8/13(土)にネコ脱出29 舞台「西成の虎」マチネ公演を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、まぁぴょんa.k.a.八城まゆちゃんがご出演されるからです。
久しぶりのネコ脱出観劇だあ。
ネコ脱出29
舞台「西成の虎」
脚本・演出:高倉良文
【公演期間終了】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
昭和の大阪の下町西成区を舞台に、そこで生きる人々の情を感じるすごく
素敵な作品でした。笑えて泣けて久しぶりのネコ脱出、面白かったあ!
まぁぴょんの演技すごいわ!難役を見事に演じ、更にお芝居に惚れました!
ネコ脱出、高倉良文さん開演前トーク中。高倉さんのトーク面白かったなあ。
ネコ脱出、吉川英夫さん、開演前弾きがたり中。歌うまし!!
キャスト表には無かったけど、舞台には吉川英夫さんと杉田麻由香さんも
ご出演。
吉川さんは、そのまま路上ミュージシャン役としてご出演されていて、
前説の弾きがたりからそのまま舞台に突入して行きました。
いい歌過ぎて聞き惚れた!
よっしーさんの歌は素敵!ぐっと来ました!とファンががっついてくる。
もう一曲歌ってと新曲をお願いする。帰ろうとするよっしーさんを帰らせない
ファンが、次の新曲で使える歌詞を考えてきたと足止めしたりしながら、
最後には「ごぼうの歌」をって良いながらトイレに行きたいらしく、よっしー
さんの元を後にするファン。
歌おうとする、よっしーさんはそこにいるおばあさんを気にする。(姿は見えない)
「あなた、昔、僕と会っていないですか?あの町で!!」
高倉良文さん演じる桐生刑事、橋本沙織さん演じる宮川刑事が大阪は下町西成区
で、「あいつらをパクれ!」と悪い奴らを追ってる雰囲気がかっこいい!
そこに、迫真由美さん演じる町野光子が「人を探してるんです。」と話しかける。
西成に来たら分かると言われたらしく。
桐生刑事は後輩の宮川刑事を煽り「狙いは全員や!」とバトルシーンが激しい!
時は1975年、昭和50年。この年は、この町、西成区はキナ臭い事件ばかりが起こる。
地図に無い町、西成区の「釜ヶ崎」が舞台となる。
暴動に巻き込まれた光ちゃん。この光ちゃんが舞台の主人公。
野村奈央さん演じる白衣の松本タエコさんが光ちゃんに良くしてくれてね。
荷物も財布も無くなっちゃった光ちゃんに寝る所、心配しなくていいから
手伝ってって。優しい雰囲気な明るいタエコさん。
困ってる時はお互いさまだって。
だけど、町の人が言うにはタエコさんも闇の部分があるみたいで、青酸カリ
を仕込んで母親を殺した父親を見つけ出して殺そうとしているらしいって。
それを信じない光ちゃん。
桐生刑事が区役所来たときの荒れっぷりすごかったね!暴力余裕でかます刑事
そして関西弁が雰囲気をすごく醸してる。光ちゃんに桐生刑事が怖い街だから
気ぃつけやって声かけると、逃げ腰感な光ちゃん。
宮川に光ちゃんが薬か何か持ってるはずだから調べろと指示を出すも「出来ません。」
と返す。それに「シャブをやった人間が町に転がっていたらどないすんねん!」と
圧力をかける。
お腹がすいた光ちゃんにタエコさんが炊き出しを出してくれる。
あったかい、うまそうと食べようとしてると、そこに「炊き出しはもう終わった
んですか?」とおじさんがやってくる。新入りのおじさん。配給の時間を
知らなかったみたいで。ほかの場所を教えてもらうも足が悪く間に合わないって。
したら「これどうぞ。」って自分のを「お腹いっぱいだから、お父さん食べて。」
って光ちゃんの優しさ。おじさん食べて、光ちゃんに返して2人で分け合うの(^ω^)
仲良くなる光ちゃんとおじさん。光ちゃんは「西成の虎」に会いに来たって
おじさんに話しててね。村手龍太さん演じるおじさんの名前は一郎(いっちゃん)。
「西成の虎」は、この町で行われている催しの労働者川柳で2年連続大賞を取った
人のペンネームらしく、光ちゃんは弟子になりたいんだって。
町のみんなで川柳言い合い盛り上がる(^ω^)
一郎を見たタエコさんは自分の父親だと気付く。
明日も炊き出しやってますから来てくださいよという言葉に心がざわざわしました。
光ちゃんのリュック戻ってきたよ!良かったね!!
