1/10(日)に平成時代劇 片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」二○一六年 新春三館同時本公演『花嫁道中』マチネ公演を観に行ってきました。
この舞台を観に行こうと思ったのは、田中愛梨ちゃんがご出演されるからです。
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」新春三館同時公演!
平成時代劇
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
二○一六年 新春三館同時本公演
『花嫁道中』
主宰・脚本:朝比奈文邃
演出:田中大祐(気晴らしBOYZ)
プレミアム席の特典のおみくじプリンプリンの田中さんが当たった!!!(*'▽'*)
ご利益ありそう↑
ざ☆くりもん『人情寄場』に続いての2作品目の観劇。
吉原の花魁の世界を描いた作品の中で生きる人々の姿に心打たれめっちゃ
感涙しました。笑って泣いていろんな感情になったし、久しぶりにお芝居
を観る田中愛梨ちゃん演じる「はま」すごく良かったよお!最後泣けたああ(・_・、
永田彬さんas駒次郎と松村沙瑛子さんas松島のシーンが素晴らしかった!
そわそわしながら見守ったりきゅんとしたり嬉しくなって喜んだり切なく
なって胸がはちきれそうになったり悲しくて涙流したりいろんな気持ちに
なりました。
舞台が始まると、場所は吉原、時は正月の準備時。きらびやかな着物を纏う
花魁が美しく、その場に、吉原には似つかわしくない、田舎っぽくもあり、
あどけなさもある3人の女の子が連れてこられる。出てきたときの雰囲気が
とても良かったですね。でもこの子たちの状況って…。
青柳伽奈さん演じるくら、田中愛梨ちゃん演じるはま、岡本美歌さん演じる
ぎん。3人は、その場を見て、花魁を檻に入れられた動物みたいだの、こんな
時間は村じゃ真っ暗と言っていると、プリンプリン田中章さん演じる亡八が
出て来て「くら、ただのはげたおじさんだよ。」とかはまが言いだして
田中さんいじり始まったよ(^ω^)笑
くら、はげ散らかしているとか言い出すし、夢も希望もないって(笑)
愛梨ちゃんの役のかわいらしさすごく良かった!!
岡優里さん演じるやり手が大智そあさん演じる花魁の千代を教育係に指名
してね。3人が千代と同郷みたいでほっとしてたよね。3人に接する駒次郎
の雰囲気がすごく優しかったなあ。良いお兄さん感。
3人、吉原に売られたも同然なのにくらの明るさ、元気感がすごかったなあ。
くらを演じていた青柳伽奈さん観ていて、どこかで観たことがある役者さん
だなあと思って観ていたのですが、思い出せず、後から舞台中に聞いた声で
思い出したのですが、STRAYDOGの「太夜輝」と湯もみガールズで2作お芝居
観てたんです。その時からお名前が変わったみたい。くら素晴らしかった!
役者として高まってたなあ。
長濱慎さん演じる吉之助が吉原にやってくると、戸島花さん演じる花魁の
花扇がやってきて「お待ちしてたでありんす。」と。花魁の語り方だね。
花さんの雰囲気すごい!綺麗だったなあ。吉之助が「会いたくなってよ。」
と言うと「わっちも。」と返す花扇。2人が結ばれる話がこの舞台の軸。
吉原にやってきた、くらは亡八への馴れ馴れしさが半端ないね。大人を
怖がらないというか親しみを感じているというか。
椙本滋さん演じる田堯がやってきて『人情寄場』でその関係性を掴んでいる
だけに、うわ!と思いながら観ていたら、くらが「あの人、超キモいね!」
とか現代語で言ってる感じも楽しい。坊主なのに金に物を言わせている嫌な
男で有名な田堯。そんな田堯を、くらが「見たことがある気が…。」って
ちょっと気づいてた。
くろすけ稲荷に願掛けにくるみんな。3人が着物姿になっててすごくかわい
かったなあ。先輩に遊女が吉原から外に出られるのはほとんどが死んだとき
と現実を知らされて落ち込んじゃってた。
くろすけ稲荷にいる、Kいちさん演じる天燈鬼、鈴木龍之介さん演じる龍燈鬼
いいね!みんな初詣に来てる。
「新年あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いいたします。」
初詣が終わっても呼出花魁がずっとお祈りしてて、お祈りが終わったくらが興味津々。
3人で挨拶に行くと振り向くと男やん!(爆)←めっちゃ笑った。
天燈鬼と龍燈鬼は吉原に来れて喜んでたけど、いろんな吉原の女性のお祈りを
聞いてて来れて良かったんだか、みんなのお祈りの内容の想いに感じるものが
あったみたいだよね。
角田奈穂さん演じる白狐が出て来て、稲荷が御開帳されると、ばばあ降臨(笑)
桐山京さん演じるボスの稲荷!このくだりがほんと面白いね。
みんな神様なんだね。
稲荷にやってくる、駒次郎と花魁の松島。夜、人目に触れないところで新年
の祝いをする吉原の男と女。お酒と食べ物持ってきてひっそりと2人の時間を
楽しむんだけどその関係はご法度の恋なんだね。吉原の者同士が恋しては
行けないらしくて、ばれてしまうと殺されてしまうとかひどすぎる。
この2人の関係性が舞台観ててほんとすごく良かった!
シーンは、駒次郎と花扇。新婚旅行の話とかをしていると、他の男が花扇
の元に来てしまい「ごめんなんし。わっし、ちょっと行ってくるでありんす。」
と部屋を後にすると、男花魁2人キター!てか、さっきの呼出花魁じゃん(笑)
松田ケイジさん演じる辰五郎がやってくると、花扇のことを本名の「お扇」
と呼び、花扇は「花扇です。」と両者引かない様子。辰五郎は本名を知って
いて、親からもらった名前だろ!って言ってる。辰五郎は火消しよ組の大親分。
お扇の父親である甚兵衛に頼まれて吉原にまで来たのだと。
娘は「金に困って、盗みでもして、捕まってんだろ!」とその状況を当てて
しまいピンポンしか言えない辰五郎(笑)
父である甚兵衛に様子を見て来てほしいと頼まれ吉原まで足を運んだ辰五郎。
父なんてとっくに忘れたと語る娘に、親父が悪い人に騙されて今、このように
なっているのだと伝えるも「いい加減にして!あいつのせいで私は売られた!」
と感情をあらわにする花扇。父に言ってもいないのに、結婚するってことも
知られていて。この時代のタバコを吸う花扇に止めろと注意する辰五郎に、
熱い方つける花扇のくだり、いつまでたっても学習しない辰五郎が熱がり
まくりな件(笑)
亡八のつるつる頭に、頬ずりしてるくら。気持ちよさそうだし、くらかわいいね。
いつもおっちゃん(亡八)の側に居るのは、おっちゃんの顔を観ていると安心する
からだって。そして顔までいじってるし(笑)
そして、顔いじり終わって手についた顔のあぶらを服でふく件(笑)(笑)(笑)
くらの父は亡くなってるから、おっちゃんにお父さんを見ているんだよね。
くらって『人情寄場』で出てきた次郎吉の妹!!!
お座敷に出るのは慣れてきたけど、布団の中は慣れない3人娘。でも、最初に
観たときより雰囲気が少し成長した感じがそのときしましたね。
廓の掟を読んで吉原のこと勉強してる娘たちも、そろそろ水揚げらしく。はまは、
「私もうだめかも。」とすごく不安そうで、ぎんもそうゆう雰囲気だった。
なんか応援したくなる気分だったなあ。頑張れ!って。
でも、くらだけはこの時も元気で、はじめてこの前お米を食べることが出来た
でしょって吉原に来ていいこともあるとか言ってたけど、くらだって不安
なはずだよね。しかも、田堯が水揚げの相手してやるとか名乗り出てやばい
ことになってきた。
お稲荷のシーンでは、再度のばばあ降臨に、照明をもっと降臨感だして行こうぜ!
とか超笑わされた!(^ω^)
駒次郎と松島がまたやってくると、駒次郎が誕生日だからって松島にお酒
買って来てくれた優しさいいね。2人がお酒を飲んでいるところに神様たちも
普通に合流している件(笑)←しかも見えてる!
2人共この時間が大切なんだよね。なんだか、駒次郎と松島を観てたら自然と
泣けてきたよ(;ω;)切ない
「あんたの声に安心する。いつか、明るい場所で2人で酒を飲もう。」って。
その場に人の気配がして、逃げる2人。来たのは、田堯。天燈鬼と龍燈鬼に
向けて立ちしょんしてんですけど!バチあたるぞ!!
花扇の元には、また、辰五郎がやってくる。いつも、2人のやりとりを
坂口佳澄さん演じる花魁の清川が見届けてたよね。言いあったり喧嘩
してる感じがなんだか親子みたいだって(^ω^)
父親代理として、身請けしてくれる相手に合わせるように言う辰五郎。
身請けする吉之助は、花扇と父が昔していた蕎麦屋の客で、仲の良い父娘
を見ていたし、花扇の親父さんにも幸せになって欲しいと思っている。
父に結婚することを伝えたのは吉之助自身。
父に大切に育てられてきた花扇、父の想いや取り巻くいろんなものが
優しくて、逆に辛いよね。
男の花魁たちが吉之助に親分に合うように進める。
「筋を通して生きる。」のだと。
ざ☆くりもんらしさ溢れる素敵なダンスを挟み、お稲荷のシーンへ。
くらのお参りはお父ちゃんとお母ちゃんのお墓参りの代わりだって。
初詣に『獅子相承』から、
田中稔彦さん演じる政五郎、加藤雅美さん演じるお文、宮本大誠さん演じる
定七の3人がやって来てた。その3人に亡八とくらが会って「嫁のくらです。」
とか言い出してるのかわいかったなあ。亡八がうちの新造だって修正してた。
その後の生えてるのくだりで亡八ダブルパンチ食らってた(笑)
←それが日に日に強くなっているらしいよ。
彫師だったみたいで亡八が「いつか彫ってね。」って声かけてたけど、
彫師定七と亡八は見るからに性格があわなそうだったね。
定七にはお稲荷のところの神様とかが総て見えているらしく、神様曰く見えて
いるということは死期が近いと言われてたし、定七気になる咳の仕方をしてた
のが『獅子相承』を観て繋がったよね。
それが見えない若者が稲荷のキスの餌食になってたよ(笑)
駒次郎と松島もお参りに、2人はいつもお互いの幸せを祈ってるんだって。
吉原で生まれたものは女郎、亡八になり一生を遂げるものなのだと。
「お前の描く未来に俺もいていいか?亭主として。俺らが心に誓えば
2人は夫婦だろ」と松島に語る駒次郎見てたら嬉しさもあったし正式に
結ばれることができない切なさもあったけど、松島の溢れ出る嬉しさに
もう涙がぶわっと溢れ出てきました(;ω;)
「じゃあ決まりだ!」と契りを結ぶ2人。2人これから末永く生きていく
ことを誓ってね。
「心が丈夫になった気がする。いつか、本物の白無垢を着たい。」と松島
ほんと嬉しそう(;ω;)嬉涙
その様子をこともあろうに、田堯に見られてしまっていて、もう「まじかよ!」
って観劇中、声出そうになったほど。こっからはもう理不尽極まりない。
目撃して金をよこせと要求したり、お金で口封じなんて乗ってくれるはずが
ない田堯が「遊女はゼニがなければどうするんだよ!!!」と松島に言い
出すと「約束してくださいますか?」と辛そうに声を絞り出し、軽いノリで
「約束しちゃう!」という田堯に「お願いします。」と続ける松島。。。
言葉が出ないよ。駒次郎の前で。田堯ふざけんな!!
2人をそっとしておいて欲しかったよ(;ω;)観てて田堯にすごい憎悪が湧きあがりました!
そっからの、赤池紗也加ちゃん(愛称:てぃんかちゃん)演じるルーシー来たあ!
この感情の揺れ幅。かわいさ全開のルーシー鳴いてるよ。鳴き声かわゆすぎる。
人が来てちょっとびっくりしてる感じとかもすごく良かったなあ。
花扇の猫ちゃん。人足寄場に居たらしく(←これって、花扇のお父さんのところだ!)
火消しが飼ってくれていたみたいで。
そして、辰五郎と花扇とルーシーも(=^ω^=)お扇が飼っていた時は「わさび」って
名前なんだね。←お蕎麦屋さんで働いているときに飼っていたからその名前にしたんだよね♪
辰五郎と花扇ほんと親子みたいだよね。猫ちゃん周りをちゃんと把握してたよね。
辰五郎が火消しの仕事で手を火傷したのを見つけた花扇は、塗り薬を持ってきて
もらって塗ってくれたり、それまでの2人の相対する感じじゃなくなってたよね。
火事場からそのまま吉原にまで来てくれる辰五郎もだし、疲れてその場に横たわる
辰五郎を見ている花扇もだし、
「親は子供からどう思われてもいい。幸せになってくれれば。」と。
辰五郎は自分にもうめという娘が居るらしく、火消しという命がけの仕事は心配
だろうね。とお扇話ながら、だんだん昔を思い出してたよね。お父さんのこと。
「父ちゃんの蕎麦最高!」って言ってくれてたもん。←ここなんか嬉しかったなあ。
父ちゃん恨まれてなくて良かった。
辰五郎は「結婚がもうすぐだが足りないものはないのか?」ってほんと優しいね。
お扇も江戸の大親分って言われているのが分かる気がするって親分のことを言って
くれてたのも嬉しかったなあ。
そんなこんなしていると、吉之助がやってきて辰五郎と向かい合い土下座をして
挨拶をして、しっかりと筋を通す。気持ちが伝わったよね、これは。
「お扇のことを幸せにしてやってください。よろしく頼みます。」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。」
「お扇を僕に下さい!」
「おう!」
「ありがとうございます!」
清川も「おめでとうでありんす。」って言ってくれてた。身体が温まるシーン
でしたね。
亡八どじょうすくいファッション完璧で、くらを楽しませてたね。どじょう
すくいのために頭にてぬぐいしてたんだけど、それを取ったときの衝撃。
ちょびひげっぽい前髪が発生してるんですけど!!刺青らしい(笑)
やばあーーーーーーい!めっちゃ笑った!←てか、変だけど、かわいい。
いつもあかるいくらは5年前母ちゃんが首つりして泣いたきり。そんなくら
の話を聞いて泣きだしそうな亡八。家族の話をし出すくら。聞いたのは『人情寄場』
でお兄ちゃんが語っていた通り。お父さんが働けなくなって、その畑を守って
くれるって男にだまされて畑を全部取られちゃったって話ね。兄は離ればなれ
でどこにいるのかもわからない。
くらが亡八に「いっぺんだけお父ちゃんって呼んでもいい?」と聞くと
「あかん!」どうして?と聞くくらに「なんでもや!あかんもんはあかん。」
「けち!」「けちと違う!」
「いっぺんだけお父…。」「あかん!!!!!」
言う亡八の気持ちもすごく良かったしもう(;ω;)泣くやん
呼ばれるくらが向いた先には、はまとぎんがうつむき加減で立っている。
2人は怖くて足が動かない。この日は、水揚げの日。それを感じてか、
「よし分かった!わっちが全部やってやる!」ってくら言うんだもん(;ω;)
そんなの無理だよと思いながら見ていると、言われた二人がくらのもとに
すがると、触った手が震えてるんだって(;ω;)くらほんと強い子だよね
「行ってくるでありんす。」と亡八に言うと「おう!」で返す所(;ω;)
田堯が来て、水揚げの相手が悪名高い田堯だと知ると、教育係の千代があんまり
だと止めようとするもやり手に止められ、その時にくらが田堯を見て
「母ちゃんと連れて行って、父ちゃんを殴り殺したやつ!」と気づく。
そんな相手となんでしなくちゃいけないのよ。どうにかしてよ!!!
と思いつつ、シーンは襖越しの影で表現される田堯を相手とするくらの
水揚げ。頬を張られ←なんで殴るんだよ!、そして、布団に倒されていく
くら。くらの気持ちを想うともう何て表現したらいいのか気持ちが混乱しました。
稲荷のお参りに『獅子相承』で登場する七海ななさん演じる最高級花魁の玉菊
来たあー!すごい綺麗。後輩の花魁にクロスの法則を教わってたよね。
お祈りする内容が日替わりっぽいね。「結婚して子供が出来ますように。」
ってお願いしてたよ。そのあとのアドバイスのくだりも面白かったなあ。
3つの袋のやつ。最後、キン○マ袋ってマジのやつ言われてた(笑)
駒次郎と松島の関係、田堯にばらされたって!亡八、やり手に謝る駒次郎。
もう首代が動き出してるって。でも亡八が逃げたきゃ逃げろって言って
くれたよ(;ω;)やっぱおっちゃん優しい
「お前の人生だ!」って。←最高かよ!
駒次郎と松島のシーンになると、逃げようともしない2人にどうしてだろうって
思いながら観ていました。「もうだめかな。」「うん。」←逃げてって!!!
「今、何考えてた?」
「多分同じこと。」
刀を取り出す駒次郎。自分たちでってやめてよ!って思いながら観ていたら、
駒次郎が松島をやるってゆう。でもやらなかった。
「俺とちぎりを交わした女房は死んだ。花魁として生きていけ。」と松島に
言う駒次郎(;ω;)うぅ
「勝手に決めないでよ!」
駒次郎が松島を無理やりという形でって話で通したらしく、自分だけ…。
「やだよ!」「分かってくれ!」
1人で生きていく自信もない松島。1人ではないお稲荷たちが見てくれる。
「達者でな。」と抱きしめる。「すまねぇな。白無垢着せてやれなくて。」
(;ω;)めっちゃ泣いた
「行け!」と言い松島を笑顔で泣きながら送る駒次郎。
そして、最後のお祈り。お祈りしたことがすごく浮かんできました。
お祈りが終わると、自決する駒次郎・・・。
くら、はま、ぎんがお部屋で楽しそうにはしゃいでいる。夜中に話している
内容を聞いていると、くらがふとんの中の田堯はそうでもなかったとか
言ってたりしている中で、途中から、え?みんなで死ぬとか考えてて何
言ってんだよってもう悲しさが込み上げて来てしょうがなかったです。
今すぐにでも止めたいけど、3人の女の子たちが考え抜いたことなんだよね。
見てるの辛すぎる(;ω;)
花扇、花魁としての最後の日。どこかに行ってしまった猫は帰ってこない。
辰五郎がやってくると父みたいに色々とお扇に教えてくれる。
嫁に行く前に、恥かかないように叱ってくれ、それと俺に対する
うらみを聞いてやれ、そして真っ白な心になって白無垢を着れるようにと
父から言われてきたと。
父親のように、たくさん叱ってくれる辰五郎。すると、その後ろには
水野淳之さん演じる本当の父甚兵衛が現れシンクロする(;ω;)
たくさん教えてもらう。
かわいい娘にたくさん言ってくれる父。
「いままで、育ててくれてありがとうございました。」
木田健太さん演じる盗人、次郎吉登場!渡してくれたのは父の
形見の手ぬぐいだあ!
「おれはねずみ小僧。何かあったら、人足寄場のましろ診療所を
たずねてくれ。」って、ましろ診療所なんだね!(^ω^)
『人情寄場』を見ていると分かるよね。
白無垢のくら、はま、ぎん死す・・・。教育係泣いてくれてた。
そんな姿、3人天国に向かうところで見てたよね。
その場に、田堯が来て「くら、この前は良くもやってくれたな!」
と死人を蹴っ飛ばすとか有りえなさすぎる。なにこの冷血さ。
位が上なのを分かっていながらも亡八が「手食らい合わせても
バチあたらんでしょ!」って田堯に言ってくれたのじーんと来たよね
(;ω;)うぅ
したら男の花魁、朝潮姉さんが登場して地位があるから偉いんじゃない
と悪行を働く田堯を「今日は抱いてあげる。」って拉致ってくれた!!
その場が静まったよ。ありがとう姉さん!!!
亡八、心まで捨てられないところがほんと好き。それを見てる死んだ3人。
お父ちゃんって言わせてあげれば良かったのでは?と言われたときに、
「そんなこと言われたらあかんくなる。」ってほんとその時、そうだと
思った!自分のところで働く花魁にそんな風に言われちゃったら、もう、
花魁として働かせられないような感情にもなるよねっても思ったし。
雪の中、お扇が新しい家に嫁ぐために白無垢姿で向かう。
3人の娘の後ろには気づいたら亡八が傘を持って立ってくれてたよね。
←このシーンはいろんなこと考えたなあ。
吉之助の元に嫁ぐお扇。身請けでお金も無くなってしまった吉之助は
ぞうり屋をやめて蕎麦屋になるとお扇に打ち明けたの涙出てきた。
おやっさんみたいなそば作りたいって。
そして、父の形見である手拭いを吉之助に託すお扇(;ω;)やばい
めっちゃいいシーンの連続
最後、お扇の手紙も良かったなあ。
お稲荷にお礼の品ということで、ぷりんぷりん田中章さん扮するこなき
じじいが供えられるって登場してきたときのリアル感(笑)
最後に笑ったー!!
もうね、『花嫁道中』素晴らしすぎた。やばいほど泣けたね。泣き所たくさん
で大変でした。
STRAYDOGでお芝居観ていた田中愛梨ちゃんのお芝居を初めて外でやるのを
観に行ったのですが、お芝居頑張ってたし感涙したしほんとよかったです。
あと感じたのが愛梨ちゃん観に来ているファンの人たちをすごく大切にして
いるなあってゆうのが感じられてやっぱり素敵な子でした(^ω^*)
またお芝居観たいなあ。
■キャスト
戸島花・・・・花扇
長濱慎・・・・吉之助
永田彬・・・・駒次郎
松村沙瑛子・・松島
坂口佳澄・・・清川
Kいち ・・・・天燈鬼
鈴木龍之介・・龍燈鬼
大智そあ・・・千代
青柳伽奈・・・くら
田中愛梨・・・はま
岡本美歌・・・ぎん
角田奈穂・・・白狐
松下高士・・・おまめ
望月翔・・・・朝潮
岡優里・・・・やり手
澤田園子・・・薄雲
椙本滋・・・・田堯
桐山京・・・・稲荷
田中章・・・・亡八
木田健太・・・次郎吉
水野淳之・・・甚兵衛
藤田富・・・・助六
田中稔彦・・・政五郎
加藤雅美・・・お文
七海なな・・・玉菊
赤池紗也加・・ルーシー
宮本大誠・・・定七
松田ケイジ・・辰五郎
佐藤雅美・・・ダンサー
エリカ・・・・ダンサー
西館望・・・・ダンサー
Maa ・・・・・ダンサー
M!wa・・・・・ダンサー
■スタッフ
主宰・脚本:朝比奈文邃
演出:田中大祐(気晴らしBOYZ)
そんなこんなで。