7月19日(日)にFPアドバンスプロデュース公演 舞台『あかい、くつ。』
マチソワ公演を観に行ってきました。
この舞台を観に行こうと思ったのは、ともにゃんa.k.a.森岡朋奈ちゃん が
ご出演されるからです。
FPアドバンスプロデュース公演
舞台『あかい、くつ。』
原作:『赤い地獄』より「赤い靴」川奈まり子(廣済堂出版)
脚本:地頭薗祐太
演出:加藤拓也
初めてのザムザ阿佐ヶ谷での観劇。木でつくられた歴史を感じる空間が
すごく良かったです。
舞台に入る前に、〈歌〉佐伯香織さんと〈演奏〉あいき堂さんのMCから
始まるのですが、佐伯さんのほんわかトークにすごく癒されました(^ω^)
原作『赤い地獄』の「赤い靴」を読んでからの観劇だったので
原作をこのように舞台化するのかとすごく楽しめました!
ともにゃんの演技めっちゃ良かったし、主演としてシーンたくさん
観れて嬉しかったです。
薄暗い会場内で舞台が始まるときいきなり鳥肌が立ちました。
生演奏そして歌をバックにダンスから始まる所がすごく良かったです。
いきなり、翔也がうつ伏せになり死んでいるシーンから。暗闇で、
ライトを当てるともにゃん演じる麻耶の息遣い、死体の足を自分の
足で動かし、動かない翔也を確認している所。水を出し、手を洗って
居る所が息をのむような始まりでした。
翔也は、麻耶のマネージャーであり恋人でありヒモである若い男。
そこから麻耶が最前列のお客さんに暗闇でライトを当てながら「パンツ
見たい?」って聞いてくるのですがマチネ公演では僕の所にやって
きたので「見たいー!」って言ったら「エッロー!どの面下げて?」
ってめっちゃナカムラアツシ感な返しに爆笑しちゃいました(^ω^)
さすがともにゃん。
ソワレでは「見たいー!」からの内容が変わっていて「色だけ教えて
あげる。黒!」(*>ω<*)わああー
その後は、ランジェリーパブで働いていた時の様子を演じるのですが、
すごくポップな感じで原作の重苦しさを感じさせない構成になって
いましたね。
ともにゃんの語りがすごく良かった!
お客さんを、パブのお客さんに見立てて麻耶がトークしているのがすごく
楽しそうでした。
そこで、事務所にスカウトされて、翔也と住む流れとなり、それが不安
だと「そうだ!こんな時にはanan♪」とananからデートで待たせてみた
時の男の反応を探る作戦に出て、30分後、1時間後、3時間後と次々フリップ
を胸元で掲げて左右に見せるともにゃんの動きがかわゆすぎて超良かったです!
てか、ananのシーン楽しい。
男ちゃんと待ってくれてたね。anan作戦成功だね!
(てか、お店のお客さん役の席にも座ってみたかったです)
次は、お金を貸せとゆう流れに、再度anan登場して、自分が思ってる
ことと逆なことが書いてあるananはポーイして(笑)、ランジェリーパブで
働いていた時の貯金70万円を全て託しちゃってた(>ω<)
子供の頃のシーンでは、両親のシーンの流れから、猫を連れてきた父
のシーンで猫(白いテープ)を麻耶に投げると、舞台上にその白いテープで
猫を作っていくともにゃんas麻耶が超かわいいの。テープ張りながら
「よいしょ、よっこらせ♪」とか声出してるの!
出来上がりの猫ちゃんもすごくかわいかったー!ともにゃんに絵で描いて
もらったんだけど、こんな感じ(=^ω^=)にゃー
でも、家にお金を入れてくれない父にむかついている麻耶の取った行動は、
猫を踏み潰し殺してしまうの。迫力がすごかったです!
AV撮影のスタッフさん達は、霊界予備軍なのではなかろうかなメイクで
見ていて面白かったです。特に、メガホン持った監督的な方。
「世界の果てまでイッテQ」⇒「世界の果てまで行かないで!」とか、
テンガ装着の人(笑)
急にLINDBERGぶっこんできて、好きだからテンション上がりました!↑
メイクさんの香代とのシーンで舞台の題名にもなっている赤い靴が出て
来て、キャスト陣が「赤い靴」を歌う♪ここで中央の子が君島光輝さん
だろうなあって思いました。
花壇に水のシーンでずっと水をあげていたり、撮影中に生理が来たり、
翔也の存在を感じたり、原作の端々が出て来るたびにこのシーンだ!
と思いながら観れるのが面白いね。
麻耶メイクの香代さんに翔也のこと言いそうになったよね。
ザムザ阿佐ヶ谷の地下から刑事が2人はい出て来て、翔也殺人の容疑で
麻耶が逮捕される。
麻耶、靴脱ごうとしていた時にも翔也が見えて、あたしに触らないで!
あたしを困らせないで!と姿を見てた!
場所は精神病棟。逮捕され3日後にここに移ることになった麻耶。
このシーンは原作にない部分ですよね。君島光輝さんもこのシーンでは、
母の死が自分のせいだと叫ぶ気持ちがすごく熱くてとっても良かったです。
麻耶に突っかかっていくところも迫力があって芝居に気持ち込めてて
観ていてすごく好感が持てました。
メイクの香代さんが面会に訪れ、養子にならないかと誘われる。
一緒に住む前提のメイクさん、ソワレでは、髪の毛に部屋の間取りやら
いろんなもん付けて出て来てめっちゃ面白かったし!(笑)
その後のシーンが狂気だったなあ。次々とその場にいる女性の目を
刳り抜いていく麻耶がすごかった!赤い顔の人の目を刳り抜いたときに
黒い血が流れたシーンはほんと目を背けるほどでした。
発狂し笑い狂う麻耶観ててぞわぞわしました。しまいには、自分の目も
やって顔面から血を流す麻耶半端なかったです!
序盤のかわいさからの変貌を遂げる麻耶の変わりようが本当にすごかった!
ラストの台詞を畳み掛けるように語っていくシーンも激しかったね。
ソワレでは、マイクが使われていてその台詞がすごく聞こえるように
なっていて良かったし、ともにゃんの迫力がすさまじかったです!
原作から飛び出てくる麻耶の息遣いが目の前で感じられるともにゃんの
演技は、いろんな感情を魅せてくれとっても魅力的でした!こんなにも
狂気で変貌し血みどろになる世界観は衝撃的でした。
ものすごく印象に残り、すごく面白い作品だったなあ。
原作『赤い地獄』「赤い靴」作者川奈まり子さんに原作本に
サイン頂いてきたあ!めっちゃ嬉しかった。
■キャスト
森岡朋奈
君島光輝
知名えりか
永咲友梨
大澤俊英
石橋寛仁
坂本大河
山本佳宏
林綾乃
福地伶央
雅野友里恵
【赤】
松浦良栄
矢崎彩音
【黒】
山田朱音
谷奈実子
〈歌〉 佐伯香織(さよなら、また今度ね)
〈演奏〉あいき堂
■スタッフ
原作:『赤い地獄』より「赤い靴」川奈まり子(廣済堂出版)
脚本:地頭薗祐太
演出:加藤拓也
音楽:あいき堂
主催:株式会社FPアドバンス
そんなこんなで。