい!
女子学徒隊に「芋掘りに何分かかってるんだ!」と注意をする雨倉は、ありさとマキ
を見つけ「何だ、こいつら!」と視線を向け、「どこの部隊だ!」と続ける。
「部隊って何?」と通じるわけもなく「担任は岡本。」って先生の名前を言うと「岡本
部隊なんて無いぞ。」となっててね。
いずみが、記憶喪失?あたまがいかれてしまったのです!と想像する。
それに、無理もない、若い女学生には厳しすぎる現実だと受け入れる雨倉。
「いかれてんのはそっちだろ!!!」と強気なありさ。
向こうにアメリカ兵が居ると話す雨倉は、ありさとマキに自分たちの居場所を
密告されるかもしれないと女子学徒隊に捕まえるように指示を出す。
米兵の気配を感じ、伏せる戦時の人、しかし現在から来たありさたちは日本と
アメリカはお友達なのと言うことがかみ合わずで。
したら、米兵が発砲してきて本当の現実を目の当たりにすることになるありさとマキ。
他の女子学徒隊たちも一緒にみんな、その場から逃げると、辛くも全員無事で。
いずみが、点呼を取り、全員無事であることを雨倉に伝える。
柿本朱里ちゃん演じる清泉城女子学徒隊副リーダーの上江洲勇子、
松本侑紗ちゃん演じる清泉城女子学徒隊(勇子の妹)の上江洲笑子、
田中瑠愛ちゃん演じる清泉城女子学徒隊の我那覇文で全員。
ありさとマキも無事。ここで、いずみが2人の名前を聞き「マキさんとありさ
さんね。」と把握する。
勇子がありさとマキが何も把握していないと感じ、一週間前に女子学徒隊に
解散命令が出たことを説明する。
ありさ「女子学徒隊?」、マキ「解散命令?」。
兵隊の治療や、食料調達などが自分たちの仕事であること、残念ながら米兵
の攻撃により日本の兵隊のほとんどが亡くなってしまった事実を続けて語る。
行く当てもなかった女子学徒隊は雨倉隊長に救われたのだと。
そして、女子学徒隊のみんなが歌う、清らかな水のように。
途中から、ありさとマキも参加。
AI公演って、この途中の歌もいい味出してるよね!!
ありさが体験コース成りきりすぎと感じるも、マキがその雰囲気のおかしさに
気付きはじめる。リアリティがありすぎる。
西暦を聞いてみると、1945年6月だと・・・。
「私たち、戦時中に来ちゃったの?」
2人は荷物を持っているということで、女子学徒隊に回収されてしまう。
中身を確認されると「ばかうけ、水、うまい棒、おっとっと、トッポ」と色々。
てか、うまい棒、みんな食べてる!(^ω^)
※:AI公演っておかしのくだり毎回あるよね♪
雨倉は何かの香りを感じ取る。タバコと葛藤してるくだりめっちゃ面白かったなあ!
本を発見すると、内容にびっくりする女子学徒隊。これBLやん!マキがうばいとる件(笑)
ありさとマキがあの洞くつから2016年に戻れるよと帰ろうとすると「待て!」と
雨倉に呼び止められる。共に来るんだと。
ありさは「私たちは関係ない。修学旅行に来ただけだし!」と反抗的な態度を取ると
雨倉がありさの頬を張る。ありさが「なにすんだよ!」と言うと、今度はお腹を殴り
「勝手な行動は命を危険にさらす。」と雨倉が語る。
うずくまるありさを心配するマキは、ありさの名前を連呼する。
ありさは、海に行こうなんて言わなければと自己嫌悪に陥る。修学旅行で配られたのか
パンフレットで女子学徒隊のことを調べるマキ。
その内容は、女子学徒隊は解散後にほとんどが死んだのだと書かれているって。
今この場所では戦争が起きている現実、帰りたくても帰れない現実、誰か助けに
来てくれるかな?と期待を抱いて見たり、スマホをいじるも圏外だったりで・・・。
文と笑子の2人がやってきてありさとマキのことを心配してくれてる。
文がさっき見ちゃったBLを観たかったんですってノリ突っ込みしてる所笑えたー(^ω^)
戦時の子が面白いことするとより楽しめたりするよね。
本当に読みたかったのはパンフレットの方でね。
その内容を読むと、こんなに恐ろしいものをどこで手に入れたのか?と確認すると、
自分たちが東京から沖縄に修学旅行で来て、その資料だと説明するや2人が未来から
来たんですか?と感じる戦時の子たち。
文は未来から来た証拠はありますか?とスマホを見せて、カメラで写真を撮って見せる。
逆にありさたちから聞きたいことがあると、どこに向かっているのか?と確認すると、
その答えは「分かりません。」・・・。
自分たちは雨倉隊長について行くと。立派な兵隊さんであり、私たちを守るために
共に行動をしてくれているのだと。
雨倉と、井出和樹さん演じる日本軍兵士、友部文成のシーンに。
米軍に囲まれている現状にどうすべきかを話し合う2人に部隊の空気感が引き締まる感じ
がしましたね!