宮川刑事も「西成の虎」好きみたいでね。光ちゃんにさっき一緒にいた男は
知り合いと聞き、あれはあかんと目を付けてる。
町には雪が降り、まぁぴょんa.k.a.八城まゆちゃん演じるちえこが喜んでる
んだけど、身体に不自由がありそうな動きと声質。
すると、仲間が「そんなポン中ほっとき!」って言っててね。
ポン中はヒロポンシャブ中毒のことで、それを醸すまぁぴょんの芝居に一気に
惹き込まれました。
身寄りのないちえこはそんな身体でも飛田で働いているみたいでね。
町で大きな声を出しておまわりさんに職質されたら連れて行かれちゃうって
仲間が心配してくれてて。
次の日の炊き出し配給。タエコさんがいっちゃんに炊き出しくれてね。
おいしそうに食べてる(ドキドキ)。
食べているいっちゃんにタエコさんが、自分がこの町に人を殺すために
来たのだと語り出す。
「私の、私の父親は最低な男でした。」と思い出を話すタエコさん気持ち
入ってたなあ。
いっちゃんはそんな男死ねばいいのにと言い、君は何も悪くないんやでと
付け足す。
母さんが壊れ、父親はシャブでフラフラ。父に助けを求めた娘は、助けて
くれたらしい。それっきり、父親にはあっていないタエコさん。
そんな父親に言いたかったことが口から漏れると、いっちゃんが「タエコ
すまんかった。」と感情を吐き出すと宮川刑事が出て来ていっちゃんを
逮捕。
いっちゃんが連れていかれようとするのを止める光ちゃん。
去りゆくいっちゃんに川柳を涙ながらに読み上げる光ちゃん。
「娘から もらった雑炊 母の味」やばい(・_・、)たくさん読み上げてくれてた
いっちゃんからは「いつか西成の虎よりすごい川柳になるから頑張れよ!」
って別れの言葉が。
娘(タエコさん)から母さんの形見が父(いっちゃん)に手渡される(・_・、)
父はその娘の行為に「雪の夜 人生最後の 家族だな」と読み上げ刑事に
連れて行かれる。
光ちゃんが読み上げる「西成の 星は変わらず 光ってる」。
ここで、ミュージシャンよっしーさんの歌「西成の女」。
飛田新地の女を歌った歌。よっしーファンさまこの歌を初めて聞いたみたい。
この後の大阪商業大学演劇部キャラメルコンバットの稽古のくだり!!!
めちゃくちゃ面白かった!
高倉さん演じる新倉イワオが、東京で活躍中の先輩が稽古を観に来てくれて
いると宮吉康夫さん演じる林原さんを招き入れる。
てか、高倉さんのキャラが完全にやばい(笑)←最高すぎるってこと!
同じ生命体とは思えないフォルム!(^ω^)笑
林原さんの暴走に、段取りにないことやめてもらえますか?的に言う新倉(笑)
宮吉さんas林原さんが高倉さんの20年前の実話を暴露するくだり最高(笑)(笑)(笑)
ここでは書けない内容です。
新倉たちはなんとか稽古を観てもらうと、林原さんがいじると「そんな台詞
無いじゃないですか。」と突っ込む高倉さんas新倉(笑)
笑いが止まらん。
会場のお客さんに向けて先輩って稽古するの面白かったー!
そこに、光ちゃんが来て、大きな声を出して良い所じゃないの!とキャラメル
コンバットに指摘。それから、飛田新地にスーパーのレジ打ちのアルバイトに
行くと光ちゃんが言うと、案内してって新倉が言い、シーンは飛田の町へ切り替わる。
飛田の町で働く女たちが、下着姿で色っぽく歌を歌うシーン。
ここ良かったなあ♪
新倉&林原さんが飛田の町へ。光ちゃんも。
歌が終わると手が震えてるちえこ。光ちゃんちえこのこと心配してる優しさ。
倒れてしまい呼吸が荒れるちえこの手先がピクリとしてるのがすごいリアル!
難役をこうも演じきるまぁぴょんほんとすごい!
まぁぴょんって難役になるほど光るって言い方変かもしれないんだけど、難しい
役を演じるのがほんとうまい。芝居がしっかりしてないと絶対できない演技
だし、いつもお芝居観て唸らされるよね。素晴らしい!!
ちえこが新地に確かに生きてた!
新倉が入った飛田の部屋で赤い下着の方にローキックされまくってる
くだり面白かったなあ。高倉さんがいじられるって流れ鉄板!(笑)
←高倉さんがみやびさん演じる良子いじるのも楽しかったー!!
血を吐いて、黄疸が出てるちえこ。
飛田新地での2人の男、船井進さん演じる福祉の山田さんたちのシーン、
明日からカットって光ちゃんに言われてたよ!(笑)
ちえこの元に来てくれる光ちゃんに良子が「おおきにな。」って感謝
してくれてる。ちえこの最後のお客さんだということで、光ちゃん心配
してくれてるみたいで、2人のシーンいい感じだったなあ。
無理してこの町の人間にならないで自然にしてたらええって良子が光ちゃん
に声かけてくれてた。
この町に来て、1年がたった光ちゃんはまだ、西成の虎には会えていない。
アルバイトを転々としながら川柳を続けている。今年の労働者川柳も西成
の虎が大賞だったんだって。
光ちゃんと仲良くしてるちえこのかわいさが半端ない!
ちえこも川柳が好きみたい(^ω^)
光ちゃん「森の中 大きな熊さん」⇒ちえこ「リズミカル」
光ちゃん「えびすさん 大阪祭りだ」⇒ちえこ「それが人生」
光ちゃん「西成の 空に広がる」⇒ちえこ「・・・」
林原は自分が出演する舞台のチケットを飛田新地の女(佐藤佳那さん演じる
雅子)に渡そうとするも、あまりうちらに近づかん方がええで。ピンクの
ネオンに照らされている時だけうちらは生きれんねんって。儚い。
「西成の 空に広がる」の先をずっと考えてるちえこ。
町を光ちゃんと一緒に歩いてるのが楽しそうでほんとかわいいね。
良子と雅子のシーンで、雅子の男がヤクザだって話とかがあったり、
三好組から鉄砲玉が選ばれたらしく、雅子の彼がもしそうだったら、
あんたもパクられるからこの町を出た方が良いって心配してくれてる
良子。
桐生刑事が、西成警察の「メンツみしたれ!!」と包囲網を敷く。
鉄砲玉は今泉マサタカさん演じる細川。
ヤクザを一斉検挙すると。
細川がピストルを撃つと、その銃弾がまさか…。
雅子も検挙される。
その時、ちえこが「西成の 空に広がる ありがとう」と川柳を読み上げる
と、銃弾がちえこを貫通していたって(・_・、)光ちゃんのちえこちゃんという叫び
ちえこちゃんは薬をやっていなかったから痛かったの!それなのに雅子
に「ありがとう。」って(・_・、)
ちえこの墓参りに行った光ちゃんに良子は、ちえこがまだ飛田に来たばかりの
6年前の写真を見せてくれる。薬に手を出す前のその表情は、死んだ時と同じ
だって光ちゃん言ってたのよ。
光ちゃんと良子のシーン、ちえこを想い出させる語りすごい良かった!
良子は光ちゃんと友達になりたいって。ちえこの代わりに川柳を教えてって、
なんだか嬉しいね(^ω^)
光ちゃんは良子にちえこが作った「西成の 空に広がる」のお題を出してみてね。
この川柳は西成にお世話になった人たちに伝える言葉なんだ!
光ちゃんの「ありがとう。」が沁みる。そして、自分で作った川柳を捧げる。
林原は雅子のことを待つ覚悟を決めてるみたいだったね。
よっしーさんの歌からファンさまとのシーンがあってね。
光ちゃんは正式に川柳教室を開くみたいだね。
区役所では知江崎ハルカさん演じる演歌歌手の的場ひろみが好きな
猿山智也さん演じる大外てるお。
ちえこちゃんが死んで2年、この町に来て3年の光ちゃん。西成の虎に
会いたい気持ちは盛り上がる一方。今年の労働者川柳も西成の虎が
大賞とゆうすごさに嬉しそうな光ちゃん。
的場ひろみが明日、この町にやってくると。歌を歌い登場するひろみ。
ひろみファンの中にまぁぴょん発見したよお(^ω^)
ひろみはてるおに話を聞き、刑事がいることに気を張り「しばらく
こっちに戻ってこれなくなるかも。」って意味深。
東京進出だな?とか煽てるてるお。
明日は、この町でひろみのイベントがあるらしい。
てるおは今も昔からもひろみのことが好きだって告白してる所に光ちゃん
来ちゃうw
ひろみたちの動きを怪しむ宮川刑事。自分が明日のイベント取り仕切りたい
って上司にお願いしてた。
てるおは「西成の虎」は居ないと光ちゃんに告げる。大賞取ったら200万円。
そんなイベントが西成で毎年毎年できるわけないやろ!と。
西成区の八百長。毎年回覧板だけでっちあげて配っている。
そんなことはこの町の人は知っているのだと。
信じられない光ちゃん。
ひろみのイベントが始まる。渥美千春さん演じる指名手配犯の高橋広も
イベントに来てるよ!
イベント終わりのひろみに話しかけるてるお。てるおがひろみに
大切なプレゼントをしようとすると、この町が嫌いだと、てるお
と自分との違いを形相を変えて語り出す真実。
東京での活動で、自分の出身がばれてしまい活動の幅が無くなって
行ったこと。そして、私を芸能界に入れてくれた人と結婚すると
自分のことを想っていたてるおに語る。
この後の西成警察、広、ひろみを交えた展開がすごかった!
一つの物語にいろんなドラマが交錯するね。
的場ひろみを重要参考人、いや、覚せい剤取締法違反で逮捕、
高橋広はシャブ中を新地に沈めてるって桐生刑事が指摘してた。
西成の虎を追いかけ続けてきた自分が何だったんだろうと考える
光ちゃんの元に現れる桐生刑事。
川柳教室をやっているなら、こいつの名前で川柳を出して置くように
って頼む桐生刑事!その名前が…。もしや!!
桐生刑事「西成の 空に広がる …」
この後のドラマティックな展開がまさかすぎた。桐生刑事が殺されるとは。
それに感化されたのか、今まで抜けなかった宮川刑事が犯人のひろみを
撃ったよ!!
ほんの少しだったけど、西成の虎と出会えた光ちゃん。
この町のことはまだあまり好きではないけれど、この町を元気づける川柳を
あの名前で書いて見ようと思うと考えてる光ちゃん。
最後に一句披露してくれてね。
よっしーさんが「西成の約束」という歌を歌うって話の中で、僕のお父さん
売れない俳優でって話、もしかしてリンクしてる!って思ったよね。
語りかけてたおばあさんって、もしかして!!
バンド名は「西成の虎」曲名は「西成の 空に広がる ありがとう」!!!!!
「あなたが幼かった自分に教えてくれた川柳なんですよ」ってよっしーさんが
言った言葉で確信したよね。
そうゆう繋がりだったのかあ。
「西成の虎」こと「光ちゃんさん」!
よっしーさんの歌で舞台は終演。
ネコ脱出めっちゃ良かった!
まぁぴょんの舞台を観に行くと、いっつも面白い作品で、まぁぴょん
のお芝居もすごく良いし、観に行けてほんと良かったです。
まぁぴょんアップルパイ帰りにくれてお腹すいててすぐ食べた。うますぎかよ(^ω^)
いつも、ありがとう。
週末は、まぁぴょんのお芝居また観れるの楽しみです♪
■内容
時は1975年、大阪は下町西成区に「虎」と呼ばれる伝説の男がいた、彼の川柳は毎年開催される労働者川柳大会で何度も最優秀に輝く、彼を追って西成の町にやって来た女が見たその光景は、およそ日本とは思えぬ光景であった。
地図に無い町西成区の「釜ヶ崎」を舞台に実際に起きた事件を元に描いた人情物語となります、笑って泣いて、最後に「西成の虎」に夢を馳せる物語、ご期待くださいませ。
■キャスト
迫真由美・・・・町野光子
高倉良文・・・・桐生刑事/新倉イワオ
橋本沙織・・・・宮川刑事
猿山智也・・・・大外てるお
野村奈央・・・・松本タエコ
朴贊革・・・・・竹田幸司
村手龍太・・・・一郎
八城まゆ・・・・ちえこ
みやび・・・・・良子
佐藤佳那・・・・雅子
今泉マサタカ・・細川
宮吉康夫・・・・林原
船井進・・・・・福祉の山田
知江崎ハルカ・・的場ひろみ
渥美千春・・・・高橋広
■スタッフ
脚本・演出:高倉良文
そんなこんなで。