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劇団 水中ランナー第五回公演 舞台「四月の魚」

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3月19日(土)に劇団 水中ランナー第五回公演 舞台「四月の魚」A/Bチーム公演を観に行ってきました。



劇団 水中ランナー第五回公演
舞台「四月の魚」

作・演出 堀之内良太


舞台「四月の魚」

舞台「四月の魚」




終演後に良太さんにすごい!と興奮気味に毎回言ってるほどの期待を
裏切らないクオリティで本作もほんと面白かったです!


水ランとして新しく広がる光景を共有出来たしたくさん笑えて感動して
最高でした(・_・、)


「四月の魚」はある作家と嘘の話になるのですが、嘘をつくことの優しさ、
人を想ってつく嘘はこんなにも優しいのかと感じさせてくれてくれるもの
でした。


その「嘘」は作家の「ゴーストライター」をすることになるという流れに
繋がり、作家が描くストーリーの中でも「嘘」がひとつの柱にもなっていてね。


作家が本当にあった優しい嘘を描き、事実には無かった嘘を書くことで
作家自身が前に進めないでいたものを「花火」を打ち上げることによって、
一歩を踏み出したような希望をも感じられるものだなあと思いました。
作家としての壁をぶち破ったようなそんな思い。


作家が自分の中にあった想いを形にして、魅せることのできなかった世界を
嘘で描くことで気持ちが楽になれもしたんだろうなあって。


嘘で描いたその世界を、作家が描くストーリーの登場人物に実際に見せて
あげたかった。


キャスト一覧を見ていただくと分かると思うのですが、ダブルキャストなん
だけど役がかなり複雑に入りんでいることもあり、A/B両方観るのもいつもの
ダブルキャストとは違う感覚で楽しめました。組によって役が違う役者さんも
いたりで、その中で、栗栖さんの幸太郎と飯山、美喜さんの彩花から南と2つ
の役が観れて、その繋がりを感じられてすごく良かったです(;ω;)


あとね、「四月の魚」は自分なりの捉え方をしながら観れたりするのも
すごく面白かったです。(味方によっては違う解釈もできるっていうね。)



「あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!」


「あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれーーー!!!」


とキャスト陣が群唱するなか、花火が舞いあがる。


舞い上がる花火を感じるところ良かったなあ。ってキャストさん観てたら、
稽古さんがにゃーの靴下を履いているのを発見して嬉しくなっちゃったよね。
稽古さん水ラン出演するとき、衣装ににゃー使ってくれてるの(=^ω^=)


幸太郎がひとり語り出す。それに、彩花が続く。


「ただ花火をあげる。ただ花火を見つめる。」


長いのか短いのかわからない人生の中のただの一コマなのかもしれない。
でも、それを願うことがすべてである。それの何が悪い。
ただ、この空間に一緒に居て、流れる時間と目の前にある光景を共有した
事実があったことがすべてであると信じたいんです。
あり得もしない未来を願って、僕らは祈る。


序盤の群唱で気持ちを鷲掴みにされる水ランの導入部、最高かよ(・_・、)


南の「ありがとう。」に幸太郎が「ううん。」と言葉を返す。


作家である飯山の家で編集者の西原と、大物作家である熊川の秘書で息子
がゴーストライターをやらないか?と飯山に話を持ちかける。
部屋で飯山を見守る女性は南。


南が飯山に「おもしろいことになりそうだねっ。」って乗り気でね。
飯山は1年以上作品を書いていない身。なのに飯山が選ばれたのは、バリバリ
書いている作家に頼むわけにはいかない点と、西原が飯山の知り合いだった
という2点。


ゴーストライターをして有名になった作家もいるという点では、作家として
久しく書いていない飯山にとってはいい話だよね。ゴーストライターを持ち
かけた理由は、作家である熊川が病気が悪化して入院中だとのことからで。


西原は一緒に来ている息子の熊川と仲が良く、お前に3年彼女が居ないことも
しってるとか余計なことまで口外しとる(笑)
したら、西原さんがさいきんキレ痔で困っていることをお返しとばかりに暴露
する熊川(笑)


飯山が描く作品の内容を尋ねると『花火』についてとこたえる熊川。


熊川が先に飯山の家を後にし、残った西原が飯山と話を続ける。
いい機会だってこの話を持ってきてくれる西原っていい人だよね。作家を諦め
かけていた人に対して「お前が新しく描く本を読みたいだけ。」ゆっくり考えてと
西原も家を後にする。


2人だけになった飯山家。南がお化けみたいになって私が書こうか!って
おどけてる(^ω^)南ってさ、飯山を盛り立てようって見守ってくれてるよね。


「嘘」ばっかりでも作家飯山先生にしか書けないものがあると思う。それを
読みたいよって言ってくれる南に、読みたい?って飯山が聞くと、読んで
あげても良いよって言い直す感じ好きだなあ(^ω^)


幸太郎が語るかなり昔のフランスでの話。フランスでは4月1日が新年だったものが
新体制になり1月1日が新年になる。民衆はそれに反発し、嘘の新年である4月1日
に花火を打ち上げて騒ぎに騒いだのだと。
この話をしているときに、民衆のみんなが金髪のカツラ被っててね。良太さんが
すごい似合ってた(^ω^)途中で客席後方から国王が出てくるんだけど、それが
逆キャストのそれぞれ山上さんとえじーさんね♪
国王が騒ぐ民衆を撃ち殺し、いなくなった人と一緒に民衆は4月1日に花火を見上げる
のだと。
4月1日の祭りは続いて行く流れで「嘘」という内容だけが残ったといういくつか
あるエイプリルフールの起源のお話。
⇒もうさあこのお話の中でもだけど「花火」がしっかりとリンクされててほんと凄い!


幸太郎の誕生日は4月1日。


この内容は、飯山が書き始めた小説である。


「きれいだね。」と彩花が幸太郎に語りかけ花火を見ている。そこは病室。
そこに良太さんas隆博と稽古さんas真理子が遅れてやってきて、隆博が
「さっきまでフランス人やらされててさあ」とか言い出すと真理子が「何
言ってんの?」に隆博が「これ言っちゃダメなやつだあ」って言っちゃう件(笑)(笑)(笑)


その後の血圧計に「計るくん」って名前つける隆博面白いし、隆博と真理子
のこと彩花が「相変わらず2人は仲がいいね。」って言ってたけど、ほんと
そんな雰囲気すごく感じたな。2人の結婚式に出たいなって彩花言ってたね(^ω^)

今週、2日間だけ親知らずの抜歯で入院する機会があったんだけど、血圧計と遭遇

して思わず「計るくん」だ!って思っちゃったよね(笑)


幸太郎が語るモノローグ。僕たちが育ったこの場所の伝統。年に一度の花火大会、
20,26,32,38歳と6年ごとにその年齢の人たちが集まり自分たちで出資して打ち上げる
んだって。これが人生における大きなイベント。


26歳になったみんな。しかし、それぞれの理由もあり出来なかったのだと。


「お姉さん今の花火見ました?マジ半端なくないですか?」とやってくる由美。
てか由美のテンション高いキャラ面白かったなあ。


花火の雰囲気をぶち壊す女、それは「由美っすけど!」(笑)
それを聞いてきた隆博に「へっ!」ってやるところめっちゃ面白い!!


そこに彩花の弟である昭太がやってくる。入院しているお姉ちゃん心配して
お見舞いに。「私が居るから大丈夫だよっ!」って看護婦の真理子が心強いね。


撃ちあがる花火を見て語る彩花。
一瞬のために準備して、きらめいて余韻と共に消えちゃう。一瞬のために
必死になる。何かをやり遂げるために必死になる。生きてるって感じだね。


花火に頑張れー!って声援を送る彩花良かったなあ。


彩花も花火をあげたかったと語ると、俺たちであげることにしたからと幸太郎
が言ってくれてね。エイプリルフールの幸太郎の誕生日に打ち上げようって。


彩花は先天性の病気で入退院を繰り返し薬を飲むものの薬に対する免疫力が
出来てしまったやらで今年の冬は越せないだろうって…。
看護婦の真理子は私情が入るだろうと担当から外され…。


彩花は身体はきついだろうに僕たちの前では明るく振る舞う。


ここまでは、飯山が書いているお話。シーンは飯山家に切り替わる。
南が出てくる役柄をいじったり、導入だけじゃなく続きを書こう!と
背中を押してくれる感じ好きだなあ。手伝うからって。
どんな花火を決めるかは?という南の問いかけから飯山が続きを描き出す。


候補は『百連の柳花火』。みんなとの会議となると元気になる彩花。
何度も行われる花火会議はひたすらに平行線をたどり続け、昭太と由美
が柳花火百烈拳アタタタタ!とかふざけていると鼻の骨を鳴らして威嚇
して本気モードになる真理子すごい!!


隆博は花火会議で「花火にしよう」とかどんな花火かに「すげーやつ」
とかおバカっぽい感じが面白いね。


真理子と隆博は付き合っていて、素直になれない2人の間に彩花が入って
くれて取り持ってくれたんだって。


平行線の会議に「もういい」って足をほっぽりだしてる真理子の感じ良いよね。


幸太郎の話で『百連の柳花火』で決定!(^ω^)


このあと幸太郎が客席に向けてモノローグを語り出すと、何話してんだよ!
って介入しちゃう隆博!!!(笑)←斬新!


シーンは飯山家に切り替わる。導入から続きを書いたのでここまでで見てもらおう
と話す飯山。


人の家では座っておしっこする派の西原がトイレから戻ってくる(^ω^)
早く続きが読みたいねぇ~って西原も飯山を気持ちよく書かせようって
声かけてくれてる感じが好きだなあ。


「キャラクターたちが勝手に動き出すところがある」って言葉、ほんとそう
だなあって思ったよね。熊川さんにこの作品気に入って欲しいなあって観ながら
に思ったよね。


南はいつでも、飯山の背中を押してくれるのね。みんなのこと書いて見れば
って言ってた時に、物語の人物たちが飯山の方を向いて書こうって進めてる
感じのシーンすごく好き。現実の世界と、飯山が描く世界がリンクしてる感じで。


役所からは花火師が居れば大丈夫だとの言葉をもらう。
彩花の体調は最近あまり良くない。
花火はあげられるのだろうか、入院費で費用とかも、幸太郎さんはそんなことを
しているより姉ちゃんと一緒に居たらいいんじゃないかなあっていう弟昭太の想いも
すごく分かるよね。
彩花が花火を望んでるんだって真理子と隆博がフォローしてくれて、幸太郎が昭太
に花火はあがる。そして姉弟はそれをいっしょに見てるってしっかりと言ってくれてた。


隆博は東京へ上京するらしく、幸太郎が遠距離恋愛大丈夫なのかを聞くと、
隆博と真理子は実は既に別れているのだと。幸太郎が「彩花には?」と聞くと
遮るように「絶対ダメ!」と真理子が言うの。2人をくっつけてくれた彩花に
今そういう思いをさせちゃうとっていう優しさ。


隆博と真理子ってすごく良い人柄だよね。


嘘と本当。強がりと本音。誰かの為の嘘と強がりは全て真実になってしまえば
いいのにという空想を抱く幸太郎。


途中段階の作品を熊川に見せる西原。作品をそれまで書けなかった飯山が
しっかりと作品を書いてきていると熊川が評価してくれてたなあ。
西原は飯山のそれまでの書かなかった話をしてくれてた。


描くのに苦しみ始めた飯山に「やめちゃえば?そんなあなたは見たくない。」
って南が言ってくれててね。


俺は一人でかいているんだって思っちゃってる飯山。


熊川と西原が話している途中で、熊川が急に物語の中の役所の人に役柄チェンジ
して話が進んでいくところ面白かったなあ。
「4月1日に百連発の柳花火を打ち上げる。」その話を持ってきた幸太郎。
しかし役所の答えは許可を出すのは難しいと。空欄になっている花火師は決まった
のか?周囲の住民の許可も必要。現状では受理できない。
それに「また来ます。」と幸太郎が言えば「何度来ても同じ。」と役所の答え。


幸太郎に役所に行った結果がどうだった?と病院を抜け出して途中まで由美
とやってきた彩花が聞くと「ほぼほぼ大丈夫だ。」って言ってもいないことを
言い出す幸太郎。「実現しちゃうかもね。」って彩花も嬉しそう。


「花火があげられたら、彩花さんの病気治りますかね?」と由美が幸太郎に
語る。ここでのオオカミ少年の話が沁みたなあ。


シーンは現実に戻り、熊川が書くスペースが遅くなってきていると指摘する。
「この役所の人、私に似てませんか?」って言ったところ面白かったなあ。
「熊川出てきたと思ったもん!」の西原の言葉がまさしく過ぎたよね(^ω^)
熊川(父)にここまでの内容を読んでもらってみると熊川(息子)が語る。


飯山が続きを書く物語へ。幸太郎に貯めてきた結婚資金を貸してくれる真理子。
真理子、優しすなあ。婚期はまだこなそうだしって。


花火師が見つかった!と隆博がやってくると、その花火師が紹介してくれた人の
親父さんの**の愛人の友達的な感じですごい繋がり(笑)←愛人がインサート
されているところが気になる(笑)


幸太郎が役所へ予算が揃ったので許可をお願いしますと訪問する。
本気なんですね?と確認したうえで協議すると役所の人が言う。手続きに時間
がかかるので、など押し問答が続いていると幸太郎が「一人の人間の運命が
かかっている!」と花火に願いを込めたいのだと熱く想いを届ける。
役所が前向きに検討してくれると。


熊川(息子)曰く、作風が熊川(父)に通じるものがあるって言ってくれてた!


これをありきたりだと捕えてしまう飯山はもうここまでだ!もういいって!
と西原を振り切るように声を荒げる。


西原「このままでいいのか?最後まで描け!みんなに呼んでもらいたい。」


物語の役柄たちが作家である飯山に語りかける。
「怖いですか?怖いですよね。僕もです。でも、先ほどの役所での言葉は
あなたの言葉ですよ。」(;ω;)うぅ


「あなたも花火に願いを込めたいと想っているはず。彩花も見たがっている。
書けますか?」


飯山は続きを描き続ける。
花火師がやってくると、役所の人がスーツの上から上着に作業着着ただけ
じゃん!って双子なんだって。本気具合をみんなに確認する花火師。
その気持ちを確認して「わかりました!やりましょう!」って力になって
くれるって(^ω^)↑↑↑
このシーン双子って言っていたのが「嘘」で役所の人が花火師にばけて
いるんじゃないかなあってゆう風にも見えたのね。したら、役所の人も
熱い男じゃんって自分なりの捉え方も実はしていました。終演後に、気に
なって出演者のみなさんに確認したらここは双子で描いてたんだって。
魅せ方が面白いなああ。


そんな花火師に隆博が「あなたも将来と知り合いでいたいです。」って
話しかけてたの面白かったね。てか、将来に合えた気がする!違う形で(笑)


お次は、花火師が熊川に戻りって、この使い方楽しすぎる。
熊川が父が病気を公表して出版自体が無くなるかもしれないと西原に伝える。
今、飯山が描いている本はどうなってしまうのか。


幸太郎と飯山のシンクロした語り。世の中のどうにもできないことをどうにか
できると思っていた楽観的な自分の考えに今は憧れる。


今となってはあり得もしない未来を願って僕らは祈る。


彩花の体調が悪い方に急変。ここでの彩花の語り(;ω;)


「花火があがるまではここにいたい。」


東京へ行くことになった隆博が「花火は無理だったかあー。」と現実を感じる。


由美の母は体調悪くして手術すれば可能性はあがるけどそれも出来ない現実。
そんな状況なのに仕事も最終面接で落ちてしまう由美。


病が進行し病弱となった彩花が花火が見れるといいなあと語る。


「今となってはあり得ない未来を願って僕らは祈る。」


真理子の資金が無くなった!それと同じくして由美が消えた。嘘のような現実が…。


このあとどうするの?と飯山に声をかける南。
「最後まで描ける?」って優しく言葉をかけてくれてた。


一方、熊川が西原に謝っている。
父に新作を出版する気は無い。彼の名前で出版した方が良いと。
西原がこの本は、飯山"幸太郎"の実体験であると語り出す。


飯山は自分のことをこの作品に描いていたんだ!
花火があげられたのか?西原に熊川が確認すると、西原からは4月1日になる
前に彩花が亡くなった事実を知らされる。


幸太郎と彩花、飯山と南がシンクロしての語りにぶわっ(;ω;)と来てしまいました


彩花から「どんなかたちでもいいから、花火をあげてね。」というメッセージを
受け取る。
彩花はベッドで苦しそう。
そんな彩花に真理子は叫ぶ「彩花ー!あたし隆博と結婚決まったよ!彩花ー!
あたしの花嫁姿見なくていいのー!」(;ω;)


弟が続く(;ω;)
「姉ちゃん!姉ちゃん!エイプリルフールまで花火を待つのやめた!今日あがるよ!
みんないるよ!姉ちゃん花火あがるよ!ひゅーーーー、ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!」


彩花を想い「嘘」を続ける真理子、弟(;ω;)うぅ


飯山がこの本に託した思い。この本に出てくる登場人物のみんなが飯山に
描かせている。しかし、最後を書くのが怖かった飯山。花火があがったことに
して書けば嘘が嘘では無くなる。


約束を果たすと自分を支えていたものが消えてしまう。


花火はあがるのだろうか?


「あがって欲しいな。」と熊川と西原がこの作品に想いを寄せる。


飯山の家を訪ねてきた昭太と由美。その理由は飯山に結婚することになった
という報告。そして、由美から「あの時はすいませんでした。」と飯山に
向けての謝罪が。由美の母は元気みたい。


花火が上がったとしても彩花は見れなかったんだからもういいよとそれを
許す飯山に重ねて謝る由美。


昭太が自分たちの結婚式を4月1日にする予定で、その時に百連の柳花火をあげる
予定があり、飯山に一緒に花火を見て欲しい。姉もそれを望んでいると訴える昭太。


「考えておく…。」


「連絡待ってます。」


このあと2人が飯山の家を後にして南が「良かった。ちゃんと進んでた。」って
言ってた所なんか沁みたなあ。


熊川から飯山の元の執筆の進捗を伺う電話がかかってくる。
その電話で熊川から告げられたのは父が本の内容が面白いからこれで行こう
と言っているからぜひ続きを書いて欲しいという内容。これは熊川が飯山に
花火をあげてもらいたいがゆえに付いてくれた「嘘」なんだと思う。


飯山は続けることを了承し、熊川からは花火がうちあがるのか?を聞かれる。
それに対し、南の後押しから「もちろんです。」と答える飯山。


このあとかかる音楽のあったかさ。てか、水ランの劇中歌、音ってめっちゃ
好き。


本は佳境に。


彩花が持ちなおした。医者もビックリで。彩花は眠っている間に色んな夢を
見たんだって。その中に、花火を見た夢、隆博と真理子が結婚する夢。
てか、花火を見た夢って眠っているお姉ちゃんに必死に花火が打ちあがった
「ひゅーーーー、ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!
ドーーーーン!!!ドーーーーン!!!」って弟が気持ちいっぱいに叫んでた
からなんだよね(;ω;)


夢の様子を話す彩花(;ω;)


由美がお金を持ち逃げした話は、内容が変わっていて、昭太が由美のことを
想い持ちだしたことになっていましたね。


隆博は東京に行くために駅に向かったいる途中で、未来を知っている変な人に
遭遇して「今、東京行くのやめろ。みんなと花火をあげなさい。頼って行く
先輩の会社は半年後に潰れるから。なりたいと思っている編集者には自力でなれるから。
そして、真理子を離すな!一生後悔するぞ!」


みんなの元に戻る隆博(^ω^)嬉


みんながそろい迎えたエイプリルフール当日。花火師の「準備OKでーす!」の
声が響き渡る。


幼いころからつき続けてきた嘘が現実に変わる。


彩花の病気が治るかなんてわからない。でも、みんなが居て、これから起きる
ことを共有することだけが総てだった。


あり得もしない未来を願って僕らは祈る。


「あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!」


「あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれ!あがれーーー!!!」


とキャスト陣が群唱するなか、花火が舞いあがる。


南が「ありがとう。」と告げると彩花も続けて「ありがとう。」と語る。


この景色をずっと覚えていよう。


西原が作品を読み飯山に「あがったなあ。」と声をかけると、彩花が今ここに
居てありがとうって言ってるって飯山が言ってるの(;ω;)


西原「相変わらず嘘が上手いな。」


飯山幸太郎「大丈夫。嘘じゃないから。」


これ、嘘じゃないんだろうなああ(;ω;)しっかり感じてる



以上が舞台の流れ。もうね、本のクオリティと共に役者の熱がすんごかった。
泣けたなあ。舞台観終わってもほんと余韻がすごかったです。


すこし役者さんについても。


飯山(A)/西原(B)役の高橋卓士さん。
今までだれにも頼らないで作品を書いてきたと思っていた飯山は今回の作品を
作りながら、南の存在、そして自分が描く作品の登場人物の存在が力を与えて
くれてただろうし、西原だって、熊川だってそうなんだよね。
作品を書き終えた後に、彩花に感謝の言葉を言ってもらえたって所、嬉しそうな
飯山がすごく良かったです。


幸太郎(A)/飯山(B)役の栗栖裕之さん。
栗栖さんの語り本当に素敵。素敵な声色に感情が乗った台詞を観れる聞ける
喜びがすごい。オープニングで、もううるうる来ちゃったもん。
演技力もすごいし、ほんと素敵なお芝居観れて良かったです!!
バファリンは優しさと幸太郎で出来ている件(笑)
終演後は、栗栖さんとたくさんお話できて感想もだけど、お互い広島カープ
ファンなので野球のお話とかもできてなんだかすごく嬉しかったです!


隆博役の堀之内良太さん。
良太さんおバカキャラが定番になりつつあるぞおー!
今回も面白かったし、なんだか今作はいつにも増して笑いどころがすごい。←嬉
いきなり真理子に「上からマリコ」歌いだしたり♪
フランス人の良太さんかわいくて似合ってたなあ。
良太さんには毎回ほんと驚かされる!水ランすごすぎるよ!!


西原(A)/熊川(B)役の花田裕二郎さん。
花ちゃんの西原はリアクションに「ちょいちょいちょい!」とか役柄の癖みたいな
ものを感じさせてくれるところが楽しく観れて良かったなあ。熊川に「ぽっちゃり
好き~。」って突っ込んでたのも好き。
未来を知っている変な人でも「ちょいちょいちょい!」が出てたよ(^ω^)
熊川の時だっけかな西原との絡みですかされて「もういい」って感じですねてる
ところが可愛くて楽しかったです。
「私には愛嬌があります!」発言(^ω^)


真理子役の松本稽古さん。
稽古さん水ランに馴染み過ぎてて、お芝居も熱くてほんと好き。
真理子が容態が急変した彩花に嘘を付くシーン最高だったな(;ω;)胸にすごく
響きました。言い終わった後のリアクションとかもほんと観てて泣けてきました。
これからも水ランにずっと出て欲しいなあ。


彩花(A)/南(B)役の川村美喜さん。
美喜さん(・_・、)すごく良かった。
真理子と隆博の間を取り持つってところ、美喜さんの彩花ってそうゆうのして
くれそうだなあって感じたなあ。
栗栖さんas幸太郎が実はアイプチである疑惑を流す彩花楽しかったー(^ω^)
玄ちゃんas幸太郎に「モノローグは無しね~」って止めに入る南(笑)
昭太の結婚報告を優しく微笑んでくれる南めっちゃ良かった!


南(A)役の杏実えいかさん。
飯山と西原が話しているときに、元気いっぱいに突っ込む南(^ω^)
飯山をいつも気にしてくれてる優しさが良かったです!


熊川(A)役の石井貴之さん。
石井さんの熊川からのいろんな役へのシフトチェンジ楽しかったなあ。
ちょっとした役の雰囲気の違いとかも楽しめてすごく良かったです。


なんか水ラン、えじーさん&なっちゃんのコンビが恒例になりつつある!
もうね、この2人のコンビめっちゃ好きだわー。一緒にポーズ決める所とか
前作から続いてるね♪←良太さんぜひこれからも!
隆博に確認される、彩花の弟さん「あたりまえじゃないすか!」で
由美ちゃん「あたりまえじゃないすか!」(笑)(笑)(笑)←最高(^ω^)


昭太(A)役の江島雄基さん。
家族思いの昭太に惚れ直す由美に「そんなんじゃねーし!」(笑)
隆博に由美の夢を否定されて超熱くなってる昭太、彼女想いじゃん(^ω^)
からの「昭太マジかっこいい!」頂いてたあああ!
姉への想いもしっかりと届いてきました!!


由美(A)役の天野なつ子さん。
もうね、由美がなっちゃんにドはまりしてた(^ω^)すんげー面白かった!
隆博さんいじりがすぎる件(笑)、家族思いの昭太に惚れ直すほんわかキャラ
隆博の胃袋を真理子が掴んで捨てたのをちゃんと拾ってくれる由美(笑)


昭太(B)役の山上遊さん。
最初の観劇で観たえじーさんとはまた違う雰囲気の昭太で観れて良かったです。
山上さんの昭太はちょっとチャラさ感があるんだね(^ω^)
容態が急変した彩花に嘘を付く弟の叫び素晴らしかった!!花火の音がほんと
響きました!!(;ω;)


彩花(B)役の中嶋アキさん。
アキさんがお芝居しているときの台詞の声がほんと心地いいよね。
みんなの前ではいつも元気でいようとする彩花の笑顔がすごく良かったです。


幸太郎(B)役の高橋玄太さん。
玄ちゃん良かったなああ。水ランでほんと良い役で観れてお芝居観ながら
モノローグ観て聞いてたりするとお芝居すごく上手くなったなあってゆう
のを肌で感じました。お芝居にも玄ちゃんのかわいらしさを感じる場面が
随所にあってほんと楽しめました。
今年の紅白のトリは幸太郎に任せました(笑)


由美(B)役の小笠原翔子さん。
昭太&由美のテンション高い所観てるの楽しかったなあ。
隆博見ての「なんかアレっすね!」がめっちゃ面白かったです!!


水中ランナーのメンバーはもちろん、昔からの仲間の玄ちゃん、水ラン常連の
稽古さん、なっちゃん、中嶋アキさん、石井さんとみんな良いよなあ(^ω^)
会場にいる時すごくホームみたいだった。
受付のお手伝いされていたアキさんの双子姉妹のヒロさんお声まで似てて途中
までアキさんと思って接してた:) ←それお話した時、みんな笑ってて楽しかった。


次回公演は、秋冬頃を予定されているみたいなのでまた楽しみにしておりますね。


渾身の作品を観たので、僕も気合い入れて感想書きました!


「四月の魚」は何を意味しているのだろうと思っていたら、終演後に行われた
水中ランナーのツイキャスの中で「エイプリルフール」という意味だと教えて
くれました。


■内容
作家が花火をあげる。
動き出す物語の中の人々。
そして、それを見守る女性。
四月の魚のような、そんな人々の物語。


■キャスト
高橋卓士・・・飯山(A)/西原(B)
栗栖裕之・・・幸太郎(A)/飯山(B)
堀之内良太・・隆博
花田裕二郎・・西原(A)/熊川(B)
松本稽古・・・真理子
川村美喜・・・彩花(A)/南(B)


■Aキャスト
杏実えいか・・南
石井貴之・・・熊川
江島雄基・・・昭太
天野なつ子・・由美


■Bキャスト
山上遊・・・・昭太
中嶋アキ・・・彩花
高橋玄太・・・幸太郎
小笠原翔子・・由美


<楽曲提供>
白濱賢吾


■スタッフ
作・演出 堀之内良太
照明 山岡茉友子
音響 櫻井幸太
宣伝美術 しの


そんなこんなで。



ペタしてね

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