いずみと勇子がやってきて、ありさとマキが持っていたパンフレットを見せる。
その内容にびっくりし「米兵から渡されたのですか?あなたたち工作員ですか?」
と詰め寄るいずみ。
「これ以上、彼女たちの心をかき乱すようなことをしたら許しません。」と一方的
に怒るいずみに「偉そうに!」と機嫌を悪くするいずみ。
空から何かが垂れてきた。油?なんだろう?ってしてる里於奈ちゃんasマキの
リアクションすげー上手い!!
火の海になるぞと切羽詰った戦場に「みんな焼け死ぬじゃん。人のことなんだと
思ってるんだよ。」と現実を突きつけられるいずみ。マキはその場から早く逃げよう
と急かす。
雨倉隊長が女の子たちを守りながら逃げ進む。しかし、女の子たちはくたくたで、
顔にも汚れがついている感じとかリアルさを感じるよね。
数日間も歩いているみたいで・・・。
「日が昇る前に、水と食料の確保だ。」と雨倉隊長が女子学徒隊に言い渡され、
リーダーであるいずみが割り振りをする。ありさとマキも参加させられる。
水は、勇子、好江、笑子、マキ。
食料は、いずみ、文、ありさ。
水を発見するみんな。米兵が毒を流しているかもしれないからと事前チェックを
してから飲み、顔を洗う。その水は濁っているにも関わらず気にしない戦時の子
たち。それを見るマキの雰囲気が心情をすごく写してたよね。周りを見て、自分
は何もできずにいる状態。さすがのお芝居だったなあ。
食べないし、飲まないしなありさとマキ。
今、食べないと次いつ食べられるかもわからない実情。
濁った水になれてしまった実情。
生きるために!!
文が自分たちも合唱部だったんですと語り、辛い時や落ち込んだ時には歌を歌うと。
この歌は、ありさとマキを女子学徒隊が前向きに説得するような歌でしたね。
歌詞でしっかりと舞台の世界観を表現されているなあって感じられました!
元気が出るような歌だし、生きるっていうのを感じられたね。
2人がためしに口にすると、それはまずく、変な味がするものでね。どんどん戦時の
現実を知って行く。
調達したみんなは隊長の元へ戻り始める。
待っている雨倉は、戻りが遅いと怒っているようで心配している感じも合わせて感じ
取れる重さんの雰囲気好き。
戻ってきて、女子学徒隊から差し出された調達物を目のあたりにすると「たった、これだけか・・・。」
と「お前ら、勝手に食ったな!」⇒「食べてません!」、「お前ら勝手に飲んだな!」
⇒「飲んでません!」この流れなんか面白い。
雨倉、女の子たちの反応を見てて「素直な子が居るな。」とかつぶやく件(笑)(笑)(笑)
こっから雨倉の女の子いじりが重さんワールド全開でめっちゃ面白かった!
お前ら水浴びしただろ!さっきよりシャキっとしてるじゃないか!おれも、シャキっとしたい!(笑)
お前ら、まさか、森で歌って踊ってないだろうな!?(笑)(笑)(笑)
なんか、聞こえてきたぞ!!(笑)(笑)(笑)
重さんワールドの面白さに、つい、絵梨花ちゃんasいずみが笑っちゃうと、雨倉が
おい、お前!何笑ってんだ!といじくる件!(笑)(笑)(笑)
米兵が攻めて来て危険な事態になり、逃げるみんな。
マキを見失うありさはリーダーいずみと2人。焦るありさの芝居さすがだなあ。
ありさはいずみと話をしている流れで、いずみの年齢を知ることになるんだけど、
同じ歳の17歳なの。自分と同じ年の子がリーダーとしてしっかりしていること、
そして、戦時の現実を感じてたんだろうなあ。
いずみからありさを見た時は、自分よりも年下だって感じてたみたいでね。
いずみはここ数か月だけで何10歳も歳を取ったような気がするって語ってたね。
死ぬことが怖くないのか?といずみに語るありさ。
いずみは自分の名前の由来を語る。父が付けてくれた名前の由来。いずみには
生命の循環の意味がある。だから、私は、死ぬのは怖くありませんと。
まだ、若いしやりたいことがいっぱいあるでしょ!と続けるありさ。
帰ったらやりたいことがいっぱいあるありさはラーメン、カレー、焼肉と勘弁
してってくらいお腹いっぱい食べたい!!!と今の欲望をいずみに語る。
その後、一番食べたいのは、煮物かも。薄味で、貧乏くさくて、お肉とかも
こんなにちっちゃくて、母親の得意料理なんだよ。わたし、貧乏なんだ。小さい
時に父親が出て行ったから、母親はパートを掛け持ちして、まだ40歳なのに
髪もボサボサで女捨ててるって感じで、恥ずかしくも感じてる。
それに、いずみがあなたを育てるために自分を犠牲にしているんですよ!と
強く指摘する。犠牲とは、違うかもしれない、望んでそうしているのだと。
立派なお母さんじゃないですか。あなたのために、そこまでしてくれる方が
ほかに居ますか?
いずみの言葉に、何かを感ずるありさ。琳香ちゃんと絵梨花ちゃんのお芝居の
やりとりすんげーよかった!!!
いずみの母のことを聞くありさ。
私の母親は自分にも他人にも厳しくて、思いやりがあって、とても好きでした。
ありさ「え?」←ここでぶわっと来たよね(・_・、)うぅ
いずみの語りの過去形・・・。
泣きながらの語り、すごく沁みました。
「お母さんの煮物が食べられると良いですね。」っていずみの優しさ沁みるわあ。
なんか、このシーンでありさの中の何かが変わった感じがした。
そのほかのメンバーが合流するも、笑子がおらず、姉の勇子が捜しに行く。
不安に陥る笑子の「おねえちゃん、雨倉隊長。」と震える声で叫ぶ所(・_・、)
笑子の心情が素晴らしく出てた!(ほんと泣ける)
1人迷っている笑子をお姉ちゃんの勇子が発見してくれた!!
安心する姉に、謝る妹。しっかり、やさしいお姉ちゃん。
(・_・、)(・_・、)(・_・、)なん、これ、観ててボロボロ泣けてきた。
姉妹愛をすんごく感じたよ!てか、真面目な朱里ちゃんの芝居もすんごく良い
って、今回の演目ですごく感じた!!
好江が腕を怪我してしまい、生きるためには切らなければいけないという状況に。
戦争が終わったら結婚して子供を産んで、自分の子供をその手で抱く幸せが
待っているはずなのに・・・(・_・、)
切らなければ命が危なくなる。その現実を受け入れられずにいる。
血を止めるのには紙が居ると大切な本を差し出すマキ、ウォッカが消毒になると
差し出すありさ。この2人の協力!!!
雨倉隊長が抑える中、腕を・・・。直視できないマキとありさ。
雨倉のもとに友部がやってきて、報告を上げる。日本の好機は訪れる見込みはない。
その中で、雨倉が友部に少女の独りが腕を無くなった事実を報告する。
先ほど手術が終わったばかりだと。手が無いものなど役に立たないからと言う
友部に向かって、何を言う!と声を荒げる雨倉。
意識が戻るまで、傷が癒えるまで、突撃はそれからだと続ける雨倉。
その態度を見て、友部が雨倉隊長に変わったって言ってたね。
雨倉の元にありさが戻ってきて、さっきのウォッカを返してと。
雨倉はありさのことを未成年だろと指摘し、未来では未成年でも酒が飲めるのかと
続ける。
「未来は平和なのか?」⇒「あぁ、嫌ってほど平和!」
平和が嫌ではないけど、くだらないことで嫌になるありさ。
学校、バイト、友達関係、テレビ・・・。
テレビで弱いものいじめばっかりして、芸能人のスキャンダルばっかりって
ありさの言葉、すごく同感したなあ。今の、日本そんなのばっかりだよね!!
他に取り上げることないのか!って思うよねってありさの言葉もすごく良い!
これ、聞いててありさってしっかりしてる子なんじゃん!って感じたよね。
でも、自分で話した言葉になつかしさすら感じるありさ。
「平和になるんだな、日本は。」⇒「うん。」
未来では地震や災害が起こり、アメリカは真っ先に手を差し伸べてくれるって
ありさの話に雨倉はおどろきの表情で、夢みたいな話だなと。
「私たち助かるの?」とありさが雨倉に言葉を投げかけると、先ほど部下に
言われたことをありさに雨倉が語る。
米兵に立ち向かうことが使命だと思っていたと。
続けて2か月前の出来事も。
自分が銃弾を受け怪我をしたときに一人の少女が助けてくれた。
嫌な顔一つせずに助けてくれた。教師になるのが夢だった子。
俺のために水を汲みに行くところで米兵の攻撃を受けて亡くなった。
あの子には未来があった。
それから、少女たちには、生き延びて欲しいと言う思いが芽生えた。
雨倉の語りも良いし、それを感じるありさも良いし。惹き込まれっぱなしでした。
どうしたら助かるのかを考えるありさは「白旗を上げればいいんだ!」と
気付く。降参をするんだと。
すると雨倉が日本人の誇りが許さないと声を荒げる。
そんなこと言ってる場合?死んだ女の子に助けてもらった命を無駄にするの?
と真っ直ぐに雨倉に言うありさ最高!てか、琳香ちゃんのお芝居好きすぎる!!
熱いなああ。すごく素敵。
その途中で、笑子が逃げ出したと雨倉の元に報告が入る。
勇子が後を追いかけているらしい。
現実に耐えられない笑子。侑紗ちゃんの妹らしさすごく良いね!そして、朱里
ちゃん演じる姉の勇子!
勇子が妹を追いかけ発見し「何で私たちが攻撃されなきゃいけないの?」と
姉に語る妹。戻りたくないとだだをこねる妹に「いい加減にしなさい!」と
手を上げる姉。
そして「あなたには私が居る!だから、一緒に生きよう!!」というお姉ちゃん
の言葉が響き謝る妹。
戻ろうとしたときに、銃声が鳴り響き、姉の勇子を襲う。
撃たれながらに笑子逃げなさいと言う姉。言うことを聞かない妹。
お姉ちゃんに守ってもらって来たから今度はあたしが守るって、まだ子供の
女の子がそんなこと語る現実(・_・、)
再度の銃声。
「笑子!笑子!!」最悪なことが起きたよ・・・。
「笑子ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」姉の叫び(・_・、)
泣き崩れる姉。
ありさ、マキ、いずみ、文、勇子が歌う声にすごく気持ちが入ってた(・_・、)
雨倉が亡くなった笑子を抱えて去ろうとすると近づく勇子に首を振る雨倉。
呆然とする姉は生きる希望を無くす。妹の元に行こうと死のうとするも仲間に
止められる。姉の気持ちが痛いほどに・・・。
ここで、ありさが助かる可能性がひとつだけあると。それは「投降」だと。
生き延びる道はこれしかない。
未来では、生き残ったのは投降した人だと書いてあることをいずみたちに伝えるマキ。
投降して助かる保証もないと言ういずみに、そのまま逃げ切れる保証もないと
ありさが語る。
「ねぇ、みんな、生きよう!生きようよ!!」(・_・、)(・_・、)(・_・、)
なんなんだこの作品から伝わるパワーは。やばいほど泣けた。
それでも投降をしようとしないいずみ。自分の家族全員を殺されたいずみには
家族の敵を討つその一心が支配していて、憎き米軍への気持ちが揺るがなかった。
勇子も殺された妹、笑子の敵を討ちます!と続く。
ありさ「そんなの間違ってる!!!」
AIみんなの気持ちが、熱が、パワーがすごい!!
ここで、自分のお母さんの心配性な話をするありさ。
自分が冷たくしたとしても、ひどいことを言ってもいつも心配してくれる。
復讐なんてエゴ。あんたの家族は復讐なんて望んでない。親はいつでも子供の
幸せを願ってる(・_・、)
兄弟だってそうだよ、幸せになって欲しいって思ってる。笑子さんだって
あんたに生きて欲しいって思ってる(・_・、)
今は辛いかもしれないけど、生きていればきっと傷は癒える。未来は平和なんだよ。
あなたたちが死ぬことはないでしょ。
ありさの言葉が響き、投降を決断し出す女子学徒隊。
笑子が命を張って助けてくれたその想いを無駄になんてできないって勇子が言って
くれた時、嬉しかったなあ。
いずみは涙ながらに、みんなに見られながら、みんなの気持ちを汲み、自身の
気持ちを改める。
「あなたたちと行動を共にします。清泉城女子学徒隊の名に恥じないように!」
雨倉隊長の元に話しに行ってくれるマキ。
雨倉隊長に「私たちを投降させてください。」とお願いする。
投降しても助かる事実はと語る雨倉に「ただひとつゆるぎない事実は、日本が
負けるってことです。」
女子学徒隊みんなが一緒にお願いする。
雨倉隊長は誰かと話している。
戦争が終わって、未来をつくるのはこの子たちだと。
戦争に向かい死んでいった自分の部下の幻影と話をしながら、その部下に謝って
いる隊長。
そこから覚めると「逃げろ!早く逃げろ!丘へ行って、白旗を振れ!」と。
「絶対に生きろ!生き延びろ!!おれは、俺からの最後の命令だ!!」
いずみ「はいっ!雨倉隊長ありがとうございました!」
みんな「ありがとうございました!」
涙ながらに女子学徒隊を見送る雨倉(・_・、)
「情けないな。俺は、軍人失格だ。」と語り米兵に向かう雨倉。
雨倉隊長は間違ってないよ!!!
てか、自分が敵を止めて、女子学徒隊を逃がそうとする所(・_・、)
丘に到着する女の子たち。投降を知らせるためにどうすれば良いのか
考え、歌えばいいのだとみんなで歌いだす。
しかし、米兵から銃弾の嵐が・・・。
そして、マキが撃たれてしまう!!!
「なんでだよ!」と叫ぶありさ。
2016年を生きる人が1945年の戦争で撃たれる状況!!
「私たちが何をした!なんで戦争なんてするんだよ!!」
守ろうとしていた雨倉までも撃たれる。
「生きろって言っただろ・・・。」と最後の言葉を振り絞り死す雨倉。
シーンに大きな展開が訪れると、そこは海辺でありさが倒れている。
そこに岡本先生が迎えに来る。探しに来たのだと。顔が泥だらけな
ありさ。戦時のみんなが居ないことに気付き、名前を呼ぶ。
マキも居ない。撃たれたから早く病院に連れて行かないとと焦るも、
岡本先生が「マキ?」とその名前を知らない様子で。
どういうこと???←僕も観ててそう思った。
てか、このシーンの前に死んだ重さんas雨倉隊長の帽子が現代に落ちて
居てそれを拾って上手く展開する琳香ちゃんのシーン、すげーいいなあ
って思って観ていたら、アフタートークショーで本当は、帽子は落ちて
居ないのが正解の演出だったらしく、そういうちょっとしたハプニング
をより素敵な舞台に魅せる琳香ちゃんasありさの機転もすんごく良かった!!
ありさの電話が鳴るとお母さんからで「私は大丈夫。帰ったら話したい
ことたくさんある。お母さんいままでごめんね。帰ったら、煮物食べ
させてね。」と話してるの。
戦争を経験して、ありさの気持ちが変わってる!!
そして、ありさの元に現れたのは一人の老婆。
老婆は「あなたを待っていたのよ。」と。老婆を演じてるの里於奈ちゃんじゃん!!
全然、声質が違う!すごい!!
戦時にマキを置いてきちゃったことを老婆に告げるありさ。
ありさ「あたし最低。」
老婆「あたしはここにいるよ。」←えっ?まさか!!
老婆「あたしがマキだよ。こんなおばあさんになっちゃったから分からないわよね。」
そして老婆が見せた一冊の本。71年もありさのことを待っていたマキ。
親友2人が再会を果たす。
投降後に、銃撃を受けたものの一命を取り留めたマキ。しかし、その他の女子学徒隊
はほとんどが亡くなってしまったと・・・。
だけど、マキたちは、ありさと雨倉隊長のおかげで助かって、収監後には、各々が
生活に戻って行ってねってマキが話してくれてね。
みんなが生きた事実に嬉しさを感じるありさ。
マキがみんなのその後の話をしてくれてね。
その中でも、劇中に出てきたウエスユウコが生き抜いた末に先生になったって
シーンに鳥肌が立ちました!僕が中学の時、同姓同名の先生に授業で戦争の話を
習っていたのであまりにもシンクロし過ぎていて衝撃でした!!
こんな偶然、焦る!
最後にマキから告げられたのは、次はありさが生きていく番だと。
2016年の今を生きろ!と。
『清らかな水のように ~私たちの1945~』この作品は絶対に再演すべき!
何度も観て行きたい、すごく大好きな作品になりました!!
ものすごい作品が産まれた瞬間を観た!って感じがしましたね。
観れて本当に良かったです。
さらには、舞台公演後は、トークショーがあり、色々とお話が聞けて良かった!!
PS:感想遅くなりました( > <)
トークショーの後は、AIのみんなのサイン会もあって直接感想を言えたりしたのも良かったなあ。
AI写真集。
里於奈ちゃん
絵梨花ちゃん
琳香ちゃん
そんなこんなで、今週は2016年最後のAI公演も始まるよね。
こちらも楽しみにしていますね!!
AI Presents公演『ゲートシティーの恋』上演決定!!
企画・演出:山本和夫
脚本:林さとみ/長谷賢治
会場:ワーサルシアター
日程:2016年12月22日(木)~25日(日)
A/B両チーム観に行きます!!
■内容
修学旅行で沖縄に来た東京の女子高生ありさとマキは、平和資料館見学をさぼって海を見に行くため抜け出す。だが、道に迷い洞窟に入り込んだところで、地震に遭遇、気を失ってしまう。目を覚ましたありさとマキは、モンペをはいた同年代の少女たちに遭遇する。同じ日本語なのに、話がまったくかみ合わない。そこは1945年6月の沖縄だったー。
■キャスト
市島琳香・・・新藤ありさ:都立女子高校2年生
里於奈・・・・辻マキ:都立女子高校2年生
大井絵梨花・・神里いずみ:清泉城女子学徒隊リーダー
柿本朱里・・・上江洲勇子:清泉城女子学徒隊副リーダー
松本侑紗・・・上江洲笑子:清泉城女子学徒隊(勇子の妹)
田中瑠愛・・・我那覇文:清泉城女子学徒隊
安田愛里・・・下地好江:清泉城女子学徒隊
井出和樹・・・岡本信二:ありさとマキの担任/友部文成:日本軍兵士
重松隆志・・・雨倉一郎:日本軍兵士、清泉城女子学徒隊隊長
黒木麗奈・和田あずさ(Aチーム)
■スタッフ
原案:神楽坂淳
脚本:千葉美鈴
演出:山本和夫
そんなこんなで。