10/21(水)にlovepunk STAGE12 舞台「間違いは正しい」を観に行ってきました。
この公演を観に行こうと思ったのは、あじの純ちゃんがご出演されるからです。
lovepunk STAGE12
舞台「間違いは正しい」
作・演出 髙原秀和
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
2年前に上演された「みよかなPOISON」を改編した今作、主役の真琴、純ちゃん
で観れたのすごく嬉しかったあ!
みよかなからキャストさんの役シャッフルされていて違うので観れたのが
ほんと良かったなあ。
心の闇、毒、奥に隠れたものが叩き起こされるダークストーリー、そして
お芝居がすごく良かったです!今回もほんと突き抜けてた!
序盤は主役の真琴as純ちゃんが「愛を信じている。」と語るもまわりから
突きつけられる言葉はあんたの毒を吐けばいい、殺せばいいと棘がありダーク
な始まりから。
「誰を?」
「殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!」
真琴の叫びと共に「私は…。」と。そして今回のテーマ曲「間違いは正しい」
をlovepunkオールキャストで熱唱!これぞlovepunk感!(^ω^)
序盤からすごくワクワクしました!!
本橋由香さん演じる美子がオーナーのスナック『天使の羽』に森川凛子さん
演じる担当編集者漆原さやと挨拶に来る小説家の真琴。
さやが真琴先生の新作の取材にやってきたことを美子に伝えるもなんだか
良くわからないと言う由香さんの赤い衣装のママ感とスタイルの良すぎさ!!
女性のイキザマを描く小説を連載するということで、行方不明者が多数出る
そして犯罪者の女性を面倒見るスナック『天使の羽』にやってきたという訳。
美子は犯罪経験のある女性達がどこかで生きて行かなければならないからここで
面倒見てるそして、聞くんだよ!聞いてやるんだよ!そしてあたしなりのアドバイス
をするってすごい男前でいいなあとゆう印象を感じる序盤。
美子の人生のモデル歩き素敵だったなあ。
真琴は取材中ちゃんとノートにメモしてた(^ω^)
さやのノートが見えた時ちゃんと取材内容がいっぱい文字で見えたりしたの
リアルだったなあ。
美子の話に「話を聞いてもらうと安心しますからね。」と返す真琴。
須藤未悠さん演じるスナック『天使の羽』ホステスのリオがクマのぬいぐるみ
を抱えながらパジャマ姿でやってくると小さい時に受けた性的虐待の事実を語り、
その男を刺し一人で生きて行くしかなかった事実を語り、
「ごきげんよう。」と同じく小川ひかるさん演じるホステスの早苗。早苗の
セレブ感漂う感じ(^ω^)でも話していることは学費援助の名目?で近寄る年配
の人ばかりが亡くなって行く事実、ママはうちのNo.1でもあり毒婦でもありって。
早苗が付き合うと、偶然、偶然、死んじゃう…。闇しか見えない。
ゾンビ沼袋の音楽がかかると自然とワクワクしちゃって、安城久美子さん演じる
霊能者の黄泉が現れるや黄色く派手やかなアラビアン風な衣装で、燃えろー!
と放火魔であったことが分かる。バーニング・ラブ!
門倉美穂さん演じる美子の娘・アイドル志望、藍が可愛い衣装でやってきて
「ツンデレパニック」♪キター!!久しぶりに聞けた!!
純ちゃんの「パッ パッ パニック!」のところめちゃくちゃかわいかったんです
けど!(^ω^*)
藍はヨロピク♪って推しまくる美子の「売れるかな?」に資料があれば別の
部署に紹介してみますってさやがフォローしてた。
中3の時の子供らしく、人生で輝いていたところ表現してる美子楽しかったなあ。
なんか由香さんめっちゃ弾けててすんごく良かった!!
スナック『天使の羽』には翼という人が居たらしいのだが行方不明となっている。
取材をしてみなさんが良い人で安心している真琴。
藍が通っている養成所のダンスの練習でちょっと怒られたことをママに言うと、
藍はほめられて伸びる子、ちょっと養成所行ってくるね!とクレームを入れに
行く気マンマンの美子の感じ!ママは藍がすべてと大好きな藍をかわいがって
いるんだろうけどめちゃくちゃにして髪がすごいことになっている件(笑)
面白かったー!
翼が痙攣して動かないとリオが美子に報告するとリオの腹を殴り、翼は産まれて
来なかった。殺してやろうと、バラバラにして魚のエサに…。
これに早苗がさかなクンよろしく「ギョ!ギョ!ギョ!」って驚いてた(笑)
早苗がお料理得意って言うのがすごく怖く聞こえたよね。リオがとどめ!!
取材した帰り道かな、さやが行方不明の人は死んでいるって感づいてた。
そして、今書いている物に対してもっと闇を出してとアドバイスするも、
真琴は自分との共通項を探して書いて行きたいらしく、私たちだって
言い訳して生きているとゆう言葉がさやにヒットしてそこ!って言われてたね。
その後、真琴一人での語りのシーン。自己紹介として、神林さんとの関係やら、
今日で31歳になり、ってリアルな台詞を入れて来て勝負の歳でもあると話して
いると、黄泉がやってきて「悩んでいますか?あなたを助けたい。」と真琴に
語り、続けて真琴の本を読んで勇気もらったとか感想言ったり褒めたりしつつ
喜ばせ、オーラそして霊が見えるということで見てみると「あまり良くない。
濁ったものに覆われている。」と言われちゃって、今日は時間がないので後日
また見てもらおうかな?と思わせる流れの怪しさ。
リオに「彼氏いるの?」と、裏切るしとか聞いていると「そうなんだぁ…。」
とかシクシクし出す真琴は「そんな風に思ってほしくない。」ってリオに言う
ところがなんかすっごく良かったなあ。愛は必ず待ってくれているからって!
リオの心の痛みを伺えたんだね。
早苗が自分自身が女性として優れていると、殿方が驚かれるところをやって
見せるとなんだか男がすごく歳っぽく感じるのは気のせいではない!
自分の価値に値段をつけててすごい女性だわ。でも、田舎もの呼ばわりされた
時に怒って青森感全開な発狂したときに、まさしくと思わせる感じ(笑)
スナック『天使の羽』の「ようこそ天使の羽へ。」ってところ挿入されてるの
楽しかった(^ω^)
さやが真琴の原稿にダメ出しし「本質にしつこく迫れ!」とまだまだ毒が足り
ないらしい。そんな話をしている中で、神林からHがしつこいと聞いていると
さやが言いだすと、どこまで知っているんですか?と気にする真琴。
「変わるんでしょ!ここが正念場なんでしょ!小さいことは気にしない。」と
さやが言った後に「ワカチコ、ワカチコ。」ってやってるの超面白かった!(^ω^)
ゆってぃ(笑)
電話を取り真琴は不倫相手に電話しているであろう「あ、あたし、ごめんね。
電話しないって言ったのに、この作品が出来るまで合わないって決めたけど
やっぱり会いたいよ。」と、でも電話の向こうからの声は聞こえずとも真琴
の雰囲気で察し、「忙しいよねまた。」と電話を切る。
黄泉は真琴に「あなたの幸せを阻害している。辛い恋愛をして来ていませんか?」
と完全に心の隙間に入って除霊のお手伝いをするんだけど、大きい声で大きいもの
を言ってと指示を出すと真琴が「スカイツリー」からの「富士山」!したら、
欽ちゃん走りでとか追加指示を出す黄泉。欽ちゃん走りで変な顔で大きなものって
「エベレスト」、「雨」、「海」、「空」、「宇宙」、「心?」と大きすぎる
ところまで到達するのに欽ちゃん走りしながらいろんな変な顔してる真琴見てる
のが超楽しかったあ(^ω^)寄り目好き(笑)
町中走ろうって黄泉やばい。
藍はリオと仲良くしているところを密かにママに見られてしまっていて、家に
帰ったときに誰と会っていたのかを聞かれると嘘をついちゃって、ママに「リオ
でしょ!」とばれていてリオは友達じゃなく従業員、藍には友達はいない、ろく
でもない奴とあってはダメだと。続けるママは、アイドルになって有名人と友達
になるように藍に話すと、藍は自分がアイドルになれないことを分かっている
んだけど、あきらめないママ。ママの屈折した愛情が娘を縛り付けていてなんだか
藍がかわいそうに思えてきた。
自由になりたいことを口にするや殴られ、ママに謝り抱きしめられるこの関係性。。。
美子は店にいるリオに藍に近づくな!わきまえろ!と早苗の客である江口という
男と寝るように、決定よろしく!とまた腹を殴る。
早苗にも江口さんのこと了承取ってた。
その場に現れた真琴は以前と雰囲気が変わり、人殺しと笑みさえ浮かべて言ってて、
なんですよね?と。「殺すわけがない。」と言われても「ただ私は知りたい。」と。
不倫をしている人間が純愛の小説を書いていると自分のウソを話しながら「どういう
気持ちで人を殺すのか?」とか質問がぶれない。
それに対して例えばと答えていく美子達が醸し出す雰囲気がすごいよね。
生きるため、人より幸せになりたい、心の奥、憎悪、闇、不倫相手がいなくなれば…。
黄泉は真琴に「守護霊は笑っているが、あなたの足に生霊がしがみついている。」
と「身近なところに敵がいる。あなたの力で取り除くことができる。あなた次第。」
そして耳打ち。完全に真琴をコントロールしているかのごとく。
すると、シーンはさやが真琴の原稿を褒めるところに!それまでダメ出ししていた
のに褒めて新境地とね。神林の話になり、真琴がさやに神林との関係知ってるんです!
と詰め寄る所に「関係はあるけど関係ない。」と身体の関係だけあるのを認める
さやに「信じられない!」と詰め寄る真琴は涙ながらに「やめてよ。」と語り、
続けて「どうしてあたしの足にしがみつくんですかあ!」と語る純ちゃんがほんと
めっちゃ良かった!!
さやの首を絞めたり、しがみついてないのにしがみつく足を気にしたり、さやとの
衝突シーンが素晴らしかったです!lovepunkで観る純ちゃんのお芝居で今回の
役ほんとめっちゃ良かったよおおお!!!
そのあとコードを持ってきて首に巻いて絞め殺してしまうところなんか、絞める
側、られる側ともにリアルですごく良かった。
さやを殺した後、電話を片手に「もしもしあたし大変なことしちゃって…。」と
呆然となる真琴。
するとスナック『天使の羽』のみんながやってきてその死体を処分してくれる
ことに。「ほら、あんたにも闇はあっただろ。」と。
「どうする?次はその男を殺す?それとも奥さん?」と真琴の次の決断を誘発
するかの言葉が怖い。そして、あたしたちはもう家族なんだよって。
シーンは美子と藍の場面に代わると、子供の様子がどこかおかしい。お酒に酔った
ママが寝たのを確認すると練炭を部屋に持ってくる。するとリオと早苗も。
早苗が軍手しているところがセレブ感な人からするに妙にリアルだった。
「ママさようなら。」とまさかのシーンが続く。
ママが死にもう支配されることもないと言うものもいれば、支配されているから
楽だったというものもおりすごい世界。
「私は自分らしく生きたい。奪いたい。殺したい。奥さんを。」と自分の意思を
語る真琴…。
私は生きるために殺す。愛なんていらない。そして笑う。
最後までダークさ全開な「間違いは正しい」凄かったなあ。
すごく面白かったし、役者さんたちの作り出すlovepunkの空間が大好きだし
観に行けて良かったです。
今週日曜日まで新宿シアター・ミラクルにて絶賛公演中!!!
公演2日目の今日は真琴役のあじの純ちゃんのお誕生日(^ω^)
終演後のごあいさつの時にみんなでお祝い♪
ちょうどこの日に観劇出来て良かったです!
純ちゃんお誕生日おめでとうございます!
■内容
スナック『天使の羽』の周りでは失踪者、行方不明者が続出していた。
何も知らないとうそぶくママの美子の元で働くホステスたちは元犯罪者たち。
スランプに陥っている恋愛小説家の真琴は、自分の殻を破るため、次の小説の取材に『天使の羽』を訪れる。
愛や純粋であるものが正しいと信じてきた真琴。
取材をしているうちに女たちの毒に触れ、真琴は自分の欲望や闇と向き合い、そして……。
■日程
10/22(木) 14:00/19:00
10/23(金) 19:00
10/24(土) 14:00/19:00
10/25(日) 14:00
■会場
新宿シアター・ミラクル
■チケット
前売・予約 3500円 当日4000円
22日14:00 前売・予約 3000円 当日3500円
学生割引2000円(学生証提示)
■キャスト
安城久美子・・・黄泉(霊能者)
森川凛子・・・・漆原さや(真琴の担当編集者)
本橋由香・・・・美子(スナック『天使の羽』オーナー)
あじの純・・・・真琴(小説家)
小川ひかる・・・早苗(謎のセレブ:スナック『天使の羽』ホステス)
門倉美穂・・・・藍(美子の娘・アイドル志望)
須藤未悠・・・・リオ(スナック『天使の羽』ホステス)
■スタッフ
作・演出 髙原秀和
そんなこんなで